第1話〈霊猫編・泥の苦難に窮する猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈霊猫編〉
第1話〈霊猫編・泥の苦難に窮する猫〉
◎6月初旬
拙者が我が家に迎え入れられ、およそ4ヶ月が経った頃合い。
まだまだ子猫の身体が恨めしい今日この頃である(汗)。
とは言え、成長期まっしぐらの拙者であるに、日々、筋力や握力、骨格などの成長痛を感じ つつ、喜びもひとしおであります。
今では二足歩行が当たり前に日常的で、母上様や主人殿と居合わせる際の四足歩行の方が苦痛に感じる程で(え)。
それはさて置き、空気も温かくなって来ました。
季節はもうすぐ夏ですね。
◇ ◇ ◇
深夜、拙者は我が家から飛び出しました。
もはや手慣れたものですが、今夜は少しばかり緊張感を強めに挑みます。
何故なら、拙者の初めての地縛霊狩りですからね!!
既にゴン殿も現場で待機している筈です。
目的地は通い慣れた神社の手前、照明灯の付いた電柱の陰に…いました。
電柱にしがみ付いた少年の地縛霊は、地面に沈まぬよう、もがいているようにも見えます。
何とも必死の形相ですね(汗)。
拙者は「明鏡止水モード」のまま接近し、「琴心剣担モード」に切り替えての猫霊剣・撫で斬りを繰り出す。
手応えは…まるで泥を斬ったかのような感覚!?
『じにたくなぁぁぁいいぃぃぃ(悲嘆)!!!』
『ニャニャ(くっ!?しまった!!)。』
拙者の尻尾を掴まれた!!
まるで粘りつくような泥の感触…こ、これはいけません(汗)。
『ニャニャ〜(秘技・猫尻尾グルグル分断の刑なり!!)。」
霊力で尻尾を覆い、地縛霊の手ごと放棄する。
無事に脱出しましたが、拙者の尻尾がぁぁ(涙)。
ゴッソリ抜け毛がぁぁ。
『ニャニャ(許さないのです。猫霊剣・銀杏斬りぃぃ!!)。』
ズドーーーーン!!!
陽の霊力を込めての貫通攻撃は…地縛霊の胴体に風穴を開けるも、あっという間に塞がってしまい?
その後も、斬っても斬っても泥状態のドロドロのドロドロで…
『ニャニャ(動きは遅いのですが…拙者の攻撃が効果ないですとぉ!?)。』
ならば「闘気当て」…は接触する必要がある為、危険と判断。
ドロドロは確実にシャワー案件ですよっ(怒)。
あえなく拙者、地縛霊狩りに失敗で逃げ帰った次第でありました。無念。
くっ、霊力が上がったと慢心しておりました。
『ちゅう(クウ、修行が足りんぜ!)。』
ボス殿、返す言葉もありません。
この方、小っこいのに化け物なネズミさんですからね…
『あらあら、そういえばちょっと昔、あの辺りで自殺した子がいたらしいのよね〜?』
祖母様がいうには、主人殿の兄上の学生時代くらいの出来事だとか何とか?
ちなみに主人殿の兄上は大学入学と共に、遠方に居を定めて戻って来ないそうで。
まあ、それはさて置きですね…
『ニャニャ(どうしてゴン殿が地下室にっ!?)。』
『ニャフ(これは僕の隠分身だけど、ちゃんと本体と意識を共有しているんだよね。そしてそのまま君に気を供給可能だよ〜)。』
こっちにも化け物がいたぁぁぁ(汗)。
こうして、拙者たちは泥状態対策について話し合いました。
泥状態の地縛霊を討伐するには、あの泥を払拭せねばなりません。
結論としては、木刀「まな板」を用いて斬る…という行為自体が無効??
『ニャニャ(いや、それはダメでしょう!?刀のないサムライ猫など、その存在意義の全否定ですよっ??)。』
『ちゅう(いや、お前ぇ…そうは言ってもなぁ(呆れ))。』
そうなると「泰然自若モード」しかないのですが、それだって近接戦主体です。
非常に危険ではないですか!?シャワー危険!!
むむむ…始まった早々の前途多難ですね。
頭が痛いのです(汗)。
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈1.6+〉
戦闘力 16
防御力 14
生命力 15
回避値 15
知能値 9+〈16〉
器用値 18
魔力値 22+〈40〉
風属性 12
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード」
「泰然自若モード」
「武闘モード」
「琴心剣担モード」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り(未完成)」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「9」
サムライ猫
trigger〈繰り返す〉
猫闘気「闘気走り」「闘気当て」
能力
霊眼 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊力 闘気
称号
田崎家の猫
無双のサムライ猫
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
木刀「まな板」〈刀〉
属性:碧血の霊木LV100 〈変異兵装級〉
付与効果:鮮魚の血潮「霊力循環器官」
精神感応〈猫霊剣・増幅〉
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:220




