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魔法の才能  作者: 35
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第1ラウンド 駆け引き

『ラウンド1! ファイト!』

『さぁ試合開始のゴングがなりました。井上選手はいつもの灼熱地帯ホットフィールドですね。注目の兼田選手はフィールドを展開していませんね。これは宍戸さんご存知ですか?』

『彼女は第2種魔法使い専用の魔法道具を使用されているそうですよ。第1種魔法使いが第2種魔法使いの使う道具を使用することはルール上認められてはいますが、その場合はフィールドを使用することを禁止されています。基本的にはフィールド展開ができないデメリットが大きすぎるのでほぼ適用されていなかったルールでしたが、今回は適用されています』

『井上選手にしては速攻で攻めにかかっていませんね』

『彼は昨年負けがありませんが、唯一KO勝利ができなかったのがこの兼田選手だそうです。その経験があるので、思い切り攻め込んでも勝てないのはわかっているのでしょう』

『そして昨年唯一金田選手が敗北しているのが井上選手らしいです。お互いに因縁はあるみたいですね』

『なるほど、ちなみに兼田選手はかなりのスロースターターで第1ラウンドで相手を倒すことは1度もなかったそうです』

『しかし2人ともかなり距離を開いて戦っていますね。井上選手はどちらも得意としていますし、兼田選手mもどちらでも対応できます』


火炎光線ヒートレーザーを放っています。貫通力や追尾性能もある井上選手のお得意技の1つですね』

『当たってますね。まったく回避する気が無いようです。すべて当たっています』

『すべてクリーンヒットしているのですが、まったく倒れません。わずかに出血は見られます』

『兼田選手何かしてますね。見た感じの変化は見られないんですが』

『あれは強制輸血ブラッドヒールです。えげつないですね……』

『菊池選手ご存知ですか!?』

『本来は自分が出血したときに自分の血液を相手に輸血する技ですが、相手が死ぬ恐れがあるので公式の大会では使用が許されていません。ですから、自分の体力を相手に強制的に移す技として使用されています』

『その利用の意味は?』

『まだ井上選手はこの時点でノーダメージです。つまり体力満タンな訳です。そこにさらに体力を上乗せされてしまうとかえって動きが鈍くなるんです。食べ過ぎの状態に近いですね』

『なるほど、確かに井上選手の技の威力は上がっているようですが当たらなくなってしまいましたね』

『諸刃の剣の技ですが、耐久に自信のある彼女ならではですね』

『ですが、また技が戻り始めましたね。何か井上選手されましたか?』

熱量制圧サモネーターです。自身の状態と関係なく攻撃力を一定にできる技ですね。本来は、相手から攻撃力をダウンさせられる技を使われた場合の対策としての技ですが、能力ダウンの技そのものが需要が低いのであまり使用者がいなかったんです。しかしさすが、会得していましたか』


『ここで第1ラウンド終了です。高いレベルの攻防が見られました』

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