第16話〈魔猫編・サムライとは何たるかの猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈魔猫編〉
第16話〈魔猫編・サムライとは何たるかの猫〉
翌日の深夜、拙者は「サムライ虎猫団」の10名を率いて、再び御宮川にやって参りました。
サムライ虎猫団にとってはこれが初陣?
とにかく川男の本体には絶対に近付かないよう、徹底して申し伝えてあります。
また今回は前回と違い、社長殿を筆頭に鍵尻尾猫派閥の主だった者たちもギャラリーとして引っ立ててあります(え)。
『シャニィ(離せぇニャンゴ!!)。』
『シャ〜ゴ(触んなにゃあ!!)。』
『シャンポ(俺を誰だと思ってんだぁ〜!?)。』
『シャジャ(何を見せる気じゃあ?)。』
『シャ〜バ(ヨボヨボ…)。』
揃いも揃ってこのボコボコの戦犯猫たちについては、どうせ追放する予定ですが(え)、二度と戻って来る気にならないように、ここで拙者の意向に逆らった場合にどうなるものか?を見せつけろ…というミー先輩の計画なのですよ(汗)。
はい。結局、拙者もミー先輩には逆らえないのです(?)。
ああ、色んな意味で腹立たしいので、ここは無性に暴れたい気分なのですよ!!
『ニャニャ(では社長殿、守りはサムライ虎猫団に任せてありますが、ちょっと下がっていてくだされ。まあ、軽く一捻りにしてみせますので…そいつらを黙らせておいて下さいね?)。』
『シャシャ(シシシッ(汗)。白い悪魔様…本当に大丈夫なんですか…?)。』
何がですか?川男は禁忌の存在?ああ、ご心配なく?
そもそも地縛霊や動物霊であった場合、それは普通の猫には見えないのですが…半ば妖怪化している川男の本体の亀は、野生動物にも見ることが出来るとか!?
これは狐の入れ知恵でして…
そして前回は痛み分けで終わりましたが、今回の拙者は新たな相棒が共にいるのです。
あ、無論、天介殿も拙者の大事な相棒ですともっ!!
『ニャニャ(あ、天介殿!?)。』
そんな天介殿が我れ先に飛び込んで行ってしまいました(汗)。
拙者はその後を追い、御宮川の浅瀬に降り立ちました。
そして闘気走りで水面の上を駆け抜けます。
前回同様、意馬心猿地雷を配置しながら、真夜中に闘気当てを海中にブチ込む!!
ドッゴォーーーーーン!!!
『『またしてモ…無駄な足掻きヲ…ガッパガッパァァ(笑)。』』
おおっと、今回は初めから本体を現しましたね?
余裕のよっちゃんですか(笑)。
『ニャニャ(天介殿、雑魚はお任せしますよ!!)。』
『ギャウギャウ!!』
雑魚とは言っても、地縛霊の河童もどきです。
まだまだサムライ虎猫団には荷が重いのですよ(え)。
亀の甲羅から伸びた手脚尻尾の5体…どんだけストックがあるのでしょうか?
天介殿1人では厳しいでしょうが、そこは頑張っておられます…?
身体を細く伸ばして、地縛霊の首に巻き付いて縛り上げての首チョンパ!?
手や胴体に巻き付いての切り裂き殺法!?切れ味抜群過ぎません??
一面、血吹雨霰に唖然とする拙者で…これはまさかぁ!?
『ギャウギャウ!!!』
『ニャニャ(え?白猫様の試練の成果ぁぁ??)。』
こっちもかぁぁ!!しかも拙者の従属霊である天介殿にも勝手に、もう(怒)。
だがしかし、これで障害なし(?)。
『ニャニャ(では、思う存分にやり合おうではありませんか?)。』
『『小童めガ…大きく出たなぁぁ…また返り討ちにしてくれるわ…ガッパガッパァァ(笑)。』』
笑っていられるのも今のうちですよ?
それにしても、本当にデカい亀ですねぇ…ちょっとした小山ですよ。
『『ガッパガッパァァァ…発勁良い!!!』』
またしても、今度は初手で最大級の闘気を放ってきましたね?
前回で気を良くして、本気で来ましたか(笑)。
と、ここで拙者は背中から…木刀「南無八幡」を引き抜き、そして両手でしっかりと握り締めました。
『ニャニャ(さあ、初お目見えでありますよ…南無八幡よっ!!)。』
感じます。新たな相棒の『応っ!』との返答と弛まぬ永劫の脈動を…
そして剣術特化の『琴心剣担モード』を久方振りに…おお、この一体感!?
『ニャニャ(猫霊剣・撫で斬りぃぃぃ!!!)。』
引いては推して、推しては返す。
木魂のように浸透する波紋のような無駄のない力。
さざ波のような木刀の流れに霊力を乗せて、悪しき霊を断つ…これぞ猫霊剣!!
ドッカァ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!
『『な、ナ、な、何だとガッパパパァァァ!!??』』
さあ、目を見開いて御覧じよ!!
川男の闘気を切り裂いたまま、甲羅に突き刺さる木刀「南無八幡」の破壊力!?
『ニャニャ(まだまだですよぉぉ!!)。』
この勢いのまま…拙者は「短冊斬り」の無数の刃で甲羅を撃ち貫く。
まさに光陰矢の如し。
河童もどきもまとめて切り裂き、消滅させ、尚且つ甲羅に亀裂が生じ始める!?
ピシ…ピシピシ…ピシッ!?
『『な、何じゃおのれはぁぁガパがパァァァアア!!??』』
フッ…何かと聞かれたら応えるが世の情け。
『ニャニャ(拙者、無双のサムライ猫であります!!意馬心猿地雷、並列起爆!!!)。』
ドドド…ドォーーーーーン!!!
並列起爆で効果は倍。
木っ端微塵に砕け散る甲羅。
立ち昇る水蒸気の柱…
『ニャニャ(おや?甲羅の中身は…そんなに貧弱だったのですか?)。』
これは予想外…大きな甲羅に反比例して、川男の正体はヒョロヒョロのギョロギョロ眼のお相撲さん?
貧相な肉体に、やけに立派な化粧回のふんどしが奇異な印象を与えます(?)。
『『ワ、わ、ワシの甲羅がぁぁあ!?おのれめェェガッパァァァ(怒)。』』
甲羅という盾を失った川男は…しかし怒りに震え、相撲の如き張り手を繰り出して来るも?
『ニャニャ(猫霊剣・乱斬り!!)。』
返す刃で霊刃を7つ重ね、霊力操作で刃の盾を構築。
そんなものに張り手をしようなどと、もはや自爆に等しい行為で…いや、拙者もさすがに引くと思ったのですが?
『『ぎゃパパパァァァ!?わ、ワシの手がァァァ!!??』』
張り手はズタボロにちぎれ飛びました(汗)。
『ニャニャ(むう、何たる間抜けな…ではこれはどうです?)。』
追撃で刃を分解しての、四方八方からのブーメラン刃が川男を襲います。
『『が、ガガ、がぱ、パパパァァァアアア(悲鳴)!!!』』
ああ、何とも拍子抜け…こちらは猫霊剣のリハビリも兼ねた攻撃で、まだまだ途中なのですよ(え)。
『ニャニャ(こら、横綱?どうしました?この期に及んで、自分の都合の良い相撲を相手がとってくれると思っていたのですか?拙者はそれでも構いませんでしたが…貴様、哀れな地縛霊を取り込んで配下にしていましたね?)。』
ええ、それだけは断じて許しません(怒)。
解放された河童もどきの地縛霊たちは、皆、この川男に恨みを抱いて拙者に感謝の言葉を残していきましたからね?
微々たるものの、その陽気は有効に使わせて頂きますとも…
『『わ、ワシは横綱じゃあ!!亥東様の為に…御前相撲で優勝した横綱じゃガパァァァアア!!』』
あ、これ本物の横綱だったんですか(笑)。
『『横綱であるワシが何故に人柱になんぞならなくちゃならないガパァパァ(憎しみ)!!許さんガッパァァァ!!!』』
それは血の涙であった。
いや、全身が既に血だらけなので、ちょっとよく分かりませんでしたが(え)。
『ニャニャ(知ったこっちゃありませんね?サムライならば、腹が減っても高楊枝なのですよ(?))。』
何のことだ…ですと?もうその時点でOUTなのです。
ですから、もうここで決めましょう。
無駄なお喋りは無用です。
拙者は再び木刀「南無八幡」を構えます。
心を平坦に、琴の音のように澄み切った心で…ただ一点に刃を振るうのみ。
『『ガッパパパァァァ…発勁ェェェ良ィィィ!!!』』
川男も本気か?全力の闘気を…ガパリと開いた口から…え!?そこから出していたんですかぁぁ!?
それはいつぞやのミー先輩の威嚇攻撃ではっ!?などと言ったらブッ殺されますね(恐怖)。
『ニャニャ(ではこちらは…猫霊剣・銀杏斬り)。』
木刀「南無八幡」の力と一体化することで、乱斬り同様…この銀杏斬りも進化しました。
単に一点集中の内部破壊型から、銀杏を象徴する生命力と長寿力を断ち切る禁忌の刀技となり…
それがいとも容易く横綱の闘気を吹き飛ばし、そして押し潰していったのでした…
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈2.4+〉
戦闘力 24
防御力 23
生命力 24
回避値 24
知能値 10+〈16〉
器用値 26
魔力値 50+〈235〉
風属性 24
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード〈絶〉」
「泰然自若モード〈壊〉」
「意馬心猿モード」
「琴心剣担モード」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り〈七刃〉」
「意馬心猿地雷〈9〉」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「9」
七#7@補正効果〈開闢級〉
trigger〈繰り返す〉
猫闘気・猫霊力「統合丹田」
「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」
能力
霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊穴 闘気
従属霊
天介〈流浪の貂〉
称号
白い悪魔
無双のサムライ猫
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
護符袋〈道具〉
属性:鏡の霊質LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:有限収納「八幡神社の玉砂利×10」「師匠の羽根×2」
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:80
木刀「南無八幡」〈刀〉
属性:結界種 LV200〈秘跡武具級〉
付与効果:結界生成〈多次元存在(反射率)〉
物理特性〈闘気〉30%増幅
斬撃特化〈物理・霊的攻撃力20%上昇〉
悪霊退散〈聖属性〉
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:350




