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第23話〈魔猫編・別れを告げる猫〉 

我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈魔猫編〉


第23話〈魔猫編・別れを告げる猫〉 


  

心が凍ったまま、拙者は瞑想を続けました。 

しかし、自分の心を抑える事が出来ません。 


怒りよりも憎しみよりも、これは空虚感?

拙者の全てを打ち明け、全てを理解してくれたのはミー先輩だけだったのに…


思わず涙が出ました。

 

夢の中で千寿殿が仰っていました(?)。

怒りに囚われてはならない、と…しかし断じて否であります(断言)。


『ニャニャ(この報いを…必ず、あの管理人殿に償なわせます!!拙者が死すとも、必ずや奴だけは道連れにしてやります!!)。』


これは意思表明です。


主だった鵜沙木うさぎ地区サムライ猫同盟の主要メンバーを前に、拙者はそう宣言しました。

そして仇敵である黒兵衛と管理人殿の所在を掴むべく、全力で情報収集するよう依頼したのです。



『フニャ(待ってよ、クウ君!?君の気持ちも分かるけど、それじゃあ、亥東いとう市の制覇はどうするの??)。』


ゴン殿には申し訳ありませんが、そのような些事は今更どうでも良いのです。


騒めきが広がっていますが、拙者は無言を通します。

一度でも口を開いてしまったら、感情が爆発してしまいそうだからです(?)。



『ミャャア(いや、確かにクウには、そっちに集中してもらった方が良いだろう?)。』


と、リンリン殿が場を取り持ってくれました。

今は素直にありがたいですね…


『ミャャア(それに、亥東いとう市の方はゴン…お前と社長が居れば、当面は代わりが出来るだろう?)。』


それは周知の事実、実際、鵜沙木うさぎ地区サムライ同盟の頭脳であり腹心はゴン殿であると知れ渡っているのです。

そんな様子を、トラ殿も牛若殿も静観しています。


『フニャ(そ、そんなっ!?でも、僕は…僕は君がいないと…)。』


ゴン殿は迷っております。


『ニャニャ(しかしこれは、ゴン殿にしか頼めないのですよ…それに拙者、言っても死ぬ気はありませんよ?トラ殿も牛若殿も、補佐をしっかり頼みますよ?)。』


『ミャ〜ゴ(…お、おおぅ。サムライ虎猫団は俺に任せておけ!!)。』


『ニャキャ(クウの兄貴!!俺は信じてやすぜっ!!)。』


ええ。2人とも名実ともに頼もしくなりましたね…(笑)。


『フニャ(でも…絶対、帰って来てよ!!約束だよ!!)。』


ゴン殿の目が潤んでいます。


ええ、確約はしませんが、これで事後を託す事が出来ました。



懸念である母上様に関しては、枕の中に意馬心猿地雷の強化型である「意馬心猿機雷」をセットしておきました。

この意馬心猿機雷は自動迎撃が可能な意馬心猿エネルギーを撃ち出す装置である。


その元となっているのは…これは神社の玉砂利ではありません(?)。

実は師匠が落としていった羽根を媒介に作ったものなのですよ(え)。


限界まで拙者の霊力を装填してありますので、10年ほどは保つと思われ…


それも含めて、祖母様とボス殿にも後のことはお願いしました。


『でも子猫ちゃん…ここを守る事が子猫ちゃんの役目だった筈でしょう?)。』


そうですね…ただそれ以上に、せねばならぬ事が出来たのです。

そしてこれだけは、何ものにも譲れないのです。


『ちゅう(ウリ坊たちの事も任せておきな。アイツらにはお前の木刀のおがくずを食事に混ぜてきたから、今は寝込んでるけどなぁ(笑)。』


へ…?


ボス殿は一体、何をやっているのですかぁ!?

しかも木刀「南無八幡」の削りカスですとっ??



さて、実はもうひと方、後を託すべき人がいます…


それは1階の店舗…鳥籠にて羽根を休める九官鳥のホニィさんです(?)。


『ニャニャ(拙者、我が家の猫として、心苦しくもありますが…必ずやミー先輩の仇を取る所存であります。つきましては、我が家を留守とすること…どうかお許し下され!!)。』


『……(凝視)。』


ホニュ殿は相変わらずの無言です。

しかして今回、鋭い眼光なのですよ(?)。


静かに、ただ静かにホニョ殿は自らの羽根を1枚、スッと抜き去り…それが拙者の目の前にハラリと落ちました。

これを手向として持って行けと…そう言うことですか?


ああ、お心遣い、いたく染み入りました。


しかしこの羽根…極めて熱く…そして燃え盛る火種のようで…


◇ ◇ ◇


その日、拙者は我が家を出ました。


闇雲に亥東いとう市内を駆け巡り…拙者は仇敵を求めて彷徨う日々で…

長く白い毛並みもボサボサになり、毛玉まみれです。


現場に戻って来ましたが、未だ足取りは掴めぬまま、無為の時間が経過するばかり…この苛立ちをどこへ向ければ良いものか?



『おい、クソチビ…やめとけっちゅうねん。それ以上、復讐に囚われてっと、もう後戻りで出来んくなんぞ?』



『ニャニャ(…師匠?)。』


ここは鵜沙木うさぎの神社ではないというのに、空耳でしょうか?

確か、神使である師匠は八幡神社間の移動しか許されておらず…ここは大祓おおはら山ですが?


『おい、ここや。全く、クソしょうもなぁ…』


はっ!?木立の上の枝に…あの白い鳩の姿が!?


『ニャニャ(師匠!?どうしてここにっ!!)。』


『…いいか、気つけや?空虚の先は…堕天やで?魔に飲み込まれて魔猫になるんやないでぇ?』


魔猫…ですと?


元より白い悪魔と称される拙者であります。

その魔猫が如何なるものか存じませんが、それで管理人殿を討てるとあらば…


『この小僧バカもんがぁ(怒)!!魔猫になったら霊も魂も変質しくさって戻って来れんくなるんやで!!いいなっ、あとどうしてもあの生臭タヌキの行方が知りたきゃキツネに聴けや?』


まるで拙者の心を読まれてしまったかのように、師匠は拙者を叱り付けました。

そして予想もしない言葉を残して、師匠は夜空へと消えて行きました…



…感謝致しております、師匠。



戻って来れなくなるとは、恐らく、拙者のやり直しに必要な要素…それが霊と魂の維持だとしたら、それは重要極まりない言葉に他なりません(?)。


そして最後に、探しても探しても見つからなかった管理人殿の行方のヒントを…俗世に関わってはいけないと言うルールに縛られた師匠の口から聞くことになろうとは…


『ニャニャ(…狐とは、あの自称天狐のトビの事でしょうね?)。』


亥東いとう市内の商店街の一角にある稲荷神社の小さな社に住み着いていたアレには、社長殿の住処周辺を守るように指示を出してあったのですが…ふむ、では行ってみるとしましょう。



〈…続く〉


◆ ◆ ◆


クウ君♂

種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉

階級〈血統書付き〉


カテゴリー〈2.5+〉 

戦闘力 25

防御力 24

生命力 25

回避値 25

知能値 10+〈16〉

器用値 27

魔力値 55+〈275〉


風属性エア 25


戦技バトルアーツ

奥義「猫鎌切り裂きの刑」

秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」


固有戦技パーソナルアーツ

「明鏡止水モード〈絶〉」

「泰然自若モード〈壊〉」

「意馬心猿モード」

「琴心剣担モード」


固有戦技パーソナルアーツ

猫霊剣Level 1

「撫で斬り」

「短冊斬り」

「銀杏斬り」

「十字架斬り」

「乱斬り〈八刃〉」 

「意馬心猿地雷〈10〉」

「意馬心猿機雷〈1〉」(NEW)


固有能力パーソナルスキル  

猫の霊眼

天狐の魂「9」

七#7@補正効果〈開闢級〉

trigger〈繰り返す〉

猫闘気・猫霊力「統合丹田」

「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」

八幡の神使の加護(NEW)


能力スキル

霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊穴 闘気


従属霊

天介〈流浪の貂〉


称号

白い悪魔

無双のサムライ猫 


猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉

属性:プラスチックLV5〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

鈴付き

耐久値:10


護符袋〈道具〉

属性:鏡の霊質LV50〈特殊兵装レア級〉

付与効果:有限収納「八幡神社の玉砂利×15」「師匠の羽根×1」「瑠璃鳥の羽根×1」

背負い紐〈霊力護符〉

耐久値:80


木刀「南無八幡」〈刀〉

属性:結界種セフィラー LV200〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:結界生成〈超次元存在(永続性(ウル=スェラ))〉

物理特性〈闘気〉40%増幅ブースト

斬撃特化〈物理・霊的攻撃力30%上昇〉

悪霊退散〈聖属性〉

背負い紐〈霊力護符〉

耐久値:350

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