第14話〈闘猫編・デコチャリリベンジな猫〉
(*^ω^*)ブックマークといいねをよろしくお願いしま〜す。
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈闘猫編〉
第14話〈闘猫編・デコチャリリベンジな猫〉
◎5月上旬
それから10日あまりが過ぎ去り、拙者は夜な夜な、地下室の奥に籠って「まな板」を削りに削りました。
大量のおがくずは、ボス殿が寝床にちょうど良いと言って持ち出して行きました(?)。
今回、拙者が一番に留意したことは、陽の霊力でのみ削り出すこと。
「陽霊力剣モード」に特化した木刀にすべく、イメージし、願い、祈りながら、そうして完成した新たなる我が木刀…その名も木刀2号「まな板」である!!
祖母様から頂いた御守り代わりの背負い紐を結び直して、拙者の背にもジャストフィット。
さて、名前を馬鹿にしたら痛い目に遭いますので、ボス殿もお気を付けて(え)。
何故ならば、まな板として大量の活魚の生き血と生命力と魂を吸い込んで、かつそれを成し遂げた父上様の思いと執念がそれを抑え込み、陰の気が反転して陽の気として凝縮していたのですよ(?)。
それを拙者の陽の霊力で中和した結果、ちょっとばかり、とんでもない物を作ってしまったのではあるまいか…(汗)。
『ちゅう(名前はイカれてるが、霊力の見えない俺様でも、それはヤバい気配がビンビンするぜ?)。』
『ニャニャ(ボス殿にも分かりますか?さすがの拙者でも、これを我が家の中で振るうのは気が引けますね(え))。』
まあ、地下室ではありますが?
という事で、こんな時は神社ですね…。
真夜中の神社は気が引き締まる気分になります。
今夜はゴン殿もおられず、管理人殿だけが静かに見守っています。
我が木刀…「まな板」を構え、拙者は「陽霊力剣モード」を発動。
『ニャニャ(うっ、こ、これはっ!?)。』
拙者の陽の霊力が逆流!?
むしろ、「まな板」から噴き出した陽の気が、拙者の身体に無尽蔵に入ってくる。
これは「まな板」が拙者に力を貸してくれているのでしょうか?
循環する熱量が腹の中から、また己の霊力となって全身を駆け巡る…。
しかし、それがまた心地よく、拙者の意識を細く長く明瞭にさせる。
染み入る風の音…風を薙ぐ。
しめやかなる風を…糸のように断つ。
ああ、全ての細部が指先に、剣先にいたるまで一体化したかのような感覚。
まるで全てを凌駕し、切り裂けるかのような超越感…しかし過信は禁物であると拙者の魂は忠告する。
一歩づつ、一歩ずつ着実に歩いていこう。
『ポンポコ(お見事。まさしく余裕の一歩先に踏み出す剣の冴えじゃな。それこそ琴心剣担と言えよう)。』
管理人殿のお褒めの言葉、染み入ります。
ならば今日ここで、陽霊力剣モードは「琴心剣担モード」と改める事にしました。
◇ ◇ ◇
デコチャリリベンジの日がやって来ました。
今夜は何故か、ギャラリーが多いですね?
『チャ〜ゴ♡』『ミ〜ゴ♡』『ミ〜キャ♡』
そういう応援は要らないのですよ(怒)。
危ないので、子猫たちは下がっていて欲しいのです!!
ボディガード役の黒ブチ猫さんに押し付けました。名前は丑三さんですか?
一方、浮遊霊の移動経路は予測済み。
各地点に置いた野良猫グループの連携である。
『ニャキャ(クウの兄貴!!もう直ぐ、中華屋さんの前を通過しやすぜっ!!)。』
『ニャニャ(承知しました!!)。』
拙者、颯爽と道路に踊り出し、迎え撃つべく木刀を構える。
木刀「まな板」に陽の霊力を充填し、「琴心剣担モード」を発動。
澄み渡る視界と意識…迫るデコチャリの照明と陰気を肌にビリビリと感じます(?)。
『ひゃっはぁぁぁあああ(暴走)!!!』
それは愛を求め彷徨い、暴走を続ける、心荒んだ少年の魂を…拙者、陽の霊力で寸断。
『ニャニャ〜(猫霊剣・撫で斬り!!)。』
ドドドーーーーーーン!!!
デコチャリを切り捨て、まずは足止めをする…の予定であったのですが(え)。
『ひゃ、ひゃぁっはぁぁぁあぁねえさあぁぁぁん(歓喜)!?』
恐るべきは、この木刀「まな板」か?
撫で斬り一閃でデコチャリはおろか、少年の浮遊霊までも両断してのけたのですよ!?
そして両断されたデコチャリは元より、浮遊霊本体までも拙者の陽の霊力によって、その陰気で出来た身体が消滅し始めて…
『…ねぇさん…に…ありが…とう…』
『ニャニャ(ちょ、急展開過ぎますよっ!?)。』
拙者、もっとこう、血湧き肉躍る闘いをしたかったというのに、これは早過ぎますよ!!
これでは一方的過ぎて、何の実感も湧きません(汗)。
『ニャキャ(さすがクウの兄貴っ。一撃とか、あり得ませんぜっ!?)。』
それは、まあ、自分でもそう思いますけど…?
正直、本当にこれで終わってしまったのか?と疑問にも感じましたが、この拙者の体内に流れ込む陽気を感じるに、確かにデコチャリ少年の浮遊霊は消滅してしまったのでしょう…。
『ニャニャ〜(まあ、何はともあれ…マタタビを持ってこぉぉい!!今夜は無礼講だぁぁ!!)。』
くっ。自分でも分かってはいるのですが(?)、このハイテンションは止められません。
多分、今回は過剰な陽気が拙者をおかしくしているものと思われ…ああ、誰か助けてくだされぇぇぇ(心の悲鳴)。
『ニャキャ(了解ですぜっ、兄貴ぃ!!)。』
『チャ〜ゴ♡♡』『ミ〜ゴ♡♡』『ミ〜キャ♡♡』
違う、そうじゃな〜い(怒)。
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈1.3+〉
戦闘力 14
防御力 12
生命力 13
回避値 13
知能値 7+〈16〉
器用値 16
魔力値 17+〈25〉
風属性 7
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード」
「泰然自若モード」
「陽霊力剣モード」→「琴心剣担モード」(NEW)
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り(未完成)」
固有能力
猫目
天狐の魂「9」
サムライ猫
trigger〈繰り返す〉
能力
猫目 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊力 闘気
称号
田崎家の猫
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
木刀「まな板」〈刀〉(NEW)
属性:碧血の霊木LV100 〈変異兵装級〉
付与効果:鮮魚の血潮「霊力循環器官」
精神感応〈猫霊剣・増幅〉
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:220




