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魔法の才能  作者: 35
41/205

比較的かんたんな方です

「5名様帰宅なされました~。こちらにどうぞ~

店はいわゆる普通のメイド喫茶の作りだが、メイド喫茶以前に、東京での外食すら滅多にない麻美と紗英はキョロキョロして落ち着かない。

「ずいぶんおしゃれで可愛い子ばかりじゃの」

素直に感想を述べる麻美は、メイドを見渡している。

「私、わは、こいれぐきやひ、大丈てでじゃし(わ、私は、これくらひ、大丈夫ですし)」

変に強がる紗英は微妙に噛んで、余計に何言ってるかが分からなくなり、周りのメイドに見渡されている。


「改めまして初めまして麻美お嬢様と紗英お嬢様。明治君がお世話になってるのかな~。ついでに海泉ちゃんもかな~」

目の前に立っているメイドは小柄な明治より更に小柄で37才の父親という情報があっても疑わしい。


「どうも蓮さん。今日はナンバーワンが直々ですか。ありがとうございます」

「ナンバーワンか!」

見た目からはナンバーワンは間違っていないが、若いメイドもたくさんいるこの店で37才の男が1位というのは複雑である。


「沙理ちゃんもありがとう。忙しいのに週3回も来てくれて~」

「沙理先輩常連なしてすか!(沙理先輩常連なんですか)」

「……ここは気楽なの。意外とサービスもいいわよ……」

普段暗めの沙理が明るいこの店にはマッチしてないように見えるが、接客がきちんとしているので誰でも楽しめるようになっている。


「旦那様。早く注文をお取りになってください」

「海泉ちゃん。思いきり偉そうだね~。せめてメイド服は脱いでほしいな~」

笑顔で首をかしげて、両手を組む仕草は可愛らしいが、オーラは黒い。

「メイドにメイド服を脱げとは、それでもメイド服を着ている人を雇っていて、自らメイド服を着ているメイド喫茶の店長ですか!」 

「海泉さん。メイド何回言うんや?」

「それはそうかな~。ごめんね~。注文はどうされます~?」

「あいでまかり通らんじゃか!(あれでまかり通るんですか!)」

「蓮さんちょっと騙されやすいんですよ」

37才の大人があれで大丈夫かと不安を感じさせた。

「……私はいつもので……」

「私もいつものでよろしくお願いいたします」

「「先輩、メニューが(読めん)(読まなぐません)(読めません!)」」

沙理と海泉がメニューを見ないで注文したので、メニューを見たが2人とも読めなかった。


メニュー例

フードメニュー


『ご主人様セット』『お嬢様セット』『ふわふわサラサラ』『気まぐれカレー』『片思い』


ドリンクメニュー


『怒り心頭!』『ガンバレ神社!』『プ(灰色の文字)』『→ク←』


フードはネーミングで中身がわかりにくいし、ドリンクは何のことか分からない。

ただメイド喫茶にしては価格はフード700円くらいと安めである。

その後、秋大が説明して注文しました。全員初めてのお客様にはきちんと説明してますよ。


『ご主人様セット(ボリューム満点のセット)』

『お嬢様セット(美容によいものを揃えたセット)』

『ふわふわサラサラ(和風サラダ)』

『気まぐれカレー(辛さがランダムに変わる)』

『片思い(ビターなチョコレートパフェ)』

『怒り心頭!(コーラ)』

『ガンバレ神社!(ジンジャエール)』

『プ(灰色の文字)(グレープジュース)』

『→ク←(ミルク)』


比較的かんたんな方です。

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