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アゼータ王との謁見

「つう訳でドロシア……水の精霊を奉る活動をしてる訳だよ俺達ぁ」


 根城としている潰れた宿屋。

 その二階で、勝八はグリフ王アゼータへと説明した。


 ランタンの明かりが揺れ、寝そべる勝八の裸体を照らす。

 腰巻きを下げられ半ケツを晒した彼は、ゾマに例の火傷薬を塗られていた。


 板の間にあぐらをかいたアゼータと比べ、どちらが王か分からない姿だ。

 しかしアゼータ本人が「この場での俺は町人ゼンさんだと思ってくれ」と語っていたのでおそらくセーフであろう。


「そんな者がいるとはな……」


 アゼータ――ゼンも気にした様子はなく、勝八の話を興味深そうに聞いていた。

 部屋の中にいるのはこの三人。それに、ベッド脇の水桶の中にいるドロシアだけである。


 娼婦達は畏れ多いというか話がどう転がるのか分からないので、いつでも逃げ出せるよう準備をしている。


「うむ。ゼンも水を大切にするようになれば、ドロシアが見えるようになる。ライブステージだって見れちゃうぞ」


 彼女達が恐れるのは、勝八の王を王とも思わない態度である。

 勝八とて年上は敬いなさいと緩の婆ちゃんに教え込まれてきたし、敬語とて一応は使える。

 しかし本人がゼンとして扱えというのだから、変にかしこまるのも悪いというのが勝八の判断だった。


「ってゾマ。ちょっとケツ出し過ぎじゃないか?」


「ここも火傷してル」


 一応尻くらいは隠したいのだが、ゾマが話よりも治療を優先すると言って聞かないので仕方がない。

 彼女は勝八の尾骨へと尻肉を押し上げながら答える。


「ライブステージというのはよく分からんが……確かに一度会ってみたいものだな」


 一方勝八の艶姿に目もくれず、顎に手を当て何やら思案するゼン。


「可愛いぞ」


「可愛さはどうでも良い。全世界の水をコントロールしているというのが重要だ」


 期待を煽るべくドロシアを褒め称える勝八だが、ゼンの興味はそこにないらしい。


「か、可愛いって……!」


 ベッド脇の水桶がくわんくわんと揺れ動いたが、勝八は気づかないフリをした。


「その存在を掌握できれば、グリフは世界一の国へと容易にのし上がれる」


 本気でドロシアの存在には気づかず、あけすけな野望を語るゼン。


「一応教祖の前で、そんな事言うか普通」


 勝八は彼を、呆れた瞳で見た。

 褐色娘にぬらぬらされているので、忘れられているのかもしれない。

 だが勝八は、水の精霊を保護する団体の長なのだ。

 ちなみにややこしいので、上位神たる緩とその使徒たる勝八の関係は伏せてある。


「だからこそだ。水の精霊とやらに会わせてくれれば、お前達が今後活動しやすいよう、色々と便宜も図るぞ?」


 遊び人ゼンと言うよりは国王アゼータ。

 もっと言ってしまえば悪代官のような表情で、ゼンは勝八へとズズイと顔を寄せる。


「良い子にしないとドロシアは見えないの!」


 それを追い返すよう、彼へと叫ぶ勝八。

 グリフ王のアゼータは利に聡いと緩は説明していた。

 しかしこの男は聡いだけでなく相当貪欲なようだ。


 やはり緩の存在……および彼女が許可した人間だけが、ドロシアを見ることが出来るという仕組みは伏せておいた方が良い。

 勝八はそう判断した。 


「王とは清らなだけでは務まらんのだ」


 フンと鼻息を吐いたゼンは、姿勢を戻し腕を組む。

 自身の上で警戒の姿勢になったゾマの腕をポンポンと叩いて宥めた勝八は、とりあえず話題を変えることにした。


「それで、地下の遺跡勝手に使ってた訳だけどさ」


 まさか即王様にバレると思っていなかった、地下遺跡の無断使用の件である。

 隊長や娼婦達に罪がかかる事柄なので、勝八の声もさすがに慎重になる。


「あぁ……かまわん。あの遺跡は元々使っていなかった場所だからな」


 だが、そんな彼の不安を払うがごとく、ゼンは手を振ってその罪を不問とした。


「……知ってたのか遺跡のこと」


 勝八にとっては一安心だが、新たな疑問も沸いてくる。

 何故あの遺跡のことを知っていて、そのまま放置していたのか。


「あそこはそもそも王族用の避難所だ」


 勝八の質問に、ゼンは事も無げに答える。


「建国の際に発見したあの場所は、周囲の壁も頑丈で何処から沸いているとも知れぬ泉はいつまでも清浄なままだった。よって、有事の際には逃げ込めるよう専用の通路を作ったのだ」


 まるで自分が作らせたかのように語るゼン。

 だが、街の発展ぶりを見るに彼一代で築いた国ではないはずだ。


 歴代の王の業績は自分の物。

 それぐらいに考えているのだろうなぁと思いつつ、勝八はツッコむのをやめた。


「そういや階段の上もあったな。崩れてたけど」


 代わりに思い出すのは、地下遺跡に至る途中にあった階段だ。

 上に至る道は瓦礫で塞がれていたが、あれをどかせば専用の通路とやらにたどり着くのだろう。


「点検もろくにしていなかったからな」


「三日月塔と一緒か……」


 皮肉な笑みを浮かべるゼンを前に、肩の辺りまで薬を伸ばされた勝八はボンヤリ回想した。

 絶望の三日月塔の隠し通路も、蜘蛛の巣に煤とヒドいものだった。

 まぁ隠し通路と名のつくものを、頻繁に掃除するわけにはいかないのだろうが。


「絶望の三日月塔……あそこにも隠し通路があったのか」


 もちろん勝八が三日月塔に進入したことなど知らなかったゼンは、彼の言葉に眉を上げる。

 敵対国の情報など軽々しく教えるべきではなかったかもと軽く後悔する勝八だが、後の祭りである。


「そう言えばあそこには、ユニクールの姫が幽閉されていたな……なるほど」


 ゼンは独り合点しフムフムと頷く。

 その表情はランタンに影を落とされ、少し不穏なものに見えた。


 勝八の足を挟むゾマの両膝に、少し力が籠もる。

 良くない空気を感じた勝八は、彼女の太ももを控えめに叩いた。


「ン……」


 少々色気のある声を出したゾマが、勝八の意図を察し背中から退く。

 彼女の感触を名残惜しく思いながら、腰巻きを直し姿勢を正した勝八は、改めてゼンに謝罪した。


「とにかく悪かった。これからは別の場所でやるから……」


 不問にされたとは言え、さすがにもうあの場所は使えまい。

 新しい布教場所を探さなければと考える勝八。


「我が国に協力してくれれば、神殿の一つや二つ提供するぞ」


「うちの娘……もというちの精霊は政治の道具にしないって決めてるんだ」


 ゼンは気軽な口調で申し出るが、その代償としてドロシアを差し出す訳には行かない。

 きっぱりと断る勝八に、背後のドロシアが複雑な表情で口元を波打たせた。


「俺が協力して欲しいのは、姿の見えない精霊などではない」


 だが、そんな勝八の決意を、ゼンはあっさりと否定する。

 どういうことだと勝八が疑問の目を向けると、彼は「ヒュッ」と口笛を吹いた。


「ムッ」


 途端、勝八の横に控えていたゾマが膝を立て、臨戦体制になる。


「大丈夫だ」


 流れが分からず勝八が両者の顔を見比べていると、ゼンが右手を軽く持ち上げた。

 同時に天井から何かが落ちてき、音もなく着地した。


「すまない。これは我が国で諜報活動を行っている隠密だ」


 勝八達の前に突如現れたのは、黒装束に覆面をつけたイカニモな存在であった。

 ご丁寧にも装束の下には、鎖帷子だか網タイツだかを着込んでいる。

 それによって立体感を強調された谷間が、非常にセクシーである。


「くのいちじゃねーか……」


 これ扱いは失礼なセクシーさに、勝八はボンヤリ呟く。

 忍者の存在は聞いていたが、まさかセクシーくのいちだとは思わなかった。


 袴の脇からのぞく太ももがまたセクシーである。


「カッパチ」


「うひぃっ」


 そのセクシーさに勝八がうっとりしていると、ゾマが彼の背中へとペタリ手をつける。

 冷たい感触に思わず声を出す勝八。


「な、なんざんしょゾマさん」


「塗り残しがあっタ」


 尋ねると、ゾマはのの字を描くように薬を広げていく。

 ……これは、嫉妬という奴ではなかろうか。


 大丈夫だゾマだってセクシーでしかもキュートだと視線を送ると、正解だったようで彼女は照れて下を向いた。

 幸せとはこういうことを言うのかもしれない。


「結果はどうだった?」


 などとアホ丸だしなやり取りをする勝八達は気にとめず、ゼンはくのいちへと尋ねた。


「は。暗殺者の刃に塗られていたのは投与されたが最後、内蔵を溶かし骨を腐らせるという猛毒でした」


 すると彼女は、ゼンの方を向き直して報告する。

 並べられた物騒な効能に、さすがの勝八も脳内の春から帰ってくる。


「とんでもないなぁ」


「刺された本人が他人事のように言うな」


 が、それでもいまだ暢気な勝八の調子に、呆れ顔のゼン。

 そう言われても、現在は体に何の支障もないので仕方ない。


「大丈夫カ? 毒消しの薬も飲んでおくカ?」


「苦いのは嫌だ」


 ゾマが心配そうに顔を覗き込んでくるが、毒消しの薬とかどう考えてもシロップで誤魔化せそうにないので勝八は辞退した。


「普通は刺された時点でショック症状を起こし、即死するそうですが……」


 彼らに冷たい一瞥をくれてから、くのいちは説明を足す。


「そこの男はピンピンしていると」


 愉しそうに唇を歪めながら、ゼンが彼女の言葉を引き継ぐ。

 何となく雲行きが怪しい。


「癒しの至玉があったからな。しばらく使えないみたいだけど」


 そう考えた勝八は、自身の強靱さを癒しの至玉のせいにしてしまうことにした。

 件の国宝だが、勝八が持っていると勝手に魔力を際限なく使ってしまうのでマリエトルネと共に風呂に入っている。


「その至玉だが、どこで手に入れた?」


 お湯に浸かったからと言って回復が早くなるわけではなかろうが、ロリ婆の冷えには多少効果があるかもしれない。

 などと考えている勝八に、ゼンはギラリとした眼光を向ける。


「え、どこってそりゃ……」


 仮にも国宝をその辺で拾いましたなどと言えるはずもない。

 それに、ゼンには何か心当たりがあるようで、勝八は狼狽し言いよどんだ。


「少し前、ユニクール跡地へと突如大岩が落ち、その廃墟を押しつぶした事件があった」


 その反応を見てしたり。

 ゼンは唇を歪め口にした。


 実際には大岩でなく少女のどデカい尻が落ちたわけだが、そんな訂正が通るような状況ではない。

 重要なのは、この会話の流れでゼンがあの出来事を持ち出してきたという事だ。


「我が国からも調査隊を派遣したが、そこにはおびただしい数の魔物の死骸、それに地面を掘り返した痕があった」


「あーっと……」


 勝八が色々と寄り道している間にも、異世界は一歩一歩時を刻んでいたらしい。

 あれだけの騒ぎだ。国が調査に行くのも当たり前だろう。


 せめて隠し倉庫を埋めておけばと後悔する勝八だが、あの時は一刻を争う自体だったので仕方がない。


「あれは、お前の仕業だな?」


 そしてついに、ゼンは核心へと迫った。

 どうしよう。

 勝八の中に迷いが生まれる。


 隕石騒ぎは勝八の責任ではない。

 魔物の件にしても、一人の人間に出来るわけないと突っぱねる事は出来る。


 とはいえドロシア無しでゼンの協力を取り付けるなら、売り込むべきは勝八の力になるのではないか。


「うむむむむ」


 気づけば勝八は、腕を組み声に出して唸っていた。


「……そのうなり声を聞けば充分だ」


 もちろんそれだけで、勝八がユニクールの件に関わっていたのは知れる。

 大丈夫かコイツと不安そうな顔になりながらも、ゼンは勝八の顔をひたと見つめた。


「俺が協力してもらいたいのは水の精霊などではなく、お前だ」


 基本的に殴ることしかできない自分に、何を協力しろというのか。


「ペガスとの戦争にだったら、お断りだぞ」


 考えられるのは、戦略兵器として勝八を運用するという案だ。

 成り行き上色んな人間を殴ってきた勝八だが、積極的に手を血で染めたいわけではない。

 そもそも彼はいまだに魔法に弱いわけで、戦場に放り込まれても一回目と同じ死に方をするだけだ。


 勝八の言葉に「出来ればそれもして欲しいのだが」と物騒な呟きをこぼしてから、ゼンは話題を切り替えた。


「地下遺跡の泉。あの底に潜ったことはあるか?」


「え、無いけど……」


 唐突な質問に、戸惑いの声を上げる勝八。

 あの泉は足がつかないほど……あの透明度で底が見えないほど深い。

 だが勝八は、あの下がどうなっているか確かめたことはなかった。


 見たとすればドロシアなのだが、彼女は話題が興味のない方向へ行ってしまったためか水桶の中に引き篭もってしまっている。


「かつて泉の源を調べるため、水中呼吸の魔法をかけた人間があの中へ潜ったことがある」


 背後を向いた勝八に不思議そうな顔をしながら、ゼンは再び見てきたかのように語る。

 水中呼吸の魔法。多分聞いたままだろうと解釈し、正面を向き直した勝八は頷いた。


「水がどこから湧いているのかはどうしても分からなかったが、そこには超古代文明の遺産らしき石碑が転がっていた」


「遺産らしき……ねぇ」


 超古代文明らしさとは何だろう。

 遺跡以外にその痕跡を見たことがない勝八は、つい自分探しのような事を考えてしまう。


「石碑の大きさは、成人男性の二倍ほど。とても常人では持ち上げられる重さではない。だからそれを、お前に取ってきて欲しいのだ」


 そんな彼の想像を補うように、石碑とやらについて説明を追加するゼン。


「何でまた」


 その末尾にさらっとお願いが含まれており、勝八は疑問の目で彼を見た。

 ついでに勝八が「水底で横になってるの?」とジェスチャーすると、ゼンは「いや、垂直に立っている」とジェスチャーしかえす。

 

 どちらにしろ、おそらく今の勝八ならば地上に持ち帰ることの出来るシロモノだ。

 しかし、そんな物を持ち帰ってどうしようというのか。


「泉の水は河が汚染された今でも清らかなままだ。石碑とやらにその秘密が書かれていないか確かめたい。もしくは、あれ自体に水を浄化する仕組みがあるのやもしれん」


 勝八の疑問に、ゼンは腕を組み答えた。


「なる……ほど」


 横にいるくのいちが黙ったままなのは、忍者ゆえの性質か、それともゾマのように人見知りなのか。

 話に少々引っかかる所はあったが、勝八の思考はそちらへとシフトしてしまった。


「……そうだな。浄化装置があるってのなら、俺も協力したいけど」


 とりあえずくのいちに対する考察は止め、背後を見る勝八。


 本当に水を浄化する仕組みがあの泉にあり、それを解析して使えるようになったならば、ドロシアが汚水処理をする必要もなくなる訳だ。

 ゼンにも、勝八にも、ドロシアにも損がない話である。


「……何よ」


 だというのに、桶から顔半分だけ出したドロシアの表情は浮かない。

 彼女は勝八をじとっと睨んだが、すぐに耐えきれなくなったらしく桶へと戻った。

 相変わらずにらめっこに弱い。


「どうした?」


 勝八の視線を追い、不思議そうな顔をするゼン。

 彼に何でもないと首を振り、勝八は答えた。


「……分かった。そいつを引き上げてくればいいんだな」


 ドロシアには、後で事情を聞けば良い。

 ただ単に、お父さんが同じ水に浸かるのが嫌なだけかもしれないし。


 適当に考えて、勝八はゼンへと返事をした。


「恩に着る。先程言った通り、成功の暁には地下遺跡に変わる場所を用意しよう」


 それに頷いたゼンは、王様の顔になって約束する。


「あぁ……」


 勝八の返事が曖昧なのは、どの程度彼に頼って良いか未だに測りかねているからである。

 

「では……カッパチよ。体は愛えよ」


 すっくと立ち上がったゼンは、しまりのない顔をしている勝八へと悪戯な笑みで告げた。


「毒ナイフの前に飛び出す王様には言われたくないわ」


 唇を尖らせ、言い返す勝八。

 あそこでゼンが刺されていたらと思うと、肝が冷える。


 勝八がゼンの話を飲んだのは、結局のところ彼を信頼しているからであった。

 傲慢な男だが、多分根は悪い奴ではない。


「ふっふっふ。次はお前を盾にすることにしよう」


 憎まれ口を叩いて、ゼンは部屋を出ていった。

 くのいちもチラリと勝八を見てから、ゼンの後に続く。


「……良かったのか、カッパチ」


 扉が閉まってしばらく後、体を寄せ声を潜め、ゾマが尋ねてきた。

 おそらく忍者を警戒しているのだろう。

 もしかしたら勝八が色香に惑わされていないか心配しているのかもしれない。


「まぁ……浄化装置で世界征服とかはしないんじゃないか?」


 マーキングするかのようなゾマの感触にドキリとなりながら、勝八はそう答える。

 彼女は、ゼンが何か企んでいると考えているのだろうか。


 いやしかし、勝八は前述の通りゼンの善性をある程度信頼しているわけで……。

 勝八の回答に、ゾマは首を横に振ってから言った。


「カッパチは今、水が怖いのだろウ?」


 その眉が顰められ、勝八を案ずるような表情になる。


「あ」


 すっかり忘れていた。

 今の勝八は、顔を水球で包まれただけでパニックになる軽い水恐怖症なのだ。


 だが、自分でも今まで忘れていたぐらいだ。

 溺死からしばらく経ったし、案外平気になっているかもしれない。


「ま、大丈夫だろう」


 こういうトラウマは。気にし過ぎると悪化する。

 そう聞いたこともある。

 気楽に答えた勝八は、とりあえず今日は寝ることにした。


「……では、とりあえず火傷の薬を尻全体ニ」


「そこまでは遠慮する」


 水桶に引き篭もったドロシアがチャプンと音を立てたが、それを聞き咎めた者はいなかった。

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