第13話〈忠猫編・冥土に送る猫〉
本日は13話から18話まで一気に投稿します(*´ω`*)
我が家転生もよろしくお願いしますw
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈忠猫編〉
第13話〈忠猫編・冥土に送る猫〉
昨夜の浮遊霊について、貴重なご意見を祖母様からお聞きすることが出来た。
『まあ、そうだったの〜?もしかしたら、ショウガではなくて障害者なのかしらぁ?』
『ニャニャ(障害者…ですと?)。』
障害者といいますと、後々に我が家で保護されるアチ子殿のような、脚が動かなくなるような猫でしょうか?
あの子は脚が麻痺して動きにくかったと記憶していますが…確かに、あのクネクネとした動きは似ている部分もありましたね(?)。
『もし障害者だとしたら、痛みも感じてないのかも知れないわねぇ〜?』
何と!?痛みを感じないから、首を切られても平気であったと??
いや、しかしそんな相手を、どうやって倒せというのでしょうか…
ボス殿曰く、『ぶっ倒れるまで叩きのめせばいいんじゃね?』という単純明快な思考はある意味、羨ましいですね(え)。
『ニャニャ(ですが、拙者の霊力にも限界がありますゆえ…(汗))。』
単純作業的に、こちらが先に気絶してしまう恐れがあります。
かといって、1日1回の切り刻み、それを繰り返すとなると時間の浪費に他なりませんね。
こんな時、ミー先輩に相談する事ができたら、どれだけ気が楽になったことか…
しかしながらこの壁は、自分自身で乗り越えねば意味がないのです!!
それがサムライ猫としての矜持なのですから。
『ニャフ(切られた事を理解できないなら、切られたと自覚させるしかないんじゃないかな?)。』
おお、ゴン殿に相談しに来て正解でしたね!!
つまりは、手が取れても首が取れても、切られたと自覚していないから不死身?
ならば、自覚できるだけのダメージを一点集中させるしかありません。
そうとなれば、早速、我が家に戻って鍛錬の開始である(え)。
祖母様と編み出しつつも、未だ未完成の域を出ない「猫霊剣」の新たな奥義…それを今こそ完成させて見せましょうぞ!!と、連日の徹夜に挑む拙者なのでありました…
◇ ◇ ◇
今、再びのリベンジなのであります(断言)!!
3日後、夜陰に乗じて本屋さんの敷地に再侵入。
浮遊霊の気配を探る…ふむふむ、そこですね。
やはり奴は、自動販売機の前でクネクネしていました(?)。
そして、拙者が切り落とした手首も首も元通り…時間を置くと、どうやら拙者の木刀の霊力も効力を失う模様。
これもまた良い情報でありますね…。
さて、今回はリベンジなので、正々堂々の一本勝負なのです!!
『ニャニャ(いざ、尋常に勝負です)。』
拙者、背から木刀を抜き放ち、刀身に霊力を充填する。
同時に四肢に力を込めつつ、全身から力を抜く。
『しょ〜がいぃぃぃい(笑)。』
不気味な笑顔で振り返る浮遊霊。
こちらを敵?としては認識しているようで、徐々に迫ろうとしている…ならば勝機はあるやも?
こちらの初手は前回同様、掴み掛かる右手を撫で斬りで切り飛ばす!!
と、ここで一端、距離を取る。
霊力を尻尾に充填し、秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」で足を縛り付け、絡ませて転倒させる。
『ニャニャ(ここまでは計画通りであります!!)。』
とにかく身動きを止める。
四つん這いになり、歪な動きをしているものの、移動力はガクンと落ちた。
『しょ、しょ、しょ〜が〜いぃぃぃ(笑)。』
ふっ。笑っていられるのも今のうちですよ(断言)!!
この隙を逃さず、スローモーションで拙者は浮遊霊の背中に着地する。
そして、浮遊霊の首が180度回転して、拙者を見上げると同時に木刀を大きく振りかぶった。
『ニャニャ(うっ!?)。』
切り落とした右手が…拙者の首をギリギリと締め上げる(汗)。
思わぬ反撃!?
詰めを見誤ったが、この程度で拙者、諦めるほど…悠長な性格では無いのですよ!!
『ニャニャ〜(とくと見よ!!その胸板全てを吹き飛ばす…猫霊剣・銀杏斬り!!)。』
木刀で浮遊霊の胸を突き刺す。
突き刺すと同時に、瞬間的に、爆発的に霊力を注ぎ込む。
その霊力の質もまた、凝縮、超凝縮からの…あのいつかの夏に、フクさんや息子、娘と共に窓際から見た夜空の花火のような、咲き乱れ飛び散る大爆発をイメージする。
ドゴォォォォーーーン!!??
そう、これが「銀杏斬り」。
派手に浮遊霊の胴体中央部が爆裂し、胸にポッカリと大穴が開く。
そして上下に千切れ、内臓を散らばらせる。少しグロい(汗)。
それを凝視する浮遊霊は…死を思い出したのか?途端にガクガクと震え始めた(?)。
拙者の首を締め上げていた右手もポトリと落ちて…
『ニャニャ(案ずるなかれ。拙者の十字架を受け止め、安らかに冥土に渡るべし!!)。』
ドシュ〜〜ン(斬撃)!!!
これぞ、この日の為に完成させし「猫霊剣・十字架斬り」である。
霊力の質は「祓い清めたまへ」をイメージ(?)。
主人殿の書籍を拝借して、古神道の祝詞を注ぎ込む感覚で、祖母様曰く『十字架感も欲しいわよねぇ?』との提案を受けて、遂に完成した不死身殺しの剣であるとか?
その霊力を十字に変換し、浮遊霊の頭部に叩き込んだ。
『しょ、しょ〜が〜〜い〜〜〜じ〜(笑顔)。』
ああ、とても良い笑顔でありますね。
清々しくもあり、悲しそうでもあり、満ち足りた表情で浮遊霊は消滅しました。
拙者も満足感に満ちたものの、またしても拙者の霊力は尽きる寸前。目眩で倒れそうな状態なのであります…(汗)。
やれやれ。我が家に戻るまで、もつでしょうか(笑)。
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈0.8+〉
戦闘力 10
防御力 7
生命力 6
回避値 7
知能値 4+〈16〉
器用値 9
魔力値 8
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
猫霊剣Level 1
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」(NEW)
「十字架斬り」(NEW)
固有能力
天狐の魂「9」
trigger〈繰り返す〉
能力
侍猫 木刀 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 霊力
称号
田崎家の猫
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
木刀〈刀〉
属性:擬似霊木LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:物理特化
霊力浸透〈猫霊剣〉
背負い紐〈霊力護符〉
耐久値:100




