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ダンジョンが弱すぎるので天下一冒険者会を開催します。  作者: えびす


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3.廃ビル迷宮②

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


[ファングスネーク]

適正 Dランク

牙の長い大蛇の怪物、攻撃には毒の付与は無く

廃ビル迷宮の中では最弱のモンスター



[アシッドスライム]

適正 Cランク

紫色の酸を吐くスライム


 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



ファングスネークはEランクの運搬作業員達でも十分対応は可能だろう。

問題はアシッドスライムの方で本来の適正はCランク。Dランクパーティーの奴らでなければ戦うのは難しいだろう、作業員が酸を浴びれば骨になるまで溶けてしまう。


「ファングスネーク15匹にアシッドスライム7匹だとぉ!?」

「おい死にたくねぇ奴らは俺達の後ろで固まってなっ、スライムの方には絶対近づくんじゃねぇぞ」

「戦えるEランクの奴は蛇の方をやれ!」

「いきなり何だよ、こりゃ」


斧の男はファングスネークを一振りで2体切り裂くと、奥にいたアシッドスライムに力を込めて斧を打ち下ろした。

スライムは周囲の岩を溶かしながら弾け散った。


昨日食堂で絡んできたEランクの奴らもアイテムかばんから剣を取り出してファングスネークを二撃で倒した。だがその手は震えていた。


「へっこんなの楽勝だぜ···」

「Bランク迷宮も大した事ねぇな···」



俺も試し撃ちしてみるか。


手のひらに魔力を込めると火炎弾の攻撃魔法を

アシッドスライム目掛けて放った。


火炎弾が直撃するとスライムは蒸発した、爆風に巻き込まれて周囲のスネーク三体も燃え死んだ。


「――!?」


10分以内に全てのモンスターを倒しきった。戦った連中がかすり傷を負った程度で、Fランクの採掘作業員の中からは負傷者は出なかった。


「何とかなったか、けどこれで本当に済むのか?」


斧の男が俺の方に寄ってきて話し掛けてきた。

「おい兄ちゃん中々やるじゃねぇか、

話によると元Aランクなんだって? 今でもやっぱりそれなりに強えみてぇだな、ちょっと俺とタイマン勝負はどうだ?」


「そんな事よりも派遣元のギルドと現場監督に連絡すべきだろう、対応をミスれば重大な事故につながりかねないぞ」


「なら勝った方が決めりゃいいじゃねぇか!」


男はこちらに向けてスライムの時の倍の速度で斧を振り下ろしてきた。


「よし、使うか!」


固有スキルの武装解除で男の手首と斧の柄を掴むと、相手の振りかぶった勢いを利用してそのまま後ろに投げ飛ばした。

斧は俺の手に渡り男は転がっていった。


「ぐあぁ」


「ほら早く連絡しろ」


俺は斧を男に向けて言い放った。


「てめぇ、この野郎!」

「よくもやりやがったな」

「殺すぞ、てめぇ」


「俺達で争ってる場合かよ、一旦作業を止めて全員中断地点で指示を待つべきだろ」


「3人で一気にかかっちまうぞ!」

「おう」

「よし!」


「馬鹿かよ、お前ら!」


その瞬間絡んできたEランクの奴らの悲鳴が響いた。


「ぐぁあああ」


振り向くと部屋の入口付近でダークスケルトンが4体が湧き上がって奴らを襲っていた。

一人の方はもう血塗ちまみれで床に転がっていて、もう一人は壁際に追いやられていた。



 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


[ダークスケルトン]

適正 Bランク

鎧を着て剣で武装したスケルトンの上位種


 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「おい斧を貸せ!」


転がっていた男に斧を投げ渡すとスケルトンに斬りかかって行った。両者は鍔迫つばぜり合いを始めた。

残りの3人もそれに続いていった。


ダークスケルトンはこいつらでも競り合う相手だろう。


「ぐぉおおお」


パーティーの一人が胸を斬られて倒れ込んだ。


「不味いな···」


すかさず魔法闘技で拳に火炎もまとわせると、

男に止めを刺そうと隙だらけのスケルトンの背後から一撃をお見舞いした。


「流石に一撃では倒せないか」


こちらを振り返る途中のスケルトンの剣を武装解除で蹴り飛ばしながら、もう一撃拳を顔面に打ち込んだ。

スケルトンはバラバラに弾け飛んだ。


4体とも倒し終わるとDランクパーティーは斧の男以外は負傷、胸を斬られた男は戦闘不能な状態だった。


「お、俺はもう先に逃げるぞ···!」


残りの絡んできた奴がそう叫ぶと部屋から出てフロアの階段へ一人で走っていった。


「おい待て! 一人で行くな」


すると階段の前にアシッドスライムが突如5体湧き、逃げてきた奴に酸を吐き付けた。


「ぎゃあああああ」


ものの数秒で奴は骨になった。


パーティーの3人は部屋を出てスライムに応戦しに行った。


「クソ、何かいつもよりモンスターが強くなってやがる気がするぜ···」

「回復薬をもっと持って来るんだった」

「うっ、何でこんな事に」



『一部の固有スキルが復旧しました』


「こんな時にか···」



 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


固有スキル

縮地しゅくち

相手との間合いを一瞬にして詰める


 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



次の瞬間フロア全体が揺れると

ボス室の祭壇に召喚魔法が発光して

スケルトンジェネラルが湧き出した。


閉じようとする部屋の扉から作業員達と胸を斬られたDランクは逃げ出して行った。



 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


[スケルトンジェネラル]

ダンジョンボス:廃ビル迷宮

適正 A〜Bランク

兜と鎧を身にまとったスケルトンの将軍

4本の腕には剣と斧で武装


 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


黒打陽 魔法闘士

Lv:error

HP:10500/error MP:6400/error

攻撃:1775

耐久:5325

俊敏:4500

知力:7100

抵抗:4430

幸運:1495

SP:110

スキル(error)

採掘Lv8 攻撃魔法Lv6 闘技Lv6

魔法闘技Lv5 耐久上昇Lv3 俊敏上昇Lv3

知力上昇Lv3 抵抗上昇 Lv3

武装解除 起死回生 生命維持 縮地


 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



ステータスが一気にCランク相当に上がってるな、

やはりこれも大崩壊の予兆なのか···



もうこうなったら、ここでこいつを倒してクリアの帰還魔法で全員を地上に帰すしかないな。

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