第22話〈白猫編・白猫のアジトを探せな猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈白猫編〉
第22話〈白猫編・白猫のアジトを探せな猫〉
〈にゃご彦視点〉
我々の役目は白髭を泳がせて、その古巣と思われる白猫一族の本拠地を見つけることにゃあ。
白猫一族とは、この亥東市を牛耳る最上位の貴族階級と目されているにゃぁ。
だがその正体はベールに包まれたまま、誰もその実態を知らず…丸尻尾猫派閥の上層部のみが接触することを許されているんだとか?
それが、まさかまさかの鍵猫長老会のトップ…白髭がそれに属していたなんて、まさに灯台下暗しにゃんよ!?
それはつまり、鍵尻尾猫派閥も結局、白猫一族の支配下に置かれていたようなものだし(?)、これはある意味、重大な裏切り行為に他ならないわけで??
そしてそれを見透かした、さすがは我らの主…白い魔王様にゃんよ!!
そもそも、不慮の死を遂げた俺ではあったが(え)、俺は負けていないにゃん。
あの灰色猫には不意を突かれただけだし、格下だったプンプン丸なんかに負けた覚えもない(え)。
俺が負けたのは、プンプン丸なんかじゃない…本当の白い魔王様なのだ!!
だから俺の魂は白い魔王様を求めて、あちらこちらを彷徨い続け、途中で合流した松蔵を説得し(?)、2匹で主の元に向かったのである。
あくまで尾鰭のついた噂でしかなかったものの、一目見て分かった。
残してきた身重の妻の身を案じつつも、このお方こそ、生涯を賭けて尽くすべき主であると!!
その小さい身体から溢れ出す無尽蔵な霊力の渦が、天と地を染め上げ、世界を塗り替えていく様を…
何故に、誰も気付かないのか?
俺も今になって気付くなどと不覚であるが、全くもって不可思議な…
と同時に、この御方を敵に回してはならないし、その霊力に触れた途端、心地の良い怒涛のような流れに身を任せ、泥酔感に満たされた。
酒が大好きであった俺と松蔵にとって、まさに白い魔王様はご馳走である(?)。
ご機嫌の良い時の白い魔王様の霊力は、これまた最上の美酒に匹敵する。
それだけでも従属霊に生まれ変わった甲斐があったというもので…
しかし修行はキツい(汗)。
同輩の河童殿も毎日、ヒーヒー言われていますし…
そしてこの木刀には、白い魔王様の凄まじい破壊エネルギーが込められており、持つだけでも腕がピリピリと痺れてくるというのに、初回から素振り1000回を強要してくるという非情さ!?とてつもなくクールかつストイックです(え)。
更には瞑想と座禅に加えて体幹トレーニング…幽霊なのに?
これが地味に、正直、何の意味があるのか?と苦慮したものであるが…
ところがどっこい、あの八幡神社の陽の気の中、俺たちは凄まじい勢いで存在概念が固定化されていった(?)。
陽の気が霊体に取り込まれ、意識が急激に明確化したのだ。
口止めされていますが、これも忙しい白い魔王様の居ぬ間に、日中、代わりに指導して下さった白鳩の神使樣のおかげ。
白鳩の神使様は自らの羽根を一枚づつ与えてくださり、それを取り込み霊体の核としたことで、俺たちは聖なる存在として昇華…
白鳩の神使様曰く、あの方は口が悪いのですが(汗)、これは全てがプラスに働いたことによる運命因果律の許容が何たらかんたら…と。
ともあれ、今は白髭を追跡することに集中します…にゃあ!!
『シャジャャ(にゃご彦よ、俺が先行するじゃて、お前は距離を取れ。何かあった際には直ぐに離れられるようにせいよ?)。』
『シャ〜ゴ(にゃっ!?しかし松蔵ぉ!?)。』
『シャジャャ(馬鹿もん!!全ては白い魔王様の為じゃて!!俺たちは誓った筈…あの御方の為に死ぬと!!)。』
もう死んでいるけどね?とは口が裂けても言えない、にゃご彦である(え)。
そして辿り着いた先は…壺山別荘地?
まさかの、亥東温泉競輪場の目と鼻の先の区画である。
俺の…鍵尻尾猫総会の本拠地の隣だとぉ!?
こんなところに…まさかの白猫一族の隠れ家があったのかにゃん??
『シャ〜パ(儂じゃ!!白髭…いや、シロンシじゃ!!開けてくれいっ!!)。』
それは豪奢な洋風屋敷…確か、◯◯伯爵記念館?
白髭が裏口でドアを叩くと、ギィと開き、これまた白い猫が姿を現しました…
『シャ〜パ(おお、白破よ!!大変なのじゃ!!)。』
『シャ〜バ(…親父、付けられたな?)。』
ハタと俺は身を引いたが、先行していた松蔵が捕まった!?
距離を取れ、直ぐに離れろとは言われたが、だが同志を見殺しにするわけにはいかないにゃん!!
『シャジャャ(来るな、にゃご彦!!)。』
白い魔王様の従属霊として、だがここで怯んでは名がすたる。
踵を返し、前方に立ち塞がった白猫を潜り抜け、囲まれている松蔵に加勢をするにゃん!!
なに、この木刀を構えた俺たちに敵は無い!!
…と、油断したのが迂闊。
『『『『『五猫天陣〈和多志〉!!!』』』』』
目も眩むほどの白光に貫かれ、俺と松蔵は濁流に呑み込まれていた!?
だが、まるで身体が引き千切られるかのような怒涛なる流れに逆らい、俺たちは抗う。
こんなところで消えてなるものかにゃあ(怒)。
必ずや白い魔王様から命じられた任務を果たすのにゃあ!!
『シャジャ(にゃご彦、例のアレをやるぞ…お前だけでも白い魔王様の元にこの情報を届けるんじゃて!!)。』
『シャ〜ゴ(だ、だが松蔵、お前は…!?)。』
松蔵の漢の顔に、俺はグッと息を飲む。
そう、全ては白い魔王様の為!!
『『意猫心猿弾×2!!!』』
互いに向き合い、意馬心猿の霊力が込められた木刀をぶつけ合い、その螺旋の反発力を増幅して打ち出す猪突猛進、起死回生の脱出劇!!
しかし敵もさるもので、この何たら陣まで破壊すること叶わず、俺は松蔵のエネルギーをも受けて飛び出したが…
『シャ〜ゴォォ(待っているにゃあぁぁ!!必ず助けに戻るのにゃあぁぁ!!)。』
『シャジャ(ああ、俺はそう簡単にくたばらんじゃてのう…(笑))。』
友の声を背に、俺はひた走るのだった…
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈1.1+〉
戦闘力 11
防御力 10
生命力 11
回避値 12
知能値 10+〈18〉
器用値 12
魔力値 66+〈360〉
風属性 11
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード〈絶〉」
「泰然自若モード〈壊〉」
「意馬心猿モード」
「琴心剣担モード」
固有戦技
猫霊剣Level 2
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り〈八刃〉」
「意馬心猿地雷〈10〉」
「意馬心猿機雷〈0〉」
「二刀流〈重ね〉」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「8」
七罪補正効果〈開闢級〉
trigger〈繰り返す〉
八幡の神使の加護
猫闘気・猫霊力「統合丹田〈70%〉」
「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」
能力
猫目 侍猫 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 木刀 闘気 従属霊 二刀流
従属霊
にゃご彦
松蔵
河童〈御宮川の主〉
称号
白い魔王様
無双のサムライ猫
装備
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
護符袋・改〈道具〉
属性:鏡の霊質LV90〈特殊兵装級〉
付与効果:無限収納?「八幡神社の玉砂利×10」「簡易・意馬心猿木刀×10」「熊田神社の枝×6」「師匠の羽根」
隠り世空間+「従属霊収納」
お洒落仕様+
腰留め紐〈霊力護符〉
耐久値:150
白い魔王の衣装〈服〉
属性:鏡の霊質LV70〈特殊兵装級〉
付与効果:霊質強化・霊力補正
お洒落仕様+
フード頭巾〈隠蔽効果+〉
マフラー〈霊力・バイタル調整+〉
手袋〈霊力循環補正+〉
耐久値:120
白い魔王の長靴〈服〉
属性:八雲の雲糸LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:闘気補正効果〈集中〉
お洒落仕様+
闘気走り強化0.5%
耐久値:100
木刀「まな板」〈刀〉
属性:碧血の霊木LV150 〈変異兵装級〉
付与効果:水界の魂
まな板の上の海馬〈魂魄保全〉
螺旋波動〈猫霊剣・増幅〉
背負い紐〈霊力護符〉
握り布〈複合強化・闘気1%霊力1%〉
耐久値:300
木刀「南無八幡」〈刀〉
属性:結界種 LV300〈秘跡武具級〉
付与効果:結界生成〈超次元存在(永続性(ウル=スェラ))+〉
物理特性〈闘気〉50%増幅
斬撃特化〈物理・霊的攻撃力40%上昇〉
悪霊退散〈聖属性〉
背負い紐〈霊力護符〉
握り布〈複合強化・闘気2%霊力2%〉
耐久値:450




