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第25話〈魔猫編・振り返らない猫〉

我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈魔猫編〉


第25話〈魔猫編・振り返らない猫〉 


 

もうもうと立ち込める砂煙。

爆風と共に脱した拙者でありましたが、生臭坊主の存在感は消えていません(?)。


爆散して飛び散った液体が…またしても、蠢き、集合して元の姿に戻ってしまったのです。


一方の華岳かがく寺は、屋根瓦が大破し大惨事です。

大変に申し訳ないとは思いますが…



『『ヒョッヒョッヒョ…効かぬのじゃ。そもそも、ワシを倒したところで、本体の煩悩が消え去らぬ限り、ワシは幾らでも蘇って来るのじゃぞ?』』



だから、どうしたと…?



『『いい加減に諦めるのじゃ、クウよ?』』



『ニャニャ(諦めませんよ?サムライ猫に諦めるという言葉はありませんので…)。』


そうして、拙者は遂に切り札を出します。


『ニャニャ(これぞ、意馬心猿機雷…起動開始!!!)。』



ドドド…ドドド…ドドドッッ(射撃)!!!



『『ぬおぉぉ!?こ、これわぁぁあ!?』』



一転して悲鳴を上げる生臭坊主。


雨霰と降り注ぐこの攻撃は、頭上に設置しておいた意馬心猿地雷の上位派生…限界まで詰め込んでおいた拙者の意馬心猿モードの霊力を、自律稼動で迎撃し続ける超兵器。


『ニャニャ(決定打にはなり得ませんが…その場に足止めするには十分ですよ?)。』


無様に地面に張り付けられ、地を這う生臭坊主。

液体の能力で地面に潜ろうとしているようですが…拙者の意馬心猿モードの霊力がそれを妨害しています。無駄な努力ですぞ!?



『『くっ。クウよ!!この攻撃も永遠に続くわけではあるまいて、それこそ無駄じゃ!!ワシをこの地に封印したところで、いつか必ず復活するのじゃぁ!!!』』



『ニャニャ(誰が封印すると言いました?)。』


この生臭坊主は必ず消滅させます。

たとえこの拙者の命と引き換えにしてでも…


『ニャニャ(猫霊剣・十字架連鎖斬りぃぃ!!!)。』


琴心剣担モードで貫く十字架斬りを、これでもかと突き刺す。

何度も何度も…


十字架の霊力が隙間なく生臭坊主の身体を埋めていく…まさに針のむしろ(?)。


『ニャニャ(拙者の霊力が尽きるまで、幾らでもお付き合いいたしましょう!!霊力が尽きたら闘気で…闘気が尽きたら素手で!!)。』



『『ぎゃぁぁああ!?や、やめるのじゃあぁぁ!!やめてくれなのじゃぁあ!!!』』



ああ、これが愉悦でしょうか?興奮が止まりません(?)。


このまま、永遠に突き刺し続けたい…針の山を前に、そんな暗い衝動が拙者を突き動かして…?



『フニャ(クウ君!!だめだよっ!!今のクウ君はいつものクウ君じゃないよぉぉ(涙))。』



はたと、その場に割り込んで来た人物を…拙者の濁った瞳が捉えました。

あなたは…どうして、ゴン殿がここに??


『ニャフ(目を覚ましてよ、クウ君!!怒りに囚われちゃ駄目だよ!!その魔に引き込まれないでっ!!)。』


魔…ですか?


ああ、師匠の言っていたソレが、いつの間にか拙者は囚われていたようで…?

いけません、このままでは帰って来られなくなるところでしたね…(汗)。


『ニャニャ(…ええ、もう大丈夫ですよ、ゴン殿。危ないところを…ゴン殿っ!?)。』


『ニャフ(うわっ…ゴボッ!?)。』


ゴン殿が、足元から黒い粘液に飲み込まれて!?


『ニャニャ(まさか…生臭坊主!?貴様っ!!)。』



『『ヒョッヒョッヒョ…気を抜いたのぅ…クウよ?先に切り離してあったワシの半身を…気付けなかったのがお前の敗北理由じゃよ(笑)。』』



くっ。生臭坊主の本体の消耗は著しいと言うのに…ゴン殿からも霊力を吸収しようというのか?

先に罠を仕掛けていたとは…不覚!!



『『さあ?ワシから手を引けば…ゴンは解放してやろうかのう?どうする…?その後、クウにはワシの従属霊となってもらおうかのぉ…ヒョッヒョッヒョ(笑)。』』



何と卑怯な…?


しかし、お前もまた一つ、忘れていますよ?



ズバーーーーーーン!!!



その瞬間、拙者の従属霊である天介殿が飛び出し、マッチ棒を口に咥えたまま、ゴン殿に巻きついて、爆発したのです!?


『フニャァァ(うわあぁぁぁ!?!?)。』


ゴン殿がアルコールの膜から弾き出され、地面に転がり出ましたが…命に別状は無いようですね。ホッとしました。

むしろ天介殿の方が重症で、大変申し訳ないです…



『『火ぃぃぃ!!??や、やめろぉぉ!?クウ、後生じゃぁぁあ(悲鳴)』』



アルコールが本体であるならば、それこそ火気厳禁。


疑心暗鬼でしたが、これは狐の言う通りマッチ棒…それも飯綱真言の込められたマッチ棒を入手しておいて正解でしたね?

…今度会ったら褒めてやるのもやぶさかではありません(笑)。


『ニャフ(く、クウ君…)。』


『ニャニャ(ゴン殿…天介殿の事はお任せしましたよ)。』


そして拙者は、ポーチの中のマッチ棒を全て取り出して、生臭坊主の周辺に撒きました。



『『クッ…確かに火に弱いのがワシの弱点じゃが、普通の火で焼かれようとも、生き霊であるワシは必ず再び蘇るのじゃ…無駄なのじゃぞ!?』』



『ニャニャ(…誰が…ただの火だと言いましたか?)。』


…そしてもう一つの切り札を取り出しました。


それは、我が家の1階店舗の、あの名前を認識する事が出来ない特異点であるホ◯ョ殿から頂いた…この艶やかな羽根。


『ニャニャ(…確実に消滅させる為には…お前の内側に埋め込み、逃げられぬよう…この拙者の命を賭して…)。』


ホ◯ョ殿の羽根を触媒として、拙者の意馬心猿モードの霊力を凝縮させ…そして完成した新機軸の「意馬心猿爆雷」!!!

この羽根が宿す爆発的な火種を核に、更に明鏡止水モード〈絶〉の疾風で密封し、超圧縮型爆炎装置として生み出しました。



『ニャフ(く、クウ君!?クウくーーーん!!!)。』



…拙者はゴン殿に微笑みました。


ゴン殿、正直、拙者は悔いは無いのですよ。


これでミー先輩の仇を取れるのならば…拙者はもはや振り返りません。



意馬心猿爆雷を手に、拙者は生臭坊主に突貫しました。

奴の胸部に意馬心猿爆雷をブチ込み、その瞬間、閃光が拙者の世界を塗り潰し…



〈…続く〉


◆ ◆ ◆


クウ君♂

種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉

階級〈血統書付き〉


カテゴリー〈2.5+〉 

戦闘力 25

防御力 24

生命力 25

回避値 25

知能値 10+〈16〉

器用値 27

魔力値 55+〈275〉


風属性エア 25


戦技バトルアーツ

奥義「猫鎌切り裂きの刑」

秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」


固有戦技パーソナルアーツ

「明鏡止水モード〈絶〉」

「泰然自若モード〈壊〉」

「意馬心猿モード」

「琴心剣担モード」


固有戦技パーソナルアーツ

猫霊剣Level 1

「撫で斬り」

「短冊斬り」

「銀杏斬り」

「十字架斬り」

「乱斬り〈八刃〉」 

「意馬心猿地雷〈10〉」

「意馬心猿機雷〈1〉」

「意馬心猿爆雷〈1〉」(NEW)


固有能力パーソナルスキル  

猫の霊眼

天狐の魂「9」

七#7@補正効果〈開闢級〉

trigger〈繰り返す〉

猫闘気・猫霊力「統合丹田」

「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」

八幡の神使の加護


能力スキル

霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊穴 闘気


従属霊

天介〈流浪の貂〉


称号

白い悪魔 

無双のサムライ猫 


猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉

属性:プラスチックLV5〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

鈴付き

耐久値:10


護符袋〈道具〉

属性:鏡の霊質LV50〈特殊兵装レア級〉

付与効果:有限収納「八幡神社の玉砂利×15」

背負い紐〈霊力護符〉

耐久値:80


木刀「南無八幡」〈刀〉

属性:結界種セフィラー LV200〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:結界生成〈超次元存在(永続性(ウル=スェラ))〉

物理特性〈闘気〉40%増幅ブースト

斬撃特化〈物理・霊的攻撃力30%上昇〉

悪霊退散〈聖属性〉

背負い紐〈霊力護符〉

耐久値:350

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