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魔法の才能  作者: 35
25/205

あてになりますかね?

「でも、1年生でまだ5月半ばなのに副会長大変ではありませんか?」

「いえいえ、生徒会に入るといくつか面倒な課題が無しになるので。例えば、週に1回は第3種魔法使いの協力者を見つけてきて、道具の実験を行ったりする課題があるんですけど、それが免除になるので、自習の時間を増やせますし」

特に妙案もなかったので、第2種魔法使いの実験などを行う実験室に一応向かうことにした。

その際の雑談で、第2種の授業が他の2つとは大きく異なることが海泉にはわかった。

第1種魔法使いと第3種魔法使いは一般的な学校と同じような授業が組まれる。

だが、第2種魔法使いは週に2回の座学と週に2回の実験があり、この2つさえこなせば、後はかなり自由になっている。

自由に使える時間が多い方が、道具を作るのには都合がよい。もちろん、ある程度の知識があることが前提だが、東魔法学校に入るような生徒は、入学前から勉強をするため知識はかなりあるものである。秋大もその例に漏れず、自ら道具を企画して、教官に提出をしていた。

秋大が機嫌が悪かったのは、教官が自分の出した企画をあまり評価しなかったためであるらしい。


「さっき道具を作るのには半月かかるって言ったんですけど、正確には企画を通すのに半月かかるんですよ」

大量生産品であれ、オーダーメイドであれ、まずは使用者に危険が無いように最低限の審査を受ける。

この企画を通した後に、約1ヶ月かけて道具を自分のものにするのだ。

いずれも、企画時点では同じものである。大量生産品は、ここからランク付けをして、一定のランクなら誰でもできる様にする。

オーダーメイド品は、使用者に合わせたランクにして、その人だけが使える様にする。


「一応俺は企画を通した道具が3つあります。どれか1つでもあてになりますかね?」

2人とも席に向かい合わせに席に座る。

「ありがとうございます。せっかく通った企画を私に見させていただいて」

「どれも一応通っただけです。あまり期待はしないでくださいね」

そういうと、秋大は3枚紙を取り出して広げて説明を始める。



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