第13話〈闘猫編・灯台下暗しの猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈闘猫編〉
第13話〈闘猫編・灯台下暗しの猫〉
新築中の一軒家から木材をいくつか拝借してきました。
しかしながら、どうも何かが違うのです…(?)。
木材が手に馴染まない?と言いますか、拙者の霊力が良い感じに浸透しないわけで。
『ミニャ(話を聞く限り、時間を掛けて霊力の爪で削り出したっていうなら、その過程で少しづつ木材が変質した可能性があるんじゃないか?木も生きているんだぞ…)。』
と、ミー先輩は仰います。
ミー先輩の分析は外れたことがありませんし、恐らく、その通りなのでしょう。
確かにその通りなのですが、拙者もそう思って作成に励んだのです。
都合、3本の新たな木刀が完成したのです(え)。
『ミニャ(そもそも、クウ。お前、木刀を3本、たった一晩で作れる方がどうかしているぞ?)。』
ガーーーーーン!?
『ニャニャ(た、確かに…徹夜で頑張ったとはいえ、以前は数十日かけて削り出していましたね(汗))。』
しかし、これは拙者自身の霊力が以前よりも大きくなり過ぎて、力を抑えてはいても、あっという間に削り出してしまった結果によるもの…。
ああ、どうしようもない事なのですよ(涙)。
◇ ◇ ◇
…目の前には暗雲が広がっています。
あの日、目の前で砕け散った我が木刀…何度も何度も夢に見ました(涙)。
まるで分厚い岩山に、悲鳴と共に…伸ばした拙者の手が空を掴み…またしても悪夢に飛び起きる始末で(汗)。
ミー先輩曰く、拙者の霊力に耐えられる木材でなければ、デコチャリリベンジ(?)を果たすことは不可能であろう、と。
でもそんな木材、どこにあると言うのでしょう??
『ニャニャ〜(あったぁぁ!?灯台下暗しぃぃ!!)。』
拙者、フラフラと1階の店舗に降りて来てしまったようで?
そして発見した、父上様の愛用の…それは「まな板」であります。
この「まな板」は父上様が魚屋で魚を捌き、お刺身を作る為の必需品…
活魚の生き血と生気と魂を吸い上げ、また父上様の熱意と職業魂が宿って、ちょっと普通では無い木材であります。
これもまた、拙者の霊力が増え、猫目に影響が出たからこその発見でありましょう!!
となれば、とても心苦しいのですが…こっそりと拝借して、地下室に持ち込みましょうか。
『………(凝視)。』
ひっ!?
背筋にビビッと突き刺さるような視線がっ!?
あ…九官鳥の、え〜と、ホ、ホニョさんでしたか?
『ニャニャ(いえ、大変に悪いことをしているのは分かっておりますが、伏して、どうか今回だけはお見逃し下されぇぇぇ〜(土下座))。』
拙者には、もはや土下座しかありませぬ。
このハニョさんは父上様が養い、大切にしておられる九官鳥ですので、きっとお怒りになっているに違いないのですよ!?
『ニャニャ〜(しかし、しかしどうしても拙者の木刀の為、我が家を護る為に、どうかお見逃し下さいませぇぇぇ(土下座))。』
シーーーーーン
ゆっくりと頭を上げる。
ハニャさんは…鳥籠の中で、顔を背けて羽を休ませている。
どうやら、ギリギリで許されたようですね(安堵)。
ああ、しかしこのまな板…思っていたよりも重いですね。
「泰然自若モード」で、スタコラサッサと運び去る拙者なのでした…
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈1.2+〉
戦闘力 13
防御力 11
生命力 12
回避値 12
知能値 6+〈16〉
器用値 15
魔力値 15+〈20〉
風属性 6
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード」
「泰然自若モード」
「陽霊力剣モード」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り(未完成)」
固有能力
猫目
天狐の魂「9」
サムライ猫
trigger〈繰り返す〉
能力
猫目 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊力 闘気
称号
田崎家の猫
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10




