今まさに変化するもの
今まさに変化するもの
膨らんだ 寂しさと夢
苛立ちと 怒りに溢れたそれは
一番優しいもの
そっと手を取り 壁となる 母のように
それと私を 繋げるもの
空と 海と 太陽と
それら美しい いろいろ
彩るままに 滅びるものか
信じられないのは 今まさに
変化しようとするからか
旋回する鳥は呪う 祝砲の行方を
生きようとした 過ちなのか わからず
知ろうとしたことは ことごとく 消える
目の前にある なのに消える
陰謀とさえ 思わせず 消える
真に受け 花を 愛すべきだと
醜く尖った 牙が 笑う
層になり 浮かぶ苛立ち もはや耐えきれず
沈むまま 身を任せたい できない
何を 見ている 私の 中 人間よ
既に 私も 人間だった
結びつけられた喜びに 軽蔑を覚え
抜け出すために
今まさに変化しようとする