隠し続ける
「秋ちゃんは第3種魔法使いとしてずっと研究をし続けていたから、実験もうまくて無免許だったから公式にはだせなかったけど、すごい道具をたくさん作ってたじゃない」
「とんでもないですね」
16歳以下の人間が通常道具を作ることは無い。
模擬用ならまれにありえるが、それですらかなり珍しい。
第3種魔法使いになるには、かなり多量の知識と技術を要するので、魔法学校入学までは、まず知識を得るための訓練が多い。
仮に物心がついてからすぐに始めれは入学前になんとか作成までいけるが、普通はまず第2種魔法使い、つまり実際に魔法を使う方を目指すことが多い。
それが厳しい場合に第3種魔法使いに転向するというケースが多い。
第2種魔法使いとしての訓練を受けておくと、第3種魔法使いの道具の実験を自分でできるなどメリットも大きい。
そのため、第3種魔法使いだけを目ざすというのは、かなり一握りになる。
「秋ちゃんの道具は製作者不明でおじいさんが販売してものすごく売れたんだけど、マスコミとかにばれそうになって、大量生産を求められそうになったから、売らなくなったんだよ。当時から秋ちゃんは好きに道具を作るのが大好きだったじゃない」
秋大の作った道具を使った第2種魔法使いが非常に好成績を残したため、マスコミが頬っておかず、極秘であった秘密をつい話してしまった為、明治の祖父が完全に隠した。
「それでも、秋ちゃんが1人で好きに研究するには十分すぎるほど稼げたから、休みの日はいつも何か研究してたんだ。それで12月の終わり頃に、南極に突然行きたいって言い出して、そのまま2週間くらい帰ってこなかった時期があったんだけど、その後にあの聖槍の完成を見せてくれたじゃない」
「え……、じゃああの槍は、魔法学校入学前に完成していたんですか?」
「そうだよ。しかも秋ちゃんは光属性を作ったつもりだったんだけど、聖属性を作っちゃったんだ。あまりにも強すぎて、おじいさんが隠すように命じたんじゃない」
彼が完成させた槍はあまりにも強く、悪用されることだけはあってはいけないと当時明治の祖父は思っていたらしい。




