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魔法の才能  作者: 35
37/205

組み合わせ抽選会

『これより第1種学生M-1グランプリの決勝大会の組み合わせ抽選会を行います。選手入場です』

全国予選を勝ち抜いた7人が東京の特設会場に現れる。

 

『Aブロック1位通過! 博多魔法学校  2年生、岡田真澄選手!』

『Bブロック1位通過! 札幌魔法学校  3年生、松本悟志選手!』

『Cブロック1位通過! 東魔法学校   2年生、兼田沙里選手!』

『Dブロック1位通過! 東魔法学校   3年生、豊本明治選手!』

『Eブロック1位通過! 名古屋魔法学校 3年生、井上輝選手!』

『Fブロック1位通過! 関西魔法学校  2年生、若森歩美選手!』

『Gブロック1位通過! 広島魔法学校  3年生、中田勝選手!』


『以上7名に、もっとも優秀な2位通過者を加えた8人で決勝を行います!』

するともう1人姿を見せる。 

『ワイルドカード枠はDブロック2位通過。仙台魔法学校3年生の山本望選手です! では8名の方にはこちらの箱からくじを引いていただきます』


第2種魔法使いの大会が終わって間もなく、第1種魔法使いの予選が行われ、その予選での成績優秀者が集まって組み合わせ抽選会が行われた。


組み合わせ抽選会とは、決勝ラウンドを戦う8人のトーナメント表を決めるものである。

決勝進出者は1~8まで書かれた数字の入っているくじを引き、早い数字を引いた人は左から順番にA~Hまでのアルファベットが振ってあるトーナメント表の好きなところに入ることができる。

シンプルな勝ち抜きトーナメント表ながら、完全に運頼りではないところに戦略性がある。

レベルの高いメンバーが揃うため、相手の選手の情報も多少なりとも事前に得ているので早いうちにあたっておくのか、避けるのかという駆け引きもあり、この抽選会がテレビでオンエアがあるくらい人気がある。


もちろん、第2種も同じルールを採用している。描写がなかっただけです。


「沙里、明治。何番引いた?」

秋大も付き添いで来ていた。

「……私は6番よ……」

「ぼくは8番。これだと相手を選べないからあまり意味がないじゃない」

「2人ともずいぶん遅い番号を引いたね。とりあえずは様子見しようかな」


『まずは1番の番号をお持ちの方いらっしゃいますか?』

立ち上がったのは身長の大きなイケメン男子。

『まずは松本悟志選手です! 2年前の新人戦2位、昨年2位の実力者です。ではお願いします!』


彼は迷うことなくAに入る。

『Aを選びました。これは当然です』

1日で全ての試合を消化するため、第1試合で戦ったほうが勝った場合多く休めるからである。1の番号を引けば、まず間違いなくAに入る。


『2番の番号をお持ちの方お願いします』

立ち上がったのは笑顔でほんわかとした雰囲気をかもしだす女子生徒。

『次は岡田真澄選手です。昨年の新人戦で優勝しております。こちらも実力者です。ではお願いします』

彼女はちらりと右のほうを見てからBに入る。

『Bを選びました! いきなり1組目が好カードになりました! 1回戦が有利とはいえ、昨年2位の松本選手を避けませんでした!』

1回戦を戦う2人は握手をした。


『では3番の番号をお持ちの方いらっしゃいますか?」

立ち上がったのは少し落ち着いた感じの男子生徒だった。

『こちらの選手は山本望選手です。新人戦、昨年の大会に参加されていた馬場選手を破っての進出なので、実績はありませんが実力はあると思われます。よろしくお願いします』


彼は迷わずEに入る。

『Eに入りました。さすがにあの2人とは厳しいでしょう。避けましたね』


『4番の番号をお持ちの方はお願いします』

立ち上がったのは活発で勝気そうな女子生徒。

『若森歩美選手です! 昨年の新人戦で2位に輝いております! 昨年のリベンジに燃えているはずです。お願いします』

一切横を見ないでFに入る。

『Fです! Fに入りました! やはり左のブロックは厳しいのか! 2組目も確定しました』


『5番の番号をお持ちの人はいらっしゃいますか?』

立ち上がったのは明らかに余裕のある顔で笑顔を浮かべた細身の男子生徒。

『ついに来ました! 井上輝選手です! 2年前の新人戦優勝、昨年同大会も優勝。史上2人目の3連覇が今年懸かっています よろしくお願いします』

笑顔のままCに入る。

「Cを選びました! 優勝を狙うだけに早めの場所を選びました! 左側のブロックが昨年の本選1位、2位、新人戦1位という死のブロックとなりました!」

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