第3話〈闘猫編・御老人と遭遇する猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈闘猫編〉
第3話〈闘猫編・御老人と遭遇する猫〉
◎4月中旬
今夜の案内人はゴン殿であります。
『ニャフ(あの浮遊霊は何にでも反応するから気を付けてね?)。』
ゴン殿の忠告、かたじけないです。
しかし拙者、あえて真っ向勝負をする所存。
駅前通りの道路の奥にて、そこは藤の花の木立の垣根がある場所…ウロウロと彷徨い歩く高齢の御老人の姿がありました。
物思いに耽っているのか?あちらこちらと眺めつつ、しかし足取りは軽い?
祖母様曰く、それは徘徊老人なのでは?との事だが…
なれば今こそ、修行の成果を見せる時!!
『ニャニャ(御老人、失礼ながら討伐させて頂きます!!)。』
『ふがふがふがぁぁぁあああ(興奮)!!!』
おお、何と!?
とんでもない加速度で御老人が拙者に突っ込んで来ました!?
何を仰っているのか分かりませんが(?)、それはもう目と鼻の先で…
『ニャニャ(…くっ!?)。』
よもや、高齢者と侮ったか?
だがしかし、拙者は「闘気」によって爆発的な瞬発力を見せつけた。
もうそこには拙者はいない!!
『ふがっ?』という御老人の横っ面に、霊力充填済みの木刀を叩きつける。
バキィィィ〜ン!!!
『ふががが、がぁぁぁああ(悲鳴)!?』
まだまだぁ。
逃れようと加速する御老人を、あらぬ方向に石礫を投げ当て、その音に反応して足を止めたところを狙い撃つ。
『ニャニャ〜(猫霊剣・撫で斬りぃ!!)。』
『ふがふがふがあぁぁぁ(手がぁ)!?』
御老人の右手首が飛んだ。
撫で斬り!撫で斬り!!またもや加速で逃れようとしたところで、再び石礫で視線を奪い、闘気と共に肉迫する。
『ニャニャ(トドメの…猫霊剣・乱斬りぃぃ!!!)。』
握る木刀が虚空に閃き、霊力で出来た双刃を生み出す…これぞ、新たなる拙者の奥義!!
都合、三つの刃を生成し、これは木刀に霊力の「猫鎌」を組み込んだ仕様である。
これにて標的を三枚おろしに引き裂くのです。
ズババババァ〜〜〜〜〜ン!!!
…ふぅ。どうにか一件落着でありましょうか?
三枚おろしになった(汗)御老人は倒れ伏したまま、ピクリとも動かない。
そして徐々に頭から消え始めている…。
『ニャフ(いやぁ、お見事だったね〜)。』
『ニャニャ(いえ、ゴン殿のおかげですよ。音にも反応するとは、注意散漫な御老人でしたね?)。』
と、ここで気を抜いてしまった拙者に落ち度がありました(え)。
よもや、三枚おろしにされた御老人が、飛び起きざまに超加速で走り去ってしまったのです!?
しかも、真ん中だけを残して…いや、違う?
口の部分だけゴッソリと無くなっており、これは一体、何なのでしょうか??
◇ ◇ ◇
深夜の3階であります。
『ニャニャ(というわけで、全く正体が分からないのですよ…)。』
『子猫ちゃん、そのお爺さんはフガフガ言ってたのよねぇ〜?』
ええ、そうですね。
まともに喋れない様子でしたが…
『多分、入れ歯じゃないかしら〜?』
はい?
祖母様がいう「入れ歯」とは、人間が歳をとると無くなってしまう歯の代用品?なのだと言う。奇妙なものですね(汗)。
『ニャニャ〜(そういえば、何かを持って逃げ去った気がしましたね…)。』
残されたパーツ(中央)は消滅してしまいましたが…おそらく、あの浮遊霊の本体はその「入れ歯」だったのでしょうか?
ともあれ、まだまだ拙者の力不足でありました。
拙者の「乱斬り」も、これまた未完成。
霊力次第で、もっと刃も出せるイメージだったのですが…まだ出すべきではなかったのでしょうね(?)。
ゆくゆくは刃の数を増やし、ブーメラン状にして自由自在に操れるようになる。
…それこそが、拙者が「霊力の再構築」で思い描いた「乱斬り」の最終形態。
ならば次こそは、あの御老人を討ち取ると心に誓う拙者なのでありました…
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈1.0+〉
戦闘力 11
防御力 9
生命力 10
回避値 9
知能値 5+〈16〉
器用値 12
魔力値 10+〈10〉
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「隠密モード」
「襲撃モード」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り(未完成)」(NEW)
固有能力
猫目
天狐の魂「9」
サムライ猫
trigger〈繰り返す〉
能力
猫目 侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊力 闘気
称号
田崎家の猫
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
木刀〈刀〉
属性:擬似霊木LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:物理特化
霊力浸透〈猫霊剣〉
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:100




