第8話〈魔猫編・追い詰める猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈魔猫編〉
第8話〈魔猫編・追い詰める猫〉
ボス殿が呆れた顔で見ています(え)。
しかしながら、拙者は拳を止めません!!
激しい攻撃の応酬となっていますが、極力、流浪の貂の攻撃は躱します。
何故なら、毛がボサボサになると母上様が怒るので(え)。
拙者の闘気当ても出力がUPしており、そこら辺の浮遊霊であれば一撃で成仏させる程になっていますが(?)、この流浪の貂もさることながらで、上手く躱しつつ拙者に爪や牙を伸ばしてくるのです!!
『ニャニャ(おっと、しかしそれは霊力で作った偽物の尻尾ですぞ?)。』
『ギャぎゃギャぁァァァ(狂気)!?』
拙者の尻尾に噛み付いたと見せ掛け、尻尾グルグル巻きで絡みつかせての、闘気剛力で一気に手繰り寄せます。
それにしても、この流浪の貂ですが…ヌルヌルと身体を細く長くしながら、さながら綱のような姿にもなるという異質さ?
十分に警戒をしていますが、攻撃が変則的で広範囲なのは厄介ですね…。
『ニャニャ(しかし、むむむ…無駄な抵抗をぉ、おりゃぁぁぁ!!!)。』
ブチッ!!!!
『ギゃアアアァァァ(悲鳴)!!??』
ええ、引きちぎってやりましたとも(え)。
霊体ですが、一応は痛みを感じているようで?
そして霊体なので、勿論、くっ付けば元通りにはなりますが…そこに拙者は意馬心猿地雷を1個、投げ付けました!!
『ぎゃャャガぁぁギャギャあ(困惑)!!??』
そう、意馬心猿地雷が張り付いて、再生の邪魔をしているのです。
拙者の霊力量もUPしていますから、そう簡単にはエネルギー切れにはなりませんよ!?
と、この隙に、流浪の貂の下半身部分を狙い…
『ニャニャ(…泰然自若モード〈壊〉!!!)。』
ドッゴォォーーーーン!!!!
砂埃が立ち昇り、と同時に下半身の陰体が砕け散りました。
拙者の拳を受けて、まさしく木っ端微塵こですね(笑)。
『ちゅう(こら、クウ!!気を抜くなっ!!)。』
はにゃ!?あれ?流浪の貂の上半身が…ヌルリと消えました?その先は…??
『ニャニャ(あっ、コラ!?何をやっているんですかぁぁ!?)。』
まさかの事態ですよ(汗)。
あの流浪の貂が、亡くなったウリ坊たちの父上の身体に潜り込み、それが不意に起き上がったのです!?
これは死体を乗っ取った??
よもや、その姿で再戦か?と思いきや、後ろも振り返らずに逃走しやがったのです!?
『『『ぷいぷい〜!?』』』
ああ、拙者としたことが、なんたる失敗…
洞穴から顔を出したウリ坊たちも、父親が生き返ったのかと困惑するばかり。
これがリンリン殿のライバルとされた流浪の貂のすることでしょうか!?
拙者はグッと拳を握り締め…
◇ ◇ ◇
『ニャニャ(ともあれ、憑依状態の亥太郎殿をそのままにするわけにはいきません。申し訳ありませんが、亥太郎殿の身体は諦めて頂きたく…)。』
これも全て、拙者の不手際なのでありますよ(汗)。
ちなみに亥太郎殿とはイチの字たちの父親の名前であると教えて頂きました。
『…プギュプギュ。』
おお、こちらこそ申し訳ありません、猪又姫殿!!
今はイチの字たちの為にも、身体を労って頂きたいですね?
『『『ぷいぷ〜い。』』』
『ニャニャ(おお、イチの字、ニの字、サンの字。お前たちも不甲斐ない拙者を励ましてくれるとは…ええ、必ずや、お前たちの父の仇、討ってみせますぞ!!)。』
拙者はウリ坊たちに固く誓う。
でも他の初見の6匹は警戒しているようですが(汗)。
そんなに怯えなくても良いのですよ?拙者、悪い子猫ではありませんので(笑)。
『ちゅう(にしても、かなりの速度で走って行ったぜ?行き先に目処はあんのかぁ?)。』
『ニャニャ(ふふふ、ボス殿。拙者を誰だと思っているのですか?あやつには拙者の意馬心猿地雷を仕込んであるのですよ?)。』
つまりは、まあ範囲には限界はありますが、ちゃんと脳内レーダーで感知が可能なのです。
そうとなれば、拙者は一目散に走り出しました!!
ボス殿もシュタッと拙者の首筋に戻り…ウリ坊たちの期待に満ちた目を背中にして。
さて、奴はどこまで逃げるつもりでしょうか?
このままですと、隣の山まで行きそうな気配ですが…ふむ、動きが遅くなりましたね?
これは、既に逃げ切ったと油断しているのか?もしくは罠を張って待ち構えているのか?のどちらか一つでしょう?
『ちゅう(おいクウ。十中八九、これは罠だぜ?)。』
『ニャニャ(ええ、分かっていますよ。しかし虎穴に入らずんば虎子を得ず!ですよ)。』
たとえ、どんな罠が待ち受けようとも…おっと?これは蜘蛛の巣でしょうか?
いや、この蜘蛛の糸は…黒い網のようであって、あの流浪の貂め、小癪な真似を!?
木々の間に張られた幾つもの、蜘蛛の巣を模した罠…それは流浪の貂が自身の陰体を細く長く伸ばして作り出した粘つく陰の罠であった。
確かにこれは、少しでも触れれば絡め取られ、身動きを封じられてしまう(汗)。
そして本体をも呼び寄せてしまう狡猾な罠。
しかしてこれは、同時に奴のミスにして最大の欠陥とも言えます(?)。
『ニャニャ(明鏡止水モード〈絶〉!!!)。』
刻が止まる。
拙者は蜘蛛の巣の全てに意馬心猿地雷をセットして、また元の場所に戻りました。
『ちゅう(お、おい、クウ?おめぇ、まさか?)。』
『ニャニャ(ええ、そのまさかですよ?意馬心猿地雷、並行励起…発動!!)。』
ド、ド、ド、ド、ドッゴォ〜〜〜〜ン!!!!
その夜、いくつもの爆発が連なり、亥の山は再び静寂を取り戻したのでした…
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈2.3+〉
戦闘力 24
防御力 22
生命力 23
回避値 23
知能値 10+〈16〉
器用値 25
魔力値 50+〈200〉
風属性 23
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード〈絶〉」
「泰然自若モード〈壊〉」
「意馬心猿モード」
「琴心剣担モード」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り〈七刃〉」
「意馬心猿地雷〈9〉」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「9」
七#7@補正効果〈開闢級〉
trigger〈繰り返す〉
猫闘気・猫霊力「統合丹田」
「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」
能力
霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊穴 闘気
称号
白い悪魔
無双のサムライ猫
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属性:鏡の霊質LV50〈特殊兵装級〉
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