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第10話 俺の周りはバカだらけ

書くの大変でした。

「本当にアキラも行くのか?」


この世界に来てから半年が経ち、俺たちはダンジョンの前に来ていた。


「やめておいたほうが良いんじゃないかな?今から行くダンジョンは敵が強くて危険だよ?」


だが、俺はモブと雪菜からくんじゃねーと言われていた。泣きたい。


「大丈夫だって。俺もこの半年間何もしてなかった訳じゃないんだぞ?自分の身を守ることくらいは出来る」


「そうかもしれないけど・・・」


「別に死んだとしても自己責任。お前らのせいじゃない」


まあ死なないがな。


「そっか・・・。なら、私が守るから。水瀬君には傷一つつけさせない」


「そうか。ありがとな」


女子に守られるとか恥ずかしいんだけど・・・。まあいいか。

そうだ、ここでクラスメイト何人かのステータスを確認しよう。まずモブからだ。



================================

佐藤拓郎 (さとうたくろう)17歳


侍 Lv58


HP849

MP42

STR682

VIT531

INT32

MDEF550

AGI744

DEX313


スキル

身体能力強化 武器強化 居合斬り 心眼

背水の陣 斬波 危険感知


================================




次は雪菜。

================================

桐生雪菜 (きりゅうせつな) 16歳


魔女 Lv56


HP612

MP816

STR118

VIT318

INT712

MDEF317

AGI513

DEX619


スキル

魔攻強化 高速詠唱 詠唱簡略化 並立思考

索敵


================================


こんな感じだ。この二人はクラスメイトの中でもドップクラスの実力を持っているらしい。モブのくせに生意気な。

ついでに白河のステータスだ。



================================

白河零矢 (しらかわれいや) 17歳


勇者 Lv51


HP1023

MP916

STR819

VIT754

INT727

MDEF754

AGI813

DEX801


スキル

身体能力強化 魔攻強化 聖剣 希望の光

背水の陣 光纏 危険察知 空歩

魔滅の光 逆境


================================


はい。白河君も勇者なんですねはい。

レベル低いのにモブ達より明らかに強い。流石は勇者だな。・・・死ね。


そこで引率の先生・・・ではなく騎士団長より声がかかる。


「聞け!ここは来たことのないダンジョンだが、強くなったお前らは恐れることはない!問題なくクリア出来る!まあ誰かさんは抜くがな。よし、行くぞ!」


「「「「おお!」」」」


あの騎士団長(クズ)、さり気なく俺を馬鹿にしてきやがった。よし、後で殺すぞ!


ぞろぞろとダンジョンの中に入って行く。が、


「水瀬。君は来ない方がいい」


「あ?」


白河(バカ)に話しかけられた。


「なんでだよ」


こいつに心配されんのはなんか癪なんだが。まあ、実際は心配なんてしてないんだろうけどね?


「君は弱い。そんな奴が来るべきじゃない。桐生さんの迷惑になる」


いや、なんでそこで雪菜が出てくるんだよ。あれか、惚れてんのか。・・・もしかして今までちょっかい出されたのって雪菜が俺と仲良かったからなのか?・・・いや、それは無いか。高校に入ってから雪菜と話したのってこの世界に来る直前が最初だし。


「私は大丈夫だよ。それに、人を守るのもいい訓練になると思うし」


よし、言ってやれ雪菜よ。だが女の子に守られるのってプライドズタズタになるんだよ?


「いやでも・・・」


「そもそも私が好きでやるんだから白河君には関係ないでしょ?」


ははは。白河ザマァ。


「くっ、覚えてなよ!」


何故か最後に小悪党っぽいセリフを言いながら白河が逃げていった。悪いな白河。俺どうでもいいことはさっさと忘れる主義なんだ。


「よし、行くか」


改めてダンジョンの中に入って行く。





ーーーーーーーーーーーーーーーー

ダンジョンに入って6時間程経つが、ここまでなんの問題もなく来れている。だが、


「白河君すごーい!」

「流石は勇者様!」

「キャーーー!!」


あの辺の女子共が煩い。完全に俺の鼓膜を破りに来ている。おのれこれが白河の策略か・・・。そういえばダンジョンに入る前に白河がなんか言ってた気がするな。忘れたけど。


このダンジョンの敵は勇者たちの敵じゃないのか、サクサク進んでいく。ちなみに俺は後ろの方でただ付いて歩いているだけである。どうせ戦うなら、ここぞってときにしたいじゃん?


まあサクサク進むのは良いけど、モブが地味に強いのが何となく違和感を覚える。何だよその強さ、モブじゃねーじゃん。良いのか?お前のアイデンティティが無くなっても。


「あれ?これはなんだ?」


男子生徒から声が上がった。見ると、変な模様の付いている箱を持っている。あいつの名前なんだっけ・・・うん、忘れた。というかそもそも最初から知らないな。


「む、それは・・・。珍しいな、それはミステリーボックスだ」


騎士団長が答える。ミステリーボックス?随分珍しい物見つけたな。俺も見るのは初めてだ。


「ミステリーボックスは、開けると何かが起こる。敵が出てきたり、強力な武器が出ることもある」


それを聞いた男子生徒が喜ぶ。こいつ敵が出てくるかもって聞いてなかったのか?果てしなく都合のいい耳をしてる模様。耳鼻科行け。


「なら開けてみましょう!」


「待て、迂闊に開けるな!」


止めるのも聞かず、男子生徒は箱を開けた。

すると箱が光り、反射的に目を閉じてしまう。目を開けると場所が変わっていて、


「・・・あれはドラゴンか?」


巨大な龍が目の前にいた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あ、あいつはヤバイ・・・。」


馬鹿なクラスメイトのせいでドラゴンと戦うハメになってしまった。どうしてくれる。騎士団長ビビってるし。


「はっ!いいじゃねえか。あいつは俺の獲物だ!」


そんなことを言いながら宮野?だったかそんな感じの名前の男子が突っ込んでいく。


「オラァ!」


剣を突き立てる。だが、


「なっ、効いてない!?」


ドラゴンには傷一つつけられていない。カッコ悪。


「クソが!」


何度も斬りつけるが相変わらずノーダメージ。学習しろよ。


「ゴアァ!」


おお!ドラゴンが火の玉吹いた!

それをもろに喰らい宮野(バカ)が吹っ飛んでいく。あれ死んだんじゃね?


「宮野がやられたぁ!」

「どうすんの!?勇者の攻撃が効かないなんて!」

「ウワアアアアア!」

「逃げ道は!?逃げ道はないのか!?」


あ、今気付いたけどここ逃げ道ないな。つか、一人やられた程度で恐慌に陥るとかメンタル弱すぎだろ。これだから自分で考えることができない連中は・・・。レベリングの前に、不測の事態に対応出来るようにしろよ。


「皆大丈夫だ!僕が守ってみせる!」


白河テメエ皆って言ってるわりに女子に対してしか言ってないだろ。というか雪菜にか?だが、


「水瀬君下がってて!」


白河を無視して雪菜がドラゴンの前に立つ。頼もしいな惚れそうだぜ。この世界来てから雪菜が大声出すの増えたなぁ。でも後衛職がそんな前に出てどうすんだよ。


「グラァ!」


ドラゴンが走り回る。だがそれだけでも大変な被害が出ている様子。この非常時に我らが騎士団長は、


「クソっ!なんで俺がこんな目に遭わなくちゃいけないんだ!」


文句言ってるだけで役に立たない。他の奴らも駄目そうだ。・・・仕方ない。













俺がやるか。









・・・・・・でももうちょっと被害出てからにしよう。なんか助けるの癪だし。

ごめんなさい。無双するのは次になります。

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