第21話〈白猫編・長老会を駆逐する猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈白猫編〉
第21話〈白猫編・長老会を駆逐する猫〉
◎3月中旬
数日後、灰色猫一族の住処にて、プンプン丸と寧々丸と社長殿が3人で盃を交わしていました。
まあ、コップはヒビの入った湯呑みですが(え)。
鍵尻尾猫総会のドンゴン兄弟はあくまで代行役なので、これには不参加です。
『シャシャ(…ではこれにて、白き魔王様を頂き奉る猫相互扶助会…訳して白魔王会を設立し、その代表として社長ことこの私が会長に就任させて頂きます。シシシッ(汗))。』
…どこかで聞いたようなフレーズですねぇ。デジャヴですかぁ?
『ジャフ(ガッハッハ!!後見人は自分、灰色猫一族の族長、このダンが引き受けるぞっ!!)。』
『ニャフ(…そして守護神の天狐様からの伝言です…善きにはからへでごじゃる…との事です(汗))。』
ゴン殿、伝言役ご苦労様です(え)。
あまり役には立っていませんが、あくまで鵄は後ろ盾として表に出すつもりは無いのです。
それと同様、擬似白い魔王様としてプンプン丸には矢面に立ってもらわねばなりません。
プンプン丸は打たれ強くはありますが、戦闘力は並以下であるので、護衛役の天介殿の存在は欠かせません(断言)。
『ニャニャ(でも天介殿にも、もうちょっと強くなって頂きたいので…この熊田神社の枝から作った木刀をプレゼントフォーユーですよ…(コソコソ))。』
『ギャウギャウ(おい、こんな時にそんなものを出すんじゃないですよっ(怒)…痛いっ!!当たってるでしょうがっ…(ヒソヒソ))。』
微妙に拙者の意馬心猿モードの霊力を込めてありますからね(笑)。
で、今は明鏡止水モードで身を隠しているので、そう簡単には見つかりません。
なので天介殿にちょっかいをかけています(え)。
そんなわけで、これで鍵尻尾猫派閥の下部組織を全て勢力下に置き、実質的に鍵猫長老会を排斥可能となったわけです。
ならば不要な人物には退場して頂きましょうか(?)。
◇ ◇ ◇
クーデターの勃発です。
場所は亥東市にある市民病院の裏手。
この亥東市で1番大きな建物ですが、山間の奥という立地的にあまり良い場所ではありませんね。
しかし通路も1つきりなので、守りやすく攻めにくいとは、これは「白き魔王様を頂き奉る猫相互扶助会」の本拠地とするには好都合です?
今回はあくまで、社長殿を筆頭にしたクーデターであって、白い魔王様としての拙者は出ません(え)。
社長殿には全面に立って頂き、その補佐にゴン殿の父上と、灰色猫番衆は非常事態に対応させる為に待機指示です。
実行部隊は、プンプン丸率いるニャンズ大戦争組合と、ボンゴン兄弟の鍵尻尾猫総会が左右から攻めます。
囲まれたのは鍵猫長老会。
この鍵猫長老会は独自の戦力を持っているわけでもなく、ドサ回りで下部組織が護衛をしているそうな?
ええ、良い御身分ですねぇ?
市民病院と高級マンションに挟まれた駐車場の一角にて、狼狽え怯える老猫が5匹…
『シャヨォ〜(一体、何ごとなのじゃぁぁ(ヨボヨボ))。』
『シャシャ〜(長老を襲うなどトチ狂ったのかぁ(ショボショボ))。』
『シャボャ〜(こんなクーデターを起こして…はて?メシはまだかのぅ(ボケボケ))。』
『シャトォ〜(わしゃ帰っても良いかのぅ…(トボトボ))。』
こりゃ役に立ちそうもありませんね?
こんなものが鍵尻尾猫派閥のトップだとか、全くもって世も末ですよ(怒)。
『シャ〜パ(どうなっておるのじゃぁ(怒)!!寧々丸はどうした!?)。』
これは長老会の実質的な支配者…白髭であった。
唯一、まともな…老猫とは思えぬ覇気を放っているのはさすがである?
そして本日のドサ回りは、偶然にも極道猫組であり、その総長である寧々丸である。
そんな寧々丸が、呼び出したと同時にヌッと姿を現したから驚きだ(笑)。
『シャ〜パ(寧々丸、まさか己もっ!?)。』
『シャニィィ(可哀想じゃが、あんたの天下もこれまでのようニャンゴ?観念しいやぁ?)。』
降伏勧告である。
まあ、降伏は認めても、投降は認めない…という矛盾を申しつかった(?)寧々丸だ。
何のこっちゃ?と思いはすれど、守りの極道猫組が全て敵に寝返り、顔面蒼白唖然の白髭である…。
奴に残された味方といえば、老いぼれた老猫のみ…こ奴らは全員、隠居して頂く所存であります。
で、わなわなと屈辱に震え、怒りに満ちたその猫は…ええ。前生でも思ったのですが(え)、この白髭とやら、白猫なんですよねぇ…(?)。
拙者は明鏡止水モードを維持したまま、白髭の動向を窺います。
『シャ〜パ(わ、儂がこのままで終わると思うなよっ(怒)!!!)。』
捨て台詞で逃げ出しましたよ!?
ちなみに、あえて包囲網は穴を開けてあります。
白髭が逃げやすいようにね?
『ニャニャ(では、にゃご彦と松蔵、修行の成果を見せる時ですよ。あくまで追跡だけで無茶をしないように?)。』
拙者はポーチからポンっと2人を打ち出しました(?)。
熊田神社の木刀装備の野良猫従属霊です。
『『ニャニャンゴォォ(了解)!!!』』
あれから二足歩行もどうにか習得し、それなりに使えるようになりました(え)。
隠密とまではいきませんが、元より従属霊ですので普通の猫には見えませんし、遅れを取る事もないでしょう?
木刀も何とか素振りが出来るぐらいには上達していますよ。
追跡と言いますか、尾行ですから…泳がせて。追い詰められたこの白髭がどこに向かうのか?
その結果次第で対応が変わりますので…
『シャ〜パァァ(冗談ではないぞっ…この儂、白髭様を舐め腐りおってからにぃぃ!!目にものを見せてやるんじゃぁぁ!!)。』
背中の煤けた白髭は…一路、老体に鞭打って北にひた走るのでした…
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈1.1+〉
戦闘力 11
防御力 10
生命力 11
回避値 12
知能値 10+〈18〉
器用値 12
魔力値 66+〈360〉
風属性 11
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード〈絶〉」
「泰然自若モード〈壊〉」
「意馬心猿モード」
「琴心剣担モード」
固有戦技
猫霊剣Level 2
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り〈八刃〉」
「意馬心猿地雷〈10〉」
「意馬心猿機雷〈0〉」
「二刀流〈重ね〉」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「8」
七罪補正効果〈開闢級〉
trigger〈繰り返す〉
八幡の神使の加護
猫闘気・猫霊力「統合丹田〈70%〉」
「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」
能力
猫目 侍猫 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 木刀 闘気 従属霊 二刀流
従属霊
にゃご彦
松蔵
河童〈御宮川の主〉
称号
白い魔王様
無双のサムライ猫
装備
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
護符袋・改〈道具〉
属性:鏡の霊質LV90↑〈特殊兵装級〉
付与効果:無限収納?「八幡神社の玉砂利×10」「簡易・意馬心猿木刀×10」「熊田神社の枝×6」「師匠の羽根」
隠り世空間+「従属霊収納」
お洒落仕様+
腰留め紐〈霊力護符〉
耐久値:150↑
白い魔王の衣装〈服〉
属性:鏡の霊質LV70〈特殊兵装級〉
付与効果:霊質強化・霊力補正
お洒落仕様+
フード頭巾〈隠蔽効果+〉
マフラー〈霊力・バイタル調整+〉
手袋〈霊力循環補正+〉
耐久値:120
白い魔王の長靴〈服〉
属性:八雲の雲糸LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:闘気補正効果〈集中〉
お洒落仕様+
闘気走り強化0.5%
耐久値:100
木刀「まな板」〈刀〉
属性:碧血の霊木LV150 〈変異兵装級〉
付与効果:水界の魂
まな板の上の海馬〈魂魄保全〉
螺旋波動〈猫霊剣・増幅〉
背負い紐〈霊力護符〉
握り布〈複合強化・闘気1%霊力1%〉
耐久値:300
木刀「南無八幡」〈刀〉
属性:結界種 LV300〈秘跡武具級〉
付与効果:結界生成〈超次元存在(永続性(ウル=スェラ))+〉
物理特性〈闘気〉50%増幅
斬撃特化〈物理・霊的攻撃力40%上昇〉
悪霊退散〈聖属性〉
背負い紐〈霊力護符〉
握り布〈複合強化・闘気2%霊力2%〉
耐久値:450




