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第9話〈魔猫編・流浪してみた猫〉  

我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈魔猫編〉

 

第9話〈魔猫編・流浪してみた猫〉  

  


結論から言うと、残念ながら亥太郎いたろう殿の身体は、憑依していた流浪のてんもろ共、木っ端微塵に砕け散ってしまったのです(汗)。


本体の流浪のてんも大ダメージを負っていた為、泰然自若モード〈壊〉でサクッと狩っておきました。


『ニャニャ(大変申し訳ないですね。イチの字たちも父無し子になってしまい、これから苦労するでありましょうし…何とかしてあげたいですねぇ)。』


『ちゅう(食いもんなら、サムライ猫同盟の力でなんとか出来るんじゃねぇか?)。』


おおっと、それは確かにそうですね!?

の山に面した鵜沙木うさぎ地区ですから、余った食料を運んでもらいましょう?


となれば、やる事は山ほどありますね(え)。

実質、リンリン殿のキジ白猫一族のテリトリーでもありますし、よろしくお願いしておきましょう。



『プギュプギュ…。』


『ニャニャ(え?何から何まですみませんと?いえいえ、お互い様ですよ!!イチの字たちは拙者の舎弟でありますし(?)、出来る事はやっておかねば気が済まぬのですよっ!!)。』


猪又姫いのまたひめ殿も傷だらけですし、あんな事がありましたのに気丈ですね。

出来たお方ですよ(?)。


『『『ぷいぷい!!』』』


おお、なになに?拙者のように強くなりたいですと?


『ニャニャ(いや、拙者もこれでもまだ修行半ばの身…お前たちも、ゆくゆくは立派な猪になるべく精進するんですぞ!!この御山をしっかりお守りするのです!!)。』


では、また会いましょう!と言葉を残し、拙者は山を降りたのでした…


◇ ◇ ◇


流浪のてんの陽気と共に、その記憶が拙者の中に流れ込んできました。


彼は伊豆半島の真ん中にあるアニマルなんたら…という動物園で生まれ育ちました(え)。

しかし生来の自由奔放さがたたり、仲間内から追い出されてしまう始末。


ならば出て行ってやるさ!と、彼は檻から飛び出しました…


いつか見ていろ!!と、必ず吠えずらをかかせてやる!!と。

いつの日か戻ってくる日を夢見て…しかして現実はそんなに甘くはありませんでした。


山は食料が乏しく、いつも空腹でした。


彼は急激に痩せてしまいましたが…それこそ骨と皮だけになり、まるで細い綱のような手足と身体に…


何より野良犬も多く、奴らは群れで襲い掛かってきます(汗)。

傷だらけになりながらも、その群れを追い返すこと数十回…いつしか、その動物は自分の中に眠る闇の心、即ち陰の霊力を習得していました。



月夜に紛れて、伸ばした霊力で罠を張り(?)、蜘蛛のように襲い掛かる。


彼は常に飢えていました。

じきに、狩る事が飢えを満たす以上に興奮し、それを求める日々が続いたある夜…唐突に獰猛な鷹に追われ、巨体の牡鹿に突き落とされ、谷底に転げ落ちました…


それはそれは酷い大怪我を負ったのです。

手脚も動きませんでした。


上には上がいると知ったその日、彼は自分がもう死ぬものと覚悟したのです…



目覚めた時、彼は泉の前で倒れていました。

いつの間に、俺はここに?


しかし、これで喉だけは潤わせる事ができました。

手脚の骨が折れた今となっては、少しだけ死が長引いたに過ぎませんが…



次に目覚めた時、彼の枕元に山の果物がいくつか置かれていました。

これは一体、誰が…?


生肉を好んで食べていた彼にはどうにも満足できるものではなかったものの、死ぬよりはマシと飲み下す。

死ぬほど不味いと天を仰ぎ見て…



そんな日が続き、遂にその山のような巨体の動物が姿を現しました。

それは猛々しくも筋骨隆々とした猪の姿。

その口には野葡萄が一房…


何故だ?何故、この猪は俺を助けた?


その猪の名は「亥太郎いたろう」と言った。

代々、このの山を守る一族の猪だという。


野生動物の掟はシビアだ。

特に余所者は毛嫌いされるというのに…山の動物は助け合いだろう?とその猪は豪快に笑ったのだ。



傷は癒えたものの、手脚の骨は曲がったまま。

少し歩いただけで全身が悲鳴を上げます(汗)。


亥太郎いたろう殿との関係はそれなりに続いていますが(?)、このまま迷惑を掛けるわけには行きません。

早々にこの山を降りねばなりませんし、恩義は必ず返さねばならない。


そんな事は気にするなと亥太郎いたろう殿は言うが、流浪のてんとまで称されたこの俺が、このままでいる訳にはいかないのです。


激しいリハビリに悲鳴を上げつつ、霊力を研ぎ澄ましながら、彼は野山の果物を頬張りました。

驚くことに、の山の果物を食べれば食べるほどに、彼の霊力は大きく、また心も晴れやかに、穏やかになって行ったのでした…



〈…続く〉


◆ ◆ ◆


クウ君♂

種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉

階級〈血統書付き〉


カテゴリー〈2.4+〉 

戦闘力 24

防御力 23

生命力 23

回避値 23

知能値 10+〈16〉

器用値 26

魔力値 50+〈220〉


風属性エア 24


戦技バトルアーツ

奥義「猫鎌切り裂きの刑」

秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」


固有戦技パーソナルアーツ

「明鏡止水モード〈絶〉」

「泰然自若モード〈壊〉」

「意馬心猿モード」

「琴心剣担モード」


固有戦技パーソナルアーツ

猫霊剣Level 1

「撫で斬り」

「短冊斬り」

「銀杏斬り」

「十字架斬り」

「乱斬り〈七刃〉」 

「意馬心猿地雷〈9〉」


固有能力パーソナルスキル  

猫の霊眼

天狐の魂「9」

七#7@補正効果〈開闢級〉

trigger〈繰り返す〉

猫闘気・猫霊力「統合丹田」

「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」


能力スキル

霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊穴 闘気


従属霊(NEW)

???


称号

白い悪魔

無双のサムライ猫 


猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉

属性:プラスチックLV5〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

鈴付き

耐久値:10


護符袋〈道具〉

属性:鏡の霊質LV50〈特殊兵装レア級〉

付与効果:有限収納「八幡神社の玉砂利×10」「師匠の羽根×2」

背負い紐〈霊力護符〉

耐久値:80


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