第22話〈魔猫編・心が凍る猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈魔猫編〉
第22話〈魔猫編・心が凍る猫〉
…全ては拙者の身の不徳から来たこと。
もっと慎重に作戦を立てるべきであったのです(涙)。
『『ヒョッヒョッヒョッ…あの家にいる限りは、手を出す事は出来なかったものの、こうも儂の策に嵌まり、姿を晒すなどと愉快よなぁぁ(笑)。』』
皮肉にも、あの管理人殿が拙者を裏切ったのです(怒)。
そしてよもやの、その目的がミー先輩であったという事実!?
これは拙者が何かと、ミー先輩の自慢をしていた(?)からこその悲劇であったのでしょう…
『ニャニャ(しかし!!しかし、しかし、しかしっ!!拙者の心を弄んだ管理人殿を…拙者は未未来永劫許すまじっ(怒))。』
黒兵衛を放置したまま、拙者は踵を返しました。
あの粘液状の物体が管理人殿の本体なのか?
それはさて置き、非常に危険な状態だとは一目で分かります。
一刻も早く、ミー先輩を救出せねばなりません!!
『『もう手遅れじゃぞ(笑)。ヒョヒョヒョ…お主には悪いと思うが、これで儂も一段上の妖怪に進化する事が出来るのじゃぁぁ(笑)。』』
『ニャニャ(そ、そんな事の為にミー先輩をぉ!!??)。』
琴心剣担モードを全開にして、ソレに突っ込みます。
スライム?のような表皮を、ミー先輩の身体を傷付ける事なく斬り捨てるには…猫霊剣・短冊斬りを繰り出しましたが…!?
ガガガーーーガガガッーーーキィィ〜ン!!!
粘液が、まるで鋼のように硬い!?
短冊斬りでは押しきれないと…
『『ヒョッヒョッヒョッ(笑)、まことにクウ殿、そなたには本当に感謝しておるぞ?では、さらばじゃ!!』』
『ニャニャ(き、貴様ぁぁああ(怒))。』
利用するだけされて、捨てられた(?)。
こんな屈辱、あっても良いのでしょうか??
管理人殿と思われるスライムは…ドロリと溶けて、地面の下に染み込んで消えてしまったのです!?
『ニャニャ(に、逃げるなぁぁぁ!!!)。』
拙者の木刀が意味なく地面を抉り取りました…。
そして降り注ぐ黒兵衛のハサミミサイルを、忸怩たる思いで撃ち返す。
ウザいのですが、今は何より、倒れ衰弱したミー先輩を連れて逃げねばなりません!!
『ニャニャ(ゴン殿はブラック殿を連れて!!天介殿も、急いで撤退ですよ!!)。』
焦燥感に駆られながら、拙者はミー先輩を担ぎ起こしましたが…しかし、ミー先輩の腹部には深々とハサミが突き刺さっており…
『ニャニャ(ミー先輩っっ!?)。』
『ミニャ(…俺のことは…気にするな…まだ死なん…)。』
これは一体、いつの間に!?
と、そのハサミが抜けて、黒兵衛のモヤに回収されました!?
そう、このハサミミサイルは誘導型だったのです…不覚っ。
駄目犬の分際で、この拙者を謀ったと言うのですか(怒)。
『ぎゃぎゃぎゃ!!白い奴ぅぅぅ!!全て計算通りぃぃ夜露死苦ぅぅぅ(笑)。』
頭に血が昇りそうでした…この瞬間、全てを破壊しても足りないぐらいに、拙者の心は掻き乱されたのです。
唐突に悪意が心を蝕み広がって…
『フニャ(クウ君!!ミーさんを早くっ!!)。』
ゴン殿の言葉に『はっ!?』と我に戻る拙者。
ミー先輩の顔に生気がありません…ああ、ともかく一目散に我が家へと走る拙者なのでした。
◇ ◇ ◇
とって返し、亥の山へボス殿を迎えに行き、闘気療養法をミー先輩に受けて頂きました。
『ちゅう(傷は塞がっているがなぁ…こりゃあ、根本的にマズいぜ?)。』
『ニャニャ(ど、どういう事ですかっ(怒)!?ミー先輩は猫又で妖怪なんですよっ!!そんな簡単に死ぬわけ無いでしょう!!!)。』
拙者は取り乱し、ボス殿に詰め寄りました。
『フニャ(ちょっと、クウ君!!落ち着いてっ!!)。』
これが落ち着いていられますか!?ゴン殿には分からないのですよっ!!
また、また同じことを繰り返すことになるならば、拙者は何の為に生まれ変わったと言うのですか!?
『ミニャァ(…おい、クウ…お前が気にする…必要は…無い…)。』
『ニャニャ(ミー先輩!!喋らないで下さいっ!!)。』
しかし、2階の猫ベッドに移動し、そこで目を開けたミー先輩の顔色は明らかに悪くて…身体もやつれて身動き一つ出来ないのです(汗)。
あの気高くイケメンのミー先輩が…
こうして手を取って接していても、ミー先輩の身体からまるっきり霊力を感じないのです。
むしろ、霊力が足りなさ過ぎて冷たくなっていく体温に、拙者の心も凍っていくかのようで…
『ミニャ(…猫もいずれ死ぬ…寿命だ…だから…母上殿のことを…頼んだぞ…)。』
そんな言葉を残して…拙者が受け入れると思っているのですか?
諦めません!!諦めませんよ!!
足りないのなら、拙者の霊力を全て…
『ミニャ(…無理だ…霊力を供給されても…遺伝子欠陥の俺には…)。』
あああ。あああああ。どうしてこんな事に!?
どうして道を間違えたのですかぁぁぁあ!!!
ああああああ。絶対に拙者は…
翌朝になり、騒がしくなりました。
母上様が血相を変えて、主人殿と相談しております。
何も出来ぬ猫のこの身が恨めしい…
母上様に連れられて、朝早く、ミー先輩は動物病院に運ばれて行きました。
そしてそれっきり、ミー先輩は戻って来る事はなかったのです…
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈2.5+〉
戦闘力 25
防御力 24
生命力 25
回避値 25
知能値 10+〈16〉
器用値 27
魔力値 55+〈275〉
風属性 25
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード〈絶〉」
「泰然自若モード〈壊〉」
「意馬心猿モード」
「琴心剣担モード」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り〈八刃〉」
「意馬心猿地雷〈10〉」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「9」
七#7@補正効果〈開闢級〉
trigger〈繰り返す〉
猫闘気・猫霊力「統合丹田」
「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」
能力
霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊穴 闘気
従属霊
天介〈流浪の貂〉
称号
白い悪魔
無双のサムライ猫
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属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
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属性:鏡の霊質LV50〈特殊兵装級〉
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木刀「南無八幡」〈刀〉
属性:結界種 LV200〈秘跡武具級〉
付与効果:結界生成〈超次元存在(永続性(ウル=スェラ))〉
物理特性〈闘気〉40%増幅
斬撃特化〈物理・霊的攻撃力30%上昇〉
悪霊退散〈聖属性〉
背負い紐〈霊力護符〉
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