第2ラウンド後半 大波乱
『溶岩に続き、井上選手の大技、火炎流域です! 直撃すれば当たった部分が石化し、強制的に戦闘不能になってしまうぞ!』
『これは厳しいですかね……』
『見た感じでは火炎流域は直撃に見えましたがどうなのか? 煙が上がってまったく様子が見えません』
煙が時間が立ち姿が見えてくる。
『た、立っています! 兼田選手まったくダメージが無いのか? しかも余裕の笑みさえ浮かべています! 井上選手を挑発しています! 場内大歓声です! 宍戸さん、菊地さんいかがですか』
『恐ろしいですね……。直撃したはずですが』
『あそこまで入れば大体決まりますよ』
『そういえば火災流域が決まったのに石化していませんね、宍戸さんはご存じですか?』
『効果無効ですね。技の追加効果を無効に出来る技ですよ』
『私も戦いの回数は少なくありませんが、井上選手の熱量制圧にしても効果無効にしても魔法の追加効果そのものが数が少ないのでニーズが低いので滅多に見ないんです』
『なるほど、珍しい技がたくさん見れますね。学生の大会とは思えません』
『しかし、兼田選手はどれ程耐久に自信があるんですかね。効果無効を打つ隙があるなら回避もできなくはなかったはずですよ』
『ニヤリと井上選手も笑いました。回避はしましたが、またさらに攻めこみにかかります』
『平原さん! 兼田選手がいません!』
『姿が見えません! 逃げる場所はなかったはずですが? おや? 井上選手の影が変な形になっているぞ』
『影形同化です。井上選手の影に逃げ込んでいます』
『そこから暗闇弓矢を連続で放ちます! 何とか回避しました』
『かわすのは流石でしたが、バランスが大きく崩れました!』
『体勢が崩れた井上選手に触れて詠唱に入りました。かなり速い高速の詠唱です』
『闇魔法使いに触られるのは危険過ぎます! なんでも出来ますよ』
『これはどういうことか! 井上選手も兼田選手も闇に包まれて見えなくなりました』
『復讐復習……。今まで受けたダメージを全て倍にして返す技です』
『闇が晴れました! 井上選手ダウンしています! 審判は赤旗を3人とも上げました! 決着です! 大本命井上選手撃沈! 2ラウンド2分1秒、兼田選手KO勝利です。最強の3年生が新星に破れました! 大波乱です!』




