第11話〈魔猫編・丸尻尾派閥を陥れる猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈魔猫編〉
第11話〈魔猫編・丸尻尾派閥を陥れる猫〉
一方、その頃…亥東市の北側。
つまりは駅裏の亥東公園にて、苛烈なるもう一つの戦いが繰り広げられていた…?
ことの発端は、手っ取り早く亥東市内の野良猫グループに協力を要請し、野良犬暴走族の暴挙を止める手立てとしたいところ、コイツら馬鹿だから説明しても無駄だと思うよぉ?というゴン殿の推言により、強硬手段案をミー先輩が提唱したわけである(え)。
今夜、虚偽の情報を流して集めたのは…丸尻尾猫政治家組合以下、その傘下である広報猫委員会や猫政治管理委員会、丸尻尾左翼会、丸尻尾愛好クラブなどなど。
こちらもウザいほどに数が集まり、合計で50〜60頭はいるか?
『ニィガァ(白い悪魔とやらが鍵尻尾の奴らと手を組み、亥東市の覇権を狙っているとか本当なのかギャ?)。』
しかしこれ、嘘から出た真となりつつあるのが、逆に牛若を笑わせる。
はぁ、遂にここまで来てしまったのか?と。
『ニャキャ(その通りですぜ。既に鵜沙木地区はサムライ猫同盟の支配下にありやして…)。』
牛若と会いまみえたデッブッチョの猫、その名を武蔵号と言い…言わば丸尻尾猫派閥の頂点に立つ政治屋である(え)。
政治家だけに腹黒いし、その口車にだけは騙されるなと忠告を受けているし、作戦内容はしっかりと頭に叩き込まれているのだ!!
今回ばっかりは頭の軽い(?)トラには任せられないし、ここで失敗しようものなら、クウの兄貴に申し訳が立たないのですぜぇ!!
『ニャキャ(…そこで、こちらには流浪の獅子殿もおりやすし、逆に裏を突いて一網打尽にするってのはどうですかい?)。』
『ニィガァァ(あんだと!?あの流浪の獅子がだとギャ!?)。』
まあ、そんな流浪の獅子であろうと、クウの兄貴に勝てる猫がこの世にいないとは言わぬが華だが…?
『ニィガァ(ならば今すぐ、ここに流浪の獅子を呼び出してもらいたいギャ!?それならばこちらも信用もしようが…?)。』
くっ。そうきたかい(汗)。
この場合…確かプラン38に変更だった筈だ(え)。
『ニャキャ(…あ、生憎、流浪の獅子殿は宿敵である流浪の貂を倒す為、山に籠っていらっしゃるのですぜぇ。だが兵力は気になさらずに?こちらには秘密兵器の…牛鬼拳5人衆とサビ我流最強七猫組が控えているのでさぁ)。』
さあ、本邦初公開!?
実はこれ、クウの兄貴にも秘密で設立し、それぞれ闘気の素質がある猫を選び抜いて、ボスさんとリンリンさんが苛烈な指導をして育てた脅威の武闘集団であり…おい、お前ら緊張すんじゃねぇぞ!!顔に出てんぞ(怒)。
計画をお釈迦にするつもりかぁぁ(怒)。
かく言う俺も?トラと同様、多少は気の流れを把握できる程度にはなったものの、正直、全員タケノコの背比べ(え)。
そもそも指導している人たちが化け物揃いだから、強くなった気がしないと言うか、過小評価やむなしなのである…(汗)。
『ニャキャ(…ってぇ事で、オメェら、死なない程度に遊んで差し上げろ。殺すなよぉ(ニヤリ))。』
『『『『へい、兄貴ぃ!!!』』』』
こうして、一方的な暴虐?いや、むしろあちらに比べれば人道的な蹂躙が始まったのである…
『ニィガァァ(な!?いきなり何をしやがるギャ!!こんな事が許されると!?)。』
牛若は慄く武蔵号の肩に手を回して、その眼力で威圧する。
ここで主導権が取れるかどうかが決まる瀬戸際であるに…
『ニィガ(ひっ…こんな事をして…貴族階級の白猫様方の怒りを買うぞ…??どうなっても知らんギャ(汗))。』
『ニャキャ(おおっと、怖い怖いですぜぇ?しかしこっちにもとんでもない白猫様が裏に控えていらっしゃるんですぜ?第一、ほれ、こんな簡単に全滅するアンタたちが、まともに白い悪魔と戦えるんですかい(ニヤリ)?)。』
そう。まあ、反撃も受けてはいたが…ほぼたった10匹の猫に丸尻尾猫派閥は壊滅。
見事な猫の山が出来上がっていたのだ。
これには正直、内心、牛若もドン引きであったが、こちとら毎日毎晩、アザを作って修行をしていたわけで、お前ら如き権力に胡座をかいた猫なんざブチ殺すぞ?と言ってやりたいところで言葉を飲み込む(え)。
ちなみに、牛鬼拳5人衆は丑三、牛八、黒海月、黒弁慶、牛乳くんの5匹。
サビ我流最強七猫組はサビ竹、サビ松、サビ梅、ソラト、ウミト、ムギ、モカの7匹。
あ、ムギとモカは伝令役で不在である(笑)。
◇ ◇ ◇
煙の中から姿を現したのは…天狐を自称する動物霊であった(?)。
『ニャニャ(ふ〜む、天狐などと…どう見てもただの狐の動物霊にしか見えませんし?)。』
『うごぉぉぉ!?何でごじゃるかあぁ!?う、動けんのでおじゃるぅぅぅ??』
はいはい、見事に陰の蜘蛛の巣に引っ掛かっていますねぇ?
実はこれ、図らずも拙者の使役霊となってしまった(え)、流浪の貂の自立可動型の罠である(笑)。
拙者自身が霊力を使用せずとも、管鼬鼠となった流浪の貂は、その身体を細く伸ばして網状にし、蜘蛛の巣になったりするわけで…
まあ、従属霊とミー先輩が名付けたこれは、共生型なので拙者から自動で霊力供給されており、身体もちょっと小さくなってしまっており、霊力お化けである拙者にとっては微々たる消費でしかありませんが(え)。
え?レッドの真似ですとぉ!?心外ですよ(怒)。
石の祠を壊したのも、この流浪の貂の網を使ってヒビを入れてあった訳です(笑)。
『ニャニャ(…とはいえ、相手が動物霊とあっては…こちらも本気を出させて頂くとしましょうか?)。』
勿論、闘気も併用いたしますよ?霊穴解放フルMAXです!!
とりあえず、意馬心猿地雷の準備もしつつ、泰然自若モードで地面へ引き摺り落としましょうか?
上から見下ろされるのは好きではありませんし(?)、ようやく鬱憤を晴らせるとばかりに…
『な、何ちゅう霊力量でおじゃるかぁ、この子猫わぁ!?あ、ま、待つでおじゃるよぉ(驚愕)!!??』
待てと言われて待つ猫はいないんですよ?
ドゴォォ〜〜ン!!!
『ぐべぇぇぇ〜(悲鳴)!!!』
天狐とは名ばかりの無様な姿。
白毛の狐ですが…よく見ると痩せ細っています(汗)。
これが守り神とやらの正体ですか…
『ニャニャ(ともあれ、あなたの犠牲は無駄にはしませんよ?美味しく霊力は頂きますので(ニコリ)?)。』
既にノックアウト後にグルグル猫尻尾巻き〈絶〉で絡め取っていますので、そう簡単には逃げられませんよ?
『ニャニャ(さあ、念仏は数え終わりましたか?)。』
『えええぇ…あ、あれぇ!?この霊力は…え、もしかして空狐の兄ぃ!?どうして猫なんかに生まれ変わってぇぇ(驚愕)???』
はい?誰のことを言っているのでしょうか?
勘違いでしょう。こんな薄汚れた狐、出会った記憶はありませんので…
『私でごじゃるよ!!気孤の鵄ですよぉぉ!?』
『ニャニャ(ふむ。その気持ち悪い京言葉を使う知り合いなんていませんね?残念ながら、大人しく成仏しなさい)。』
何故か無性に腹が立つ拙者でありました(?)。
『ひえぇぇぇ〜〜〜(悲鳴)!!!』
こうして長い夜は幕を閉じたのでありました…スタコラサッサと我が家に帰りますよ〜。
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈2.4+〉
戦闘力 24
防御力 23
生命力 24
回避値 23
知能値 10+〈16〉
器用値 26
魔力値 50+〈220〉
風属性 24
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード〈絶〉」
「泰然自若モード〈壊〉」
「意馬心猿モード」
「琴心剣担モード」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り〈七刃〉」
「意馬心猿地雷〈9〉」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「9」
七#7@補正効果〈開闢級〉
trigger〈繰り返す〉
猫闘気・猫霊力「統合丹田」
「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」
能力
霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊穴 闘気
従属霊
天介〈流浪の貂〉
称号
白い悪魔
無双のサムライ猫
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
護符袋〈道具〉
属性:鏡の霊質LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:有限収納「八幡神社の玉砂利×10」「師匠の羽根×2」
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:80




