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第10話〈魔猫編・鍵尻尾派閥を潰す猫〉 

我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈魔猫編〉


第10話〈魔猫編・鍵尻尾派閥を潰す猫〉    

   


『ニャニャ(…という経緯で、彼は自分が恩人である亥太郎いたろう殿を殺してしまった事に、とても絶望したまま狂気に支配されてしまったのですよ(汗))。』


流浪のてんは図らずとも、こうして拙者に狩られ、拙者の霊力の一部になって下さいました(え)。

その心は悲しみに満ち満ちていて辛いものがあります…


まあ、リンリン殿と闘った記憶はさっぱりとありませんでしたし、さほどライバル視もしていなかった事実は、拙者の胸の中にしまっておきましょう(笑)。


『ちゅう(だがよぉ?結局、あれはどうして動物霊になっちまったんだ??)。』


『そうねぇ…と言うより、そんなに強かった子がどうして死んだのかしらぁ?』


それはとても良い疑問点ですぞ、ボス殿、祖母様。


『ミニャ(確かに、動物霊となるには、よほど強い恨みか?妖怪系統の遺伝などの条件が揃わねばならないと仮定して、これは黒幕がいると判断するのが確実か?)。』


…ミー先輩は相変わらず頭が切れますね?ってか、切れ過ぎて怖いです!?

この情報だけで、どれだけ真相に近付いているんですかぁ(驚愕)。


『ニャフ(え〜と、流浪のてんの行動範囲はの山から…亥東いとう市側だった筈だよね)。』


今夜はミー先輩に加えて、ゴン殿も地下室幹部会議に(?)召集でありますよ。

いやはや、参謀が増えて嬉しい限りですねぇ(笑)。


そして拙者が見た事件の核心についてですが…


『ニャニャ(実は…流浪のてんの記憶は、亥東いとう市内の街中で、野良犬の集団に襲撃された時点で途切れているのですよ…)。』


つまり、野良犬に襲われて、そこで命を落としたとみるのが正解か?

かつて野良犬を殺しまくった彼にとって、自業自得の結末と言えなくもありませんが…


『ニャフ(え?それって最近、噂になってる市内の野良犬暴走族のこと??)。』


おっと、さすがはゴン殿…情報通ですねぇ(笑)。


そして、そんなゴン殿にお願いがありまして、まぁ、全てはミー先輩の深謀遠慮であるのですが?


◇ ◇ ◇


拙者はわたりをつける為、1人、ゴン殿の古巣である灰色猫一族の住処に向かいました。

もっとも、事前にゴン殿に頼んではありましたが(え)。


さて、出迎え役は…おや?ゴン殿のバカ灰兄ではありませんか?

お久し振りですね?


『ギャフ(よ、お、お待ちして…おりまし…た)。』


む?ちょっと緊張し過ぎではありませんか?

別に拙者、いきなり殴り倒したりしませんよ?どんなトラウマですかな(笑)。


そんなバカ灰兄の隣には、鍵尻尾の野良猫が1人。

なかなかに貫禄のある中堅猫っぽい雰囲気と、胸元にネクタイ柄の毛模様がよく似合っています?

全体的にはサバトラ模様のようですね。


『シャシャ(おお、白い悪魔様!!お初にお目に掛かります。シシシッ(笑))。』


ふむ。面白い笑い方をする御仁ですね。


実はここ亥東いとう市、なかなかに複雑な猫のテリトリーが広がっている事が判明した(汗)。


鵜沙木うさぎ地区のように毛並みの一族で固まっているわけでもなく、大まかに「鍵尻尾猫派閥」と「丸尻尾猫派閥」の対立が横行しているのだ。

面倒臭いですね!!


『シャシャ(分かりやすく説明しますと…土建事業者団体と政治屋団体の関係性でありますね。シシシッ(笑))。』


なるほど…正直、更に分かりにくい例えですね(え)。


『ニャニャ(とりあえず、ネクタイ柄が似合っていますし、社長っぽいので社長殿とお呼びしましょう)。』


『シャシャ(えっ!?しゃ、社長でありますか??シシシッ(困惑))。』



こうして社長殿の案内を得て、拙者は安全圏を通り抜け(?)、市内の大祓おおはら山に視察に向かいました…と言いたいところでしたが、何故にかバカ灰兄がついて来たのでお察しです(え)。


その大祓おおはら山は亥東いとう市の南区画にあたり、中腹に大きな市役所がありながら、その半分は緑豊かな山の中…

正味の話、一夜で行って戻るにはなかなかの距離があります(汗)。


ところがどっこい、拙者1人なら明鏡止水モード〈絶〉で楽々と数分で辿り着きますが、それでは意味がありません(?)。



それはさて置き、その大祓おおはら山の奥に野良犬暴走族がたむろしているとか?

つまりは集会所でありましょうか?


街中をうろついていた野良犬という野良犬が全て、ここ数週間で姿を消して、そこに参加しているという異常事態を、彼等は正しく理解している様子がありません(え)。

これは非常に危険な兆候であります!!


流浪のてんはそこに疑問を抱き、たった1人で調査に乗り出したのですよ…


そしてまた、これも予定調和といいますか?


ここは…稲荷神社ですかな?

小さい赤い鳥居と幾つかの祠が並んだ、街並の端っこ。

おやおや、大祓おはら山はまだまだ先の筈ですが…?


『ニャニャ(社長殿、何故にこのような場所に…?)。』


『シャシャ(シシシッ(汗)。大変申し訳ないのであります。しかしこちらにも止む負えない事情というものがございまして、ですね…お許しくだされ)。』


社長殿にも何か事情があるのでしょうが、この貸しは高く付きますし(?)、むしろ利用する結果になって大変に申し訳ないとは思っているのですよ(え)。


『ニャニャ(ほほう。数を揃えれば勝てると未だに思っているなど愚の骨頂…このサムライ猫、逃げも隠れもしませんよ?)。』


『ギャフ(ギャハハハ!!!ざまあ見ろぉ!!ゴンの野郎も追々、お前の墓前に送ってやるぜぇ!!観念しろや、白い悪魔めぇぇ!!!)。』


バカ灰兄が無謀にも勝利宣言を上げましたね(?)。



ズシャッ!!!



直後に拙者の右フックが炸裂し、左方向に吹っ飛んで行きましたが…


『ニャニャ(懲りない灰色猫ですねぇ?まあ、今夜は久し振りに、素の実力だけで試してみるのも楽しいでしょう?)。』


無論、霊力と闘気を使わずに、体幹トレーニングの真髄をご披露しようではありませんか?



『シャニィ(威勢がいい兄ちゃんやのぉ。俺は極道猫組総長…寧々丸じゃあ!!)。』



『シャ〜ゴ(その勢い、どこまで続くもんかのぉ?鍵尻尾猫総会長、にゃご彦にゃあ!!)。』



『シャンポ(ニャンズ大戦争組合、組長プンプン丸!!ボコボコにしてやんぜ)。』



『シャジャ(可哀想じゃが、湯端猫土建屋の松蔵じゃて。気張りやぁ?)。』



『シャ〜バ(今回は何分持つかのぅ…鍵猫長老会の白髭しろひげじゃ)。』



その他諸々、手下の鍵尻尾猫が有象無象。

よくもまあ、ここまで集めたものですねぇ…ええ、一切合切、計画通りですよ(笑)。


ここで一纏めにして、一気に一網打尽にしてやりましょう。



ズドォォ〜〜〜ン!!!!



景気付けに、並んだ祠の一つを素手パンチで粉砕してみせました?

え?罰当たりですと?


ふふふ、これだけの頭数で取り囲んでおきながら、それを見過ごす神などむしろ許しませんね?

師匠にブッ殺されれば良いのですよ(え)。


そして彼らの口振から察するに、同様の件はこれが初めてでは無いようですし…?


『ニャニャ(おや?どうしました?一応、手加減はしますが、死んでも後悔しない人だけ掛かって来て下さいね(ニコニコ))。』



ザワザワザワザワ……



まあ、そらそうでしょう?素手で石を砕いたわけで?

この圧倒的破壊力ですが…自分でもドン引きです(汗)。タネはあるのですが…


でも今更、冗談で済む道理は無いのですよ(笑)。


まずは先頭に突っ込んでみます。

下半身のバネを生かして、そのまま水面チョップの応酬です!!

有象無象を押し除けて、跳ね飛ばし、初撃でほぼ壁を崩しましたが、更なるカチコミを行ないます。


ええ、投げては倒し、倒しては投げての連撃です!!


反撃など許す筈もなく、拙者の観察眼で動きを予測。

カウンター弾丸パンチで撃沈。撃沈に次ぐ撃沈です。



それにしても遅い。

これが野良猫などと、お前たちの野生はどこに行った?ですよ。


『シャジャ(ば、化け物かっ!?)。』


『ニャニャ(おや?土木なんたらの何某でしたか?ボ〜っとしていると死にますよ?)。』



バキッ!!!



呆けた顔面にクリーンヒット。

泡を吹いて倒れましたが、寄る歳波には勝てませんでしたかな?


『ニャニャ(さあ、まだまだですよ?あの初日の第1ウェーブに比べれば、こんなものは路傍の石ですし?)。』


ボス殿と鍛錬を続けた組み手稽古の日々…その成果であるズームパンチとクリティカルキックが猫の山を築き上げていきます(え)。


『シャニィ(極道を舐めたらあかんニャンゴぉ(怒)!!)。』


と言う、極道なんちゃらに拾い上げたブロックレンガを雨霰と投げ付け、その周辺に向けて追撃ロケットミサイル石礫いしつぶての刑であります(笑)。



『『『グヘッ!?』』』『『『グギャ!?』』』『『『ゴギャァ!?』』』



既にほぼ全滅でありますが?

もうちょっと張り合いがないのでしょうか?


『シャ〜パ(お、畏れ多い…ことを…我ら鍵尻尾猫の守り神…天狐様のやしろでこのような真似を…ガクッ(気絶))。』


ふむ?よろよろと立ち上がったのは、白髭しろひげなどと偉そうに名乗った老猫ですね?

またしても偉そうな事を言ったまま気絶とか、だっさいですねぇ(笑)。



そうして残党狩りをした数分後のこと…



『…何やつじゃ?儂のやしろで狼藉を働くケダモノめが…?』



おや?これはまさかの動物霊ですかな?

赤い鳥居のやしろから、白い煙がモクモクと立ち上り、それが上空でピカッ!!と輝いたと思いきや!?



『この天狐様にひれ伏すがよいでおじゃるわぁぁ!!!』



おお、これが噂の天狐とやらですか??

さすがは稲荷神社でありますが…まぁ、想像していたよりも小さい狐でありますね?



〈…続く〉


◆ ◆ ◆


クウ君♂

種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉

階級〈血統書付き〉


カテゴリー〈2.4+〉 

戦闘力 24

防御力 23

生命力 23

回避値 23

知能値 10+〈16〉

器用値 26

魔力値 50+〈220〉


風属性エア 24


戦技バトルアーツ

奥義「猫鎌切り裂きの刑」

秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」


固有戦技パーソナルアーツ

「明鏡止水モード〈絶〉」

「泰然自若モード〈壊〉」

「意馬心猿モード」

「琴心剣担モード」


固有戦技パーソナルアーツ

猫霊剣Level 1

「撫で斬り」

「短冊斬り」

「銀杏斬り」

「十字架斬り」

「乱斬り〈七刃〉」 

「意馬心猿地雷〈9〉」


固有能力パーソナルスキル  

猫の霊眼

天狐の魂「9」

七#7@補正効果〈開闢級〉

trigger〈繰り返す〉

猫闘気・猫霊力「統合丹田」

「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」


能力スキル

霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊穴 闘気


従属霊(NEW)

???


称号

白い悪魔

無双のサムライ猫 


猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉

属性:プラスチックLV5〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

鈴付き

耐久値:10


護符袋〈道具〉

属性:鏡の霊質LV50〈特殊兵装レア級〉

付与効果:有限収納「八幡神社の玉砂利×10」「師匠の羽根×2」

背負い紐〈霊力護符〉

耐久値:80


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