表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/80

第68話 この世界のお茶不味い

タイトルあんまり意味ないです。

「アキラ。パーレンダーティの群れが、この都市に向かってきているらしいわ」


「え、マジで?」


ユナイテッドシャイニングとかいう組織のアジトで悠々とお茶を飲んでいたら、システィアからそう聞かされた。


「何で?あいつら放っとけば無害な奴らだろ?」


パーレンダーティ。ライオンと鶏とマンボウを足して三で割ったような見た目をした魔物である。・・・どんな見た目?


「前にアキラが地下都市のよく分からない組織を潰したじゃない?その首領が、パーレンダーティの子を攫ったのよ」


「え、マジで?」


パーレンダーティは、アホみたいな数の群れを作って生活する魔物だ。見た目こそグロいし、奴らがたくさん集まっていれば吐き気を催すレベルに酷い光景を生み出すが、何もしなければ、目が穢れることを除けば特に害は無い、穏やかな生き物だ。


しかし、奴らの子に何かがあった場合は別だ。昔パーレンダーティのキモさに耐えかねて、子を殺してしまった男がいたらしいのだが、パーレンダーティの群れの怒りを買い、その男が住む村ごとパーレンダーティに滅ぼされてしまったという話がある。本当かどうかは知らん。


「というか、地下都市の首領何やってんの?前に数本骨を折ってから土下座させて、これから悪いことはしませんって誓わせたはずなんだけど」


「意味無かったみたいね」


「えー」


結構本気で反省してた・・・かは分からないが、俺には相当怯えていたんだけどなぁ。少なくとも俺がこの都市にいる間は、変なことはしないと思っていたんだが・・・


「仕方ない、ちょっとぶちのめしてくる」


「ああ、私がさっき半殺しにしてきたから大丈夫よ」


「仕事はやっ」


流石システィア、優秀だな。


「パーレンダーティの子は?」


「死にかけていたから、そのままとどめを刺しておいたわ。下手に苦しませるのも、どうかと思ったから」


「そ、そうか・・・」


助けるんじゃなくて、トドメ刺したのか・・・。まあ良いけど。


「でも子が死んだってことは、パーレンダーティの群れが襲って来るのは間違いないよな・・・。数は分かってるか?」


「憶測らしいけど、五千くらいって聞いたわ」


「思ったより多かった」


多過ぎ。パーレンダーティの群れは数が多いが、中でも相当大規模な群れだったみたいだ。


「まあ、パーレンダーティの相手頑張ってくれ。俺はその辺でウロウロしてるから」


「アキラも手伝いなさいよ」


「面倒だから嫌だ。パーレンダーティくらい俺がいなくとも何とかなるだろ」


パーレンダーティは、その見た目の割に弱い。問題は数だけだ。しかし、


「さっきから妙にユナイテッドシャイニングの連中が慌ただしいと思っていたが、パーレンダーティに対応するためだろ?だったら、問題無く対処できるだろ」


その数さえも、恐らくこちらの方が上だろう。チンピラって数だけは多いからね。


「確かにそうだけど・・・」


「なら良いな?俺は俺でやることがあんの。悪いけど、そっちには構ってられない」


そう言うと、システィアは怪訝そうな顔をした。


「アキラに用事なんてあるの?」


「どういう意味で言ってんのそれ」


なんかかなり馬鹿にされた気がする。気の所為?


「じゃあ、用事済ませてくる。もし早く終わったらそっち行くから」


「ええ、お願い」


だらだらと歩いて、出口へ向かう。


「師匠、どこか行くんですかー?」


途中でキリナに話しかけられた。


「おう。俺は何処かに行くけど、お前はここから動くなよ」


「分かりました!」


どうしよう、全然信用出来ない。キリナは普段俺かシスティアの目の届く範囲にいてもらっているが、今はそういうわけにもいかない。


俺は用事を済ませなくちゃいけないし、システィアはパーレンダーティの相手をしにいかなくてはいけない。どちらかについて行くのもアウトだ。俺について来るのは論外だし、システィアについて行くのも危険な気がする。


今までのキリナの運動性能を見る限り、パーレンダーティの群れが相手でも余裕で立ち回れる気もするが、能力的にはともかく性格的には完全にアウトだ。絶対に何かかやらかす。


「本当にここから動くなよ?冗談で言ってるんじゃないからな?」


「もう、そんなに言わなくても大丈夫ですよ!私、ちゃんと言われたことは守りますから!」


絶対に嘘だ。信用出来ない。だってこの子俺の言いつけ守ったことないもの。


「ちゃんと守れよ・・・?じゃあ、俺は行くから」


「はい!いってらっしゃい!」


いってらっしゃい、だと・・・?どうしよう、今までシスティア以外にいってらっしゃいって言われたこと無いから、結構嬉しい!


「ああ、行ってくる!」


ちょっとハイテンションになりながら、軽やかな足取りで人気の無い場所へ向かっていく。どんどん進む。そして、


「うわぁ、折角気分が良い時なのに、攻撃されるとか嫌だなぁ・・・」


完全に人気が無くなると、後方から矢が飛んできた。まあ、『範囲誘導』があるから当たらないんだけどね。


「バールフォウス様の仇、討ちにきた・・・!」


そしてぞろぞろと現れた黒尽くめの連中。


「念の為に聞くけど、地下都市の連中だよな?」


「然り。バールフォウス様の仇は、今ここで討たせてもらおう」


そうだろうなーとは思っていたけど、やはり昨日から俺の周りをうろついていたのは地下都市の連中か。コソコソやっていたみたいだけど、『索敵』で数から場所まで丸分かりでした。


「俺を襲うのは、俺が地下都市を潰したからか?」


「然り。貴様の所為で、我等の計画は無駄になり、バールフォウス様は二度も生死の狭間を彷徨うことになってしまった。その罪、貴様の命で償ってもらおう」


・・・うん。さっきからバールフォウスバールフォウス言ってるけど、誰?知らないんだけど。


「まあ、殺しに来るなら容赦無く潰してやるよ。雑魚ども諸君、かかってこい」


「・・・死ね!」


俺と地下都市の(もう潰れた)組織の奴らとの戦い、勃発。

さっきFGOで邪ンヌこい!って思って10連引いたら本当にきた。嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ