第6話〈霊猫編・泣かせる猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈霊猫編〉
第6話〈霊猫編・泣かせる猫〉
流浪の獅子殿のアジトは、ちょっと斜面になった山入り口の廃屋でありました。
少しホコリっぽいですね(汗)。ゴホゴホッ。
そこへ、サクラさんに案内されて、拙者は悠々と入り口を通り抜けます。
『ゴニャア(あ、サクラ!!何でそいつを連れて来たんだよっ!?)。』
おや?彼は確か…自称、最弱の赤丸さんでしたか?
一応、睨め付けておきましょう。
『ゴニャ…ァ(汗)。』
黙りましたね(え)。
同時に、遠巻きの連中も逃げ出しましたが…
そんな事よりです、問題の流浪の獅子殿ですが、ボロボロのソファの上で毛繕いをしておりました。
呑気ですねぇ…
『ミャャア(で、貴様…何をしに来た?)。』
そんなに身構えないで欲しいものです(え)。
しかし、顔付きもカッコいい御仁ですよ。羨ましいですねぇ…。
『ニャニャ(正直、挑戦状を出したのは失敗だったと思います。ボス殿の計画に乗らなければ良かったと後悔しているんですよ?)。』
『ミャャア(…?)。』
お前は何を言っているんだ?という顔色の流浪の獅子殿です。
まあ、拙者もよく分かっていないわけで?
『ニャニャ(とは言え、その首輪の鈴の音、良い音ですね?)。』
憮然とした流浪の獅子殿の首元には、あまり似つかわしくないピンク色のリボンと鈴が付いていました。
攻撃を受けた際のチリン♪という音は、その音だったのです…。
『ニャニャ(拙者の主人殿は尊敬に値する方ですし、母上様は拙者が生涯をかけて守るべきお方なのですよ)。』
『ミャャア(…何を言っているんだ?)。』
まだ分からないのでしょうか?
『ニャニャ(流浪の獅子殿も、その首輪を大事にしているという事は、元の主人殿といつか再会したいと、そう思っている心の現れでしょう?)。』
『ミャャア(ふ、ふざけるなぁぁ!!)。』
あ、怒らせてしまいましたか?
立ち上がり、毛が逆立っていますね…臨戦態勢ですか。
しかし、どうやらこの流浪の獅子殿、特に陽の気の操作に特化した武闘家タイプと見ました(?)。
故に、本気の彼とぶつかり合ってみるのも一興ですけども?
『ニャニャ(ふむ、ボス殿がいうには、道場を引っ越しする際に行方不明になった仔猫がいたそうで…師範代がいくら探しても見つからなくて泣いていたそうですよ?)。』
『ミャャア(……??)。』
そらもう、目が点の流浪の獅子殿です(笑)。
『ニャニャ〜(道場自体は、西地区に移動したそうですが、ボス殿は気になってずっと神社の横の空き地で待っていたそうですよ…その我流最強拳ってボス殿の直伝ですか?)。』
『ミャャア(へ…あ?…そ、そんな事って…??)。』
そして拙者、初めての男泣きを見たのです。
流浪の獅子殿は立派な男なのですよ…。
『ニャニャ(…ということで、道案内いたしますよ、リンリン殿?)。』
『ミャャア(こ、その名前で呼ぶなぁぁ(怒)(涙)!!!)。』
ええっ!?
怒るか泣くか、どっちかにして欲しいものですね(?)。
◇ ◇ ◇
『ニャニャ(…というわけで、流浪の獅子殿は予想通り、リンリン殿でありましたね)。』
『ちゅう(あの小僧、やっぱり生きてやがったかぁ(笑))。』
ボス殿、ご満悦ですね。
近く、神社で3者会議の予定ですので(?)、そこにボス殿を連れて行っても良いと思うのですよ。
サプライズは必要です(え)。
『子猫ちゃん、お疲れ様ね〜。良いことして偉いわよぉ。いい子、いい子。』
祖母様に言われると照れますねぇ。
こうして、一件落着となった次第ですが、何か忘れている気がしないでもなく…
…あっ!?虚無僧の件を確認してなかったのですよ(汗)。
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈1.7+〉
戦闘力 18
防御力 15
生命力 17
回避値 16
知能値 10+〈16〉
器用値 20
魔力値 24+〈50〉
風属性 13
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード」
「泰然自若モード」
「意馬心猿モード」
「琴心剣担モード」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り〈四刃〉」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「9」
サムライ猫
trigger〈繰り返す〉
猫闘気「闘気走り」「闘気当て」
能力
霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊力 闘気
称号
田崎家の猫
無双のサムライ猫
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
木刀「まな板」〈刀〉
属性:碧血の霊木LV100 〈変異兵装級〉
付与効果:鮮魚の血潮「霊力循環器官」
精神感応〈猫霊剣・増幅〉
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:220




