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第60話 思い通りいかないのが普通

もうこの更新速度が普通になってしまった。早くなる日は来るんでしょうか・・・

「さてシスティアさん。貴方にどのコースが良いか聞きます」


この都市のシャイニングのアジトの前に着いたので、システィアに質問する。


「コース?」


「うん。Aコースは、ドアを蹴破って中に入って、視界に入る人全てをなぎ倒すコースです」


「取り敢えずAコースはないわね」


え、マジ?バトルジャンキーのシスティアさんならこれを選ぶかと思って先に言ったんだけど。


「Bコースは、普通に入って自分達が今は無きシャイニングのトップだと名乗って話し合いをするコースです」


「Bコースにするわ」


まだ最後の選択肢を聞いていないのにBコースを選ぶシスティア。


「人の話は最後まで聞け!」


「え、ええ」


「よし」


全く、ネタ枠のCコースを聞かないで決めるとかありえないわ。これが言いたいからこんな質問したというのに。


「Cコースはですねー?あらゆる出口を完全封鎖した後建物を外から燃やす」


「Bコースにするわ」


チッ、Bコースかよ。Aコースにしろよ・・・。まあシスティアならBコースを選ぶと思ってたけどね。Cコースはネタだからどうでも良い。


「そっかー。じゃあキリナはどれが良い?」


ここでキリナに振る。キリナなら俺の期待する選択肢を選ぶって信じてる。


「Aコースが良いです!」


「あら偶然。俺もAコースにしようと思ってました。多数決でAコースに決定!」


「わーい!」


「キリナ!?」


キリナは喜び、システィアは悲鳴をあげる。アホのキリナならAコース選ぶと思ってました。


「じゃあ突撃ぃ!行くぞキリナ!」


「はい!」


「ちょっと!?」


システィアがなんか言ってるけどシラネ。俺はやりたいようにやります。


「キリナ!お前にドアを蹴破る大役を任せよう!」


「分かりました!えい!」


可愛らしい声とともに繰り出される必殺の蹴撃。ドアはひしゃげて吹き飛んで行った。


すげえなキリナ。流石脳筋職。


「なんだ!?」


中からむさいおっさんが出てきた。


「死ぃねぇぇぇぇぇ!!」


「ギャァァァァァァ!?」


取り敢えずドロップキック。吹き飛んでいくおっさん。そのうちこのドロップキックに技名つけよ。


「さて中に入るか」


「はい!」


キリナと共にアジトの中に入っていく。システィアは放心状態なので無視。


「なんだお前ら!」


中にいたチンピラが俺たちを見て怒声を上げる。煩いっすね。


中は結構広くて事務所っぽくなっていた。これから荒れ果てることになるであろう可哀想に。


中にいる人は18人。みんな弱そうだし勝てるだろ。


「俺の名はエイラ!地獄のサンショウウオとも呼ばれている!」


「なんだそのダサい二つ名は!あとお前エイラさんじゃねえだろ!」


ふむ、雑用係のことは知っているのか。やっぱりここはシャイニングのアジトなんだな。支部なんだろうけど。


「煩い!一瞬考えて決めた二つ名に文句言うな!殺すぞ!いや、死ね!死んで詫びろ!」


「なんなのお前!?」


「みんな大好き水瀬明さんでーす。みんな、よろしくね!」


「水瀬、明?どっかでその名前、聞いたことがあるような・・・」


お、もしかして俺のこと知ってるのか?まあ一応シャイニングのボスやってたからね。知っていても不思議ではない。


「・・・でも忘れるくらいだし、大したことないか」


大したことあるよ!元あんたらのボスだもの!会ったことないけどさ!


「アキラ、待ちなさい!」


放心状態から回復したシスティアが来た。チッ、邪魔はさせないぞ・・・!ストレス発散の為、こいつらを殴る邪魔は!


「システィア!あっちに空飛ぶ猫が!」


「もう騙されないわよ!あと屋内だから空は見えないわよ!」


チッ、2ヶ月くらい前はこれで散々騙されていたのに・・・。システィアも学習したというわけか。


「師匠!猫はどこですか!空飛ぶ猫なんて凄く可愛いです!」


騙されるキリナ(バカ)が1人。流石キリナさんマジぱないっす。


「え、システィア様・・・?」


ここでシスティアという名前に反応する奴がいた。


「システィア様だって・・・」

「システィア様だと・・・?」

「システィア様・・・?」


なんか知らんけど、チンピラ共がシスティアという名前にざわついている。これはまさか・・・


「本当にシスティア様だ!俺、見たことある!」


その中の1人が、システィアを見て叫んだ。


「マジかよ!救いの女神がなんでここに!?」


「知るか!とにかくお祈りしろ!」


「システィア様ぁぁぁぁぁ!!」


チンピラ共が全員、揃ってシスティアを拝み始めた。


駄目だ・・・。こんなことになったら、こいつら殴れないじゃないか・・・


俺は心の中で泣いた。ストレス発散ができなかったことと、システィアのことは全員知ってるのに俺のことは誰1人知らないことの所為で。

艦これにどハマりした。ニワカと言われるかもしれないけど第六駆逐隊は天使。


次回モブ回という名の桐生さん回です。語りはモブですが、桐生さんがメインになります。

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