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ポテトサラダ

 買い物をしていると、野菜コーナーに新じゃがが並んでいた。ちょっと大ぶりで、小さいじゃがいもの皮を剥くのが苦手な私にとっては、まさに持ってこいの大きさだった。じゃがいもそのものが美味しそうなのか、傍に添えられた「新じゃが」という言葉が美味しさを醸し出しているのかわからないが、ただのじゃがいもが何故かとても美味しそうに見えた。

 出来上がった料理が美味しそうに見えるのは分かるが、生の素材であるジャガイモが美味しそうに見えたのは自分でも不思議だった。頭の中ではすでに、マッシュポテトを思い描いていた。

 夕食の支度をする時間になり、買ってきた新じゃがを茹でることにした。普通は幾つかのメニューを考えてから、時間がかかりそうなものや冷めても良いものなどを先に作り始めるのだが、今日はいきなりじゃがいもを茹でることから始めたのだった。茹でている間に冷蔵庫の中を見ていると、古くなりそうなキュウリを見つけた。これは急いで使わないといけないというので、予定を変更してポテトサラダにすることにした。野菜室には他にも、昨日使った残りの玉ねぎもあったので丁度良い。

 ということで、ハムなどは一切入っていないポテトサラダが出来上がった。健康志向で往生際の悪い私は、マヨネーズを必要最低限しか入れないので、とてもさっぱりした仕上がりになった。

 果物ならいざ知らず、生の野菜を見て美味しそうと思えるのは、やっぱりある程度年齢を重ねないと…。

 

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