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このごろ

 今年の夏の暑さは厳しかった。そして、長かった。これまでの人生で一番暑い夏だった。一時間に一枚くらい、ハンカチが駄目になった。頑固な食欲もさすがに減退し、ちょっとだけ体重が減った。

 そして、九月の中旬だったか下旬だったかに、初めて涼しくなった。あの日、涼しいとこんなに体が楽なのかと、しみじみと感じたものだ。暑いだけで体に負荷がかかっていたと、あの瞬間に気が付いた。

 カレンダーに合わせて、毎年だいたい同じ頃に暑さや寒さが来てくれないと、人間も大変だし自然や動物も、調子が狂ってしまう。北国ではドングリなどのエサ不足で、熊が人里に降りてきて騒動になっているようだ。紅葉だって、少しずつ気温が下がっていかないと、綺麗に色づかないみたいだし。

 このところの気候が、最も快適に過ごせる条件に合っているのではと思うほど、毎日気持ちよく過ごせている。天高く馬肥える秋だそうで、人間の食欲も頑固さを取り戻しつつある。そうでなくても食欲の秋なので。 

 例年のように栗ご飯を炊いた。一度目は九月の終わり、栗が店頭に出始めた頃だった。大きさで言えば中くらいの栗だった。それがまたとても美味しくて、時期的に早いのではと思ったが、これまで炊いた中でも最高に近い美味しさだった。その味が忘れられなくて、すぐにでも二度目の栗ご飯を炊きたかったのだけれど、なかなか機会がなかった。今年は一度だけで終わりかと思っていたところ、先日買い物の途中で栗を見つけ、まだあったのかと喜んで買ってきた。前回に比べて1.5倍ほどの大きさだったので剝きやすく、下処理にあまり時間がかからなかった。ところが、結果は残念ながらそれほど美味しくなかった。大きいものは大味だと言うが、そのとおりだった。美味しくできるとまたすぐに食べたくなるが、あまり美味しくなかったので、もう来年で良いかなと思っている。

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