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ボクのおばさんは忙しい  作者: 銀杏玲
2/18

備忘録の2

 おばさんには子どもも夫もいない。

 おばさんは、家にいながらの楽しみを見つけようとホームセンターで花の種を何種類も買い、庭の畑に植えた。

 毎日毎日、畑に行き、まるで、子どもを育てているかのよう。自分なりの楽しみを見つけたのである。

 そんなある日、畑に行くと、まいた花の種から芽が出ていた。おばさんは本当に嬉しそうにしていた。

 ところが数日後、ばあちゃんはその芽を雑草だと言い、全部抜いてしまった。

 おばさんは、二度と畑に種をまくのをやめた。

 ばあちゃんは、自分が悪いことをしたとは、これっぽっちも思っていない。

 雑草だと思っていたんだもんね。

 うん。やっぱり、ばあちゃんは悪くない。

 おばさん、そういうこともあるよ。

 お疲れさん。


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