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第26話〈魔猫編・再び走り出す猫〉 

我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈魔猫編〉


第26話〈魔猫編・再び走り出す猫〉  



白いトンネルの先に…ああ、またここに戻って来てしまったのですか。


どうやら、本当に戻れる確信は無かったのですが、やはり拙者が死んだ事で、また繰り返しの手筈を踏むことになるやと思いきや…何故にか満足し切ってしまった自分自身に驚きなのですよ(え)。


悔やむべきは、ミー先輩の死に目に立ち会えなかった事ですが、しかし仇は討てました。


妙に心穏やかな今、果たして、拙者はまた繰り返す必要があるのかと?



その時、四方から光が集まり、拙者の前に巨大な水晶の塊りが出現していました!?


…これは…一体?


恐る恐る手を振れると、肉球を通して伝わってくる霊力の奔流…これは拙者そのものの霊力ではありませんか??


おかしいですね?前回は確か、こんな物は存在していなかった筈ですよ?



『『…空さん…聞こえますか?…私は千寿です。』』



おお、千寿殿!?しかし、お姿は見えませんね。

もしかして、この水晶から声が聞こえます?



『『…空さんと同期した、この全領域開闢端末ア・ウェイザイム・セブン〈七罪〉を通して…あなたの魂に語りかけておりますわ…』』



むむ、ではやはり、拙者は死んだのでしょうか…?


想像以上に、あのホ◯ョ殿から頂いた羽根が強力だったようで(汗)。



『『…ええ、確かに、空さんは死にました…同時に、あの生き霊も消滅したようです…』』



おお、それは僥倖!!



『『…故にこそお伺いしましょう…あなたの天狐の魂「9」を使用して、もう一度やり直しを行いますか?』』



…ちょ、ちょっと待って頂きたいですねっ!?


いや、それよりも天狐の…魂ですと?

天狐といえば自称の狐…トビでしたか?

アレは拙者のことを空狐と呼び続けていましたが…



『『…やり直しをtriggerスキルで行った場合…七罪補正効果〈開闢級〉は因子制限を受け、現段階の経験値蓄積量では技能スキルの全てを引き継ぐ事は不可能ですが…魔力値…つまり霊力容量のみを引き継ぎ可能となりました…ご自身の身体情報ステータスを確認しますか?』』



千寿殿の言っている事は全く分かりませんが(え)…もし今の霊力量を持ち越し出来るとするならば、それはかなりのアドバンテージとなるのでは?


また仔猫から…と考えると億劫ですが。


そして拙者の前に、青白い画面が…ああ、これは以前にも見ましたね?夢の中で。

夢から醒めると忘れてしまいますが…拙者の身体情報ステータス画面というやつです。


しかし見るまでもありませんね…



『『…空さんが望むように…繰り返しをやめるという選択肢も、勿論あります…しかし今生の結果…後に残された者たちがどうなったのか…知りたくはありませんか?』』



何ですと…?


そして、走馬灯のように…拙者の脳裏に映し出される映像には…


拙者の亡骸を抱えて泣きむせぶゴン殿の姿が…黒い闇に吞み込まれて、その顔は狂気に歪み…(?)。


な、何ですか、これは!?


漆黒の翼を背に、双角を額に生やしたゴン殿から…憎しみに支配された陰の気が渦のように巻き上がりました。

その重圧が華岳かがく寺を完全に押し潰し…ああ、ゴン殿!!それはおやめ下され!?

逃げ遅れた生臭坊主の本体である住職をも犠牲にし…拙者は目を逸らすしかありませんでした…



『『魔に魅入られたゴンさんは…魔王猫と化し、あらゆる野良犬、野良猫も含めて…殺戮を繰り返す未来となりました…それでも良いのですか?』』



…なんてことですか。 

あの心優しいゴン殿が、このような災いを為すというのですか!?

そしてあのような姿にっ!?


もしや?拙者も危うく…この魔猫もとい(?)魔王猫になる寸前だったのやも知れません!!

それを引き留めてくれたゴン殿が…何の因果か?儚くも魔に魅入られるとは?



拙者は目を背けます。

そんなゴン殿を止めようとリンリン殿とボス殿が挑みますも、返り討ちにて倒れ、の山が枯れ果てていきます…!?


くっ、このままで良いわけがありません!!

拙者が死んだ結果、こんな未来になってしまうなど本末転倒ではありませんか(汗)。



拙者は手を伸ばしました。


『ニャニャ(もう一度!!もう一度だけ、チャンスを与えて下されっ!!)。』


光のその先に…もう二度と失いたくない仲間たちの為に、拙者はもっともっと強くならねばならないのです!!

何度繰り返そうとも、このような未来を認めるわけにはいかないのです!!



『『…そして空さん、忘れないで下さい…あなたの八幡の神使の加護により…その神使に関する聖遺物は…』』



その瞬間、光が瞬く。


その光が言う。



『…我が氏子が為、その秘めたる八つの魂を使い、並行世界を繰り返すが良い』と。



ならば再び返そう、おうと。


拙者はまた走り出した、その光の果てに向かって後ろも振り返らずに…。



〈魔猫編 終わり〉


◆ ◆ ◆


クウ君♂

種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉

階級〈血統書付き〉


カテゴリー〈2.5+〉 

戦闘力 25

防御力 24

生命力 25

回避値 25

知能値 10+〈16〉

器用値 28

魔力値 60+〈300〉


風属性エア 25


戦技バトルアーツ

奥義「猫鎌切り裂きの刑」

秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」


固有戦技パーソナルアーツ

「明鏡止水モード〈絶〉」

「泰然自若モード〈壊〉」

「意馬心猿モード」

「琴心剣担モード」


固有戦技パーソナルアーツ

猫霊剣Level 1

「撫で斬り」

「短冊斬り」

「銀杏斬り」

「十字架斬り」

「乱斬り〈八刃〉」 

「意馬心猿地雷〈10〉」

「意馬心猿機雷〈1〉」

「意馬心猿爆雷〈1〉」


固有能力パーソナルスキル  

猫の霊眼

天狐の魂「8」

七罪補正効果〈開闢級〉

trigger〈繰り返す〉

猫闘気・猫霊力「統合丹田」

「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」

八幡の神使の加護


能力スキル

霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊穴 闘気


従属霊

…………


称号

白い悪魔

無双のサムライ猫 

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