第18話〈霊猫編・唐突に乗り込む猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈霊猫編〉
第18話〈霊猫編・唐突に乗り込む猫〉
◎7月中旬
夏…強い日差しにベタつく汗。
長毛猫にとっての天敵ですね。
そんな中、鵜沙木地区サムライ猫同盟は平常運転です。
引き続き、浮遊霊と地縛霊の目撃情報を収集しつつ、遂に拙者は鵜沙木地区を飛び出し、砂浜を脱兎の如く駆け抜けました。
目的地は隣町?の海水浴場です。
まあ、深夜でありますし、初夏なので閑散として人影もありません。
今回、こうして脚を伸ばした理由ですが、それはゴン殿の母上が率いる灰色猫一族にお目通りをする為ですよ(?)。
『ニャニャ(しかし、椰子の木がいっぱいですね!?)。』
『ニャフ(一応、南国温泉街のイメージだからね…)。』
ゴン殿、やる気が無いですね(笑)。
何しろ、渋々って感じで承諾されましたが、かなり嫌がっていましたから?
どうも家庭環境がよろしく無いのかと察しますよ(え)。
ですが、そこは数少ない修行仲間のゴン殿の為、拙者は身をもって盾となる所存であります!!
と言っていたら、どうやら囲まれています?
『ギャフ(余所者めが、とっとと出て行け!!)。』
『『『『(出て行け!!出て行け〜!!!)。』』』』
ああ、ギャラリーが煩わしいですね?耳障りです。
そして初期のゴン殿程ではありませんが、陰の気で気配を消している者も多々あり?
ガンッ!!ゴンッ!!ドゴンッ!!バキッ!!バコ〜〜ン!!!
『ニャニャ(その程度で隠れているつもりとか、ゴン殿の爪の垢を飲ませましょうか?)。』
砂浜に沈む灰色猫が5人…明鏡止水モードで風となった拙者の動き、目に追える筈もなく…。
『ギャフ(なっ!?なんだ、何しやがった!?)。』
はいはい、普通に鉄拳を喰らわせただけですよ?
闘気なんか使ったら死んじゃいますので(え)。
ところで、この灰色猫…ちょっとだけゴン殿に似てますね?
他人のそら似でしょうか?
『ニャニャ(ちょっとゴン殿ぉ?これ、親戚か何かですかな?)。』
『ニャフ(いや、一応、実の兄なんだけどねぇ…)。』
また嫌そうな顔をしてますね。
だから、さっきからずっと影になったままなんですか?
『ニャニャ〜(まあ、良いでしょう?とりあえず、ゴン殿の母上にお会いしたいので、あなたは速やかに案内するように?)。』
『ギャフ(にゃ、にゃにぃぃ!?)。』
ゴン殿の名前を聞いて、顔色を変えましたね?ふむ。
『ギャフ(あの出来損ないの名をぉ…俺たち灰色猫一族を敵に回して、ただで帰れると思うなよぉぉ)。』
いや、それでどうすると?
既に猫ギャラリーは沈黙しており、戦力はガタ落ちですが?
とりあえず、アッパーカットで顎を打ち上げ、昏倒させました(え)。
…死んではいないでしょう。
そして首筋をムンズと掴み、砂浜を引き摺っていきましょうか(笑)。
『ニャニャ(さあ、ゴン殿!お土産も出来ましたし、ご案内をお願いしますよ?)。』
『ニャフ(君って、もう何でもありだよね…(汗))。』
◇ ◇ ◇
砂浜からちょっと離れた草むらの中に、灰色猫一族の住処がありました。
廃棄された電化製品がチラホラと放置された中で、かなり質素な生活ですねぇ…
『(な、何者だっ!?…あ、若っ!?)』
ザワザワ…ガヤガヤ
ああ、引き摺ってきたので、かなりボロボロになってしまいましたが、これは仕方ないですね。不可抗力です(笑)。
えっと、そして二足歩行の拙者がそんなに珍しいのでしょうか?木刀も背負っていますし?
しかし鵜沙木地区ではこれがもう当たり前になってしまったので、逆に視線が新鮮ですね。
『ニャニャ(拙者、クウと申します。鵜沙木地区から参りました。長であるゴン殿の母上と会見したく、どうぞよろしくお願いいたします?)。』
拙者は逃げも隠れもしませんよ?
威風堂々、肩で風を切って住処を進んで行きます(え)。
『ニャフ(…君、まだ許可もらってないよね?)。』
はて?しかし止められないので、これは許可をもらったと同義なのでは?
そして、とある段ボールの前で、年老いた猫がおりました。
灰色のお婆さん猫ですね…あ、ちょっと!?拙者に土下座とかやめて下され(汗)。
『キャフ(孫の…あの子を…どうぞよろしくお願いいたします…予言の猫様…(平伏))。』
こ、これは困りましたね。
…え?孫って、まさかゴン殿のことですかな?
見ればゴン殿も困った顔で…
そこに、配下の猫ギャラリーを引き連れた灰色猫が姿を現し…これまたゴン殿にそっくりの美人猫で(え)、ああ、この方が母上ですかね?
『チャフ(母様、いったい何を…は、まさか、その方があの予言の白い悪魔ですと(驚愕)!?)。』
む。またしても拙者を白い悪魔呼ばわりとは、ちょっと許せませんので、ブンッとゴン殿の兄猫を投げつけてやりましたよ(?)。
『『『『(わ、若っ!?)』』』』
さてさて、どういう反応をするかと思ったら…これは予想外?
一同、俺を取り囲んで平伏する始末。
…何故にっ!?
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈2.0+〉
戦闘力 21
防御力 19
生命力 20
回避値 20
知能値 10+〈16〉
器用値 22
魔力値 35+〈105〉
風属性 20
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード」
「泰然自若モード」
「意馬心猿モード」
「琴心剣担モード」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り〈六刃〉」
「意馬心猿地雷〈5〉」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「9」
サムライ猫
trigger〈繰り返す〉
猫闘気「闘気走り」「闘気当て」
能力
霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊力 闘気
称号
白い悪魔
無双のサムライ猫
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
木刀「まな板」〈刀〉
属性:碧血の霊木LV100 〈変異兵装級〉
付与効果:鮮魚の血潮「霊力循環器官」
精神感応〈猫霊剣・増幅〉
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:220
護符袋〈道具〉
属性:鏡の霊質LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:有限収納「八幡神社の玉砂利×10」
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:80




