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安心感
一昨日は時々小雪がチラついていた。今日は雪は降らないがただ寒い。このところの寒さに、心身ともにとても弱気になっている。
二年前、三年前を思い出して、今がつくづく良かったと思えることがある。それは、勿論新型コロナ感染症が落ち着いたことなのだが、それに伴ってマスクをふんだんに使えるようになった。ふんだんにといっても、一度の外出に一枚くらいだが、それもままならない年月があった。通りを歩いていてふと見ると、家々のベランダに干された洗濯物に混じって、マスクがぶら下がっているのを屡見かけたものだ。使い捨て用なのに、消毒液をかけて干しては、何度も使っていた。店頭には「マスク品切れ」の張り紙があって、今よりももっと必要だったのに、求めようにも売っていなかった。三、四年にも亘る生活で、すっかり必需品となってしまったマスク。特に冬場は防寒にもなるので重宝する。そして、その必需品が、いつ訪れても店頭に、山積みされている光景を見る安心感。
栓をひねれば水が出てくる安心感。スイッチを入れれば電気が通る安心感。元日の地震で被災された人達の生活が、一日も早く元通りになることを願うばかり。




