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同性の立場から

 近頃世間を騒がせている、お笑い芸人の醜聞。テレビはあまりみない私でも、知っている人なので、ネットニュースなどに出ていると、つい読んでしまう。テレビなどでは、関係者は下手に発言して、炎上することを恐れ言いにくそうだし、ファンとなると擁護にばかり走っている。

 そこで、ファンでも何でもない庶民の感想としては、まず第一に芸能人はそんな遊びをしているのか、という驚きが大きかった。当たり前だが少なくとも私の周りでは、そのような遊びは誰もしていない。芸能人だからプライベートも、一般の人とは違うのだろう。

 当初、当該芸人が「事実無根」と発表していたので、根も葉もないことを雑誌が書き立てたのかと思ったが、その後根も葉もというより、書かれたシチュエーションがそのまま、存在していたことが明らかになった。何故それを事実無根と表現したのかを考えてみると、当該芸人にしてみれば、人気者の自分が一般人の女性と遊んでやったことは、感謝されこそすれ恨まれる筋合いはない、というのが言い分のような気がする。だから、事実無根という言葉が出てきたのだろう。でも、世間が事実無根に対して持つイメージは、疑わしいことなど一切ないということだ。ところが、実際には疑わしいことばかりだった。

 これまでにも何人もの芸能人が、雑誌によって恥ずかしい姿を暴露されてきた。しかも、それで仕事を失ったりしているというのに、彼らは何故学ばないのだろう。昔は「酒と女は芸の肥やし」などと言われたみたいだが、いつの時代の話だろう。そんなことがまかり通ったのは、昭和でも前半くらいまでではないだろうか。ジェンダーだのと言われている現在、そんな古い迷信を信じて行動していたら、痛い目に遭うという証明になった。

 今後は裁判に持ち込まれるというので、真相はそこで明らかになるのだろうか?我々庶民は、裁判の結果についてはあまり関心がない。ただ、芸人と呼ばれる人の、裏での遊び方の一端を垣間見て、驚愕したのは確かだ。また、その世界の人が皆同じ遊びをしているとは、限らないことも分かっている。

 「遊びもしない清廉潔白な人が、芸の世界で実力者になどなれはしない」という人が偶に居るが、今回のような勘違い事件を経て、今後は一流の優れた芸の実力者の多くが、公私ともに非の打ちどころのない、人格者になって欲しいものだ。そうすれば、悔しい思いを雑誌に訴える女性もいなくなるだろう。

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