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メイク

 口紅を一本買うだけなのに、美容部員さんと四十分くらい話をした。普段の手入れは杜撰だし、メイクもお座なりに済ませている私にとっては、マッサージや手入れ方法などとても参考になる。と言いながらも実は教えてもらったことの半分も、家で実際にやってみたことがないのはここだけの話だけど。

 コロナ前は時々、買いたい商品について相談もしていたが、ここ三年ほどはそれどころではなく、化粧品売り場の態勢も整っていなかった。

 毎回肌の状態をチェックされるのだが、顔の造作の美醜は別として、ハリやキメ細かさなどは良いらしく、どこか悪い点があれば、修正するべき美容液などあれこれお薦めされるみたいだが、その心配はなかった。

 自分でどこか気になる点がありますかと訊かれたが、いつもそんなに自分の顔と真剣に向き合っていないので、思いつくことが何もない。熟考すれば限りなく出てきそうではあるが。

 何の商売もそうだけれど、化粧品もコロナによって大打撃を受けたようだ。全くと言って良いほど売れなかったと言っていた。だいたいマスクをしているので、化粧品もいらないし、対面で説明をするのも憚られていたみたいなので。

「最近漸く、お客様のお顔を触らせて貰えるようになったんですよ」との言葉に実感が籠っていた。

 口紅にしてもまたアイシャドーでも、その時々の流行の色があるみたいなのだが、そんなものもコロナで一旦パーになったらしい。今はとにかく売り手側も、コロナ前の感覚を取り戻すのに精いっぱいのようだった。


 

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