表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異能力者達の午後  作者: ゆーろ
異能力者達の午前
22/32

通行止

0:『通行止』





0:登場キャラ



アインズ:男



カルビス:男



ペンスタン:女



グローザ:女



ヴルカーン:男





0:回想



0:1か月前



カルビス:説明は以上だ。



グローザ:わかった



アインズ:了解だ



カルビス:ああ。煙草切れてる



グローザ:やらんぞ



カルビス:ケチ。相棒



アインズ:断る。



カルビス:「薄情だ…薄情なんだ、こいつらは…」



アインズ:「お前さんには言われたくねぇな」



グローザ:「私は単純に残りの本数が少ないだけだ。」



アインズ:「だったらお前ら買いに行けよ…。ってまぁ、そんな時間ねぇな」



グローザ:「まったくだな。」



アインズ:「煙草も無しじゃヤニ切れでどうにかなっちまう、もうやめちまおうぜ相棒」



カルビス:「だったら降りるか」



アインズ:「ハハァ。出たよ。どうせそうさせてくんねぇだろうが」



カルビス:「いや。まじな話よ。お前ら、降りたきゃ降りていいぜ」



グローザ:「…」



アインズ:「あーー。今度はどういうジョークだ」



カルビス:「そのままだ。まじで」



グローザ:「熱でも出たか」



アインズ:「ありゃ熱どころじゃねぇよ。へそで茶を沸かせる」



グローザ:「それは危ないな、気を付けよう」



カルビス:「そんなに信用ねぇか、おれ」



アインズ:「無いだろ」



グローザ:「無いな」



カルビス:「あちゃぁ。どこで間違えたか」



グローザ:「自業自得だろう」



アインズ:「で。どういう風の吹き回しだよ」



カルビス:「…簡単だよ。すっげぇ簡単な話」



カルビス:「ここまでお前らと仕事をしてきた。相棒はとくに、結構長い間な」



アインズ:「ああ。そうだな」



カルビス:「簡単に言うとよ」



カルビス:「俺。もうこれ以上、嘘つきたくねえ」



アインズ:「…」



グローザ:「…カルビス?」



カルビス:「なんてな。期待したか?しちゃったか?」



グローザ:「…」



カルビス:「冗談だよ、俺と一緒に死んでくれ」



0:現在



アインズ:おーおー。本当に飛んできた。で、電話ね。はいはい。もしもし



カルビス:もしもーし。相棒、聞こえてるか



アインズ:ああ、周りが騒音だらけでやってられんが、ギリ聞こえる



カルビス:グローザから連絡があった。執行部はこのままバグテリア攻略を開始するらしい



アインズ:だろうな。来ちまったもんはしゃあねえだろうよ。俺達はどうする。



カルビス:一旦合流してえが、今どの辺だ



アインズ:トロッコなんたらって場所だ



カルビス:トロッコ峠な。了解



アインズ:ああ、そうだ。それそれ。まずは誰から殺す



カルビス:そうだなあ。



アインズ:そこは考えてねえのか。



カルビス:状況によるだろそんなもん



アインズ:まあー。やっぱナンバーズじゃないか?次にバタップ、特務班の連中も厄介そうだが



カルビス:あいつの居ないナンバーズは俺から見りゃ大した脅威じゃないけどな。



アインズ:あいつってカルラコットか?



カルビス:そーそ。



アインズ:そりゃあ、確かにそうだな。カルラコットの指示ありきだったし、アイツ殺した分随分と楽になりそうだ。



カルビス:ってなわけよ。まあーでも最初はナンバーズ一人減らすくらいでいいんじゃねえかな。



アインズ:つーかお前、ビットマンの成り代わりはある程度なれたけどよ、グローザのカルラコットめっちゃ絡みずらいぞ、なんか、こう、ねちっこさがない



カルビス:いい事じゃねえか



アインズ:ちげーーんだよなあ、やるならちゃんと練習させてくれ、次から



カルビス:おお。次からな。そんじゃあとりあえずは合流だ



アインズ:了解だ。その後のことも追追――――



ペンスタン:お兄ちゃん



アインズ:――――っと。



カルビス:あ?どうしたー。相棒



ペンスタン:今の話。なに?



アインズ:……悪い。やっすい悪役みたいな事しちまった。



ペンスタン:ナンバーズを殺すって何?ビットマンの成り代わりって何?



アインズ:後でかけ直す。なるべく早く来てくれよ、相棒



カルビス:ちょちょちょ、意味わかんねえって、何が―――



0:通信終了



アインズ:…えーっと。まずは、久しぶりだな。ペンスタン。特務班では上手くやってんのか



ペンスタン:質問に答えて。お兄ちゃん。



アインズ:…。参ったな。



グローザ:ここに居たか。アインズ



アインズ:おお。グローザ。また都合の悪いタイミングで



ペンスタン:…。そのひと。元赤い林檎の人だよね



アインズ:ああ。そうだな。



グローザ:…ペンスタン・レインか



ペンスタン:お兄ちゃん。今の発言の意味を教えて



アインズ:そうだなあ。まずは、どこからどう話そうか



ペンスタン:簡略的に。全部言って。



アインズ:ああ、分かってる。話すよ、話すから。ほら。まずは久しぶりって



ペンスタン:お兄ちゃん。茶化さないで



アインズ:…。反抗期か?



ペンスタン:お兄ちゃん!



アインズ:…。



グローザ:…ああ。なるほど。しくじったか。お前



アインズ:……んだ



グローザ:どうする。殺すか



アインズ:ダメに決まってんだろ。殺すぞてめえ



グローザ:そんなに怒るな



ペンスタン:ねえ。お兄ちゃん。今話したのは?カルビスだよね



アインズ:ああ。そうだ。



ペンスタン:今の話は何



アインズ:…。



グローザ:おい。話すのか



アインズ:しょうがねぇだろ。言い逃れできる状況じゃあなさそうだ



グローザ:…そうか。



アインズ:…ペンスタン。俺達は。



ペンスタン:…なに



アインズ:裏切り者だ。



ペンスタン:――――――。



0:場面転換



カルビス:ったく!あの野郎!意味わかんねえ所でぶつ切りしやがって!誰に何がバレたんだってんだ!



カルビス:あーーっ!もう!繋がんねえし!



カルビス:ああそうだ、グローザっ。グローザなら出るだろ暇だしっ!



カルビス:でろでろでろでろでろでろでろ



グローザ:なんだ。



カルビス:でたーーっ!ナイスグローザ!



グローザ:うるさい。



カルビス:お前今どこにいる!?



グローザ:アインズと一緒にいる。



カルビス:タイミング良し!他に誰がいる!?



グローザ:ペンスタン・レインだ。



0:足が止まる



カルビス:…おいおい。まじか



グローザ:まじだ



カルビス:揉めてる?



グローザ:ああ。揉めてるな



カルビス:どーゆー感じで?



グローザ:アインズが自白した



カルビス:裏切り者だーって?



グローザ:ああ。そのままな



カルビス:〜〜〜っ。まあそうだよなぁ〜〜〜っ。言うしかねえか〜〜。俺でも言うしなぁ〜〜



グローザ:珍しく動揺してるな



カルビス:するだろっ。普通にするわっ。



グローザ:そうか。早く来た方がいい



カルビス:分かってるよ!急いでる!



グローザ:ああ。それじゃあ



カルビス:ああ!またな!



グローザ:…ああ。



0:通信終了



カルビス:ったくぼけっ!くそくそぼけっ!めんどくさいなぁ…!



0:場面転換



アインズ:―――これが。俺と相棒の計画だ。お前さんはそれを盗み聞きしちまったって話



ペンスタン:……。



アインズ:(M)俺は。俺の知られたくねぇ秘密。第一位を。いちばん知られたくないやつに。吐露した、しちまった



アインズ:(M)それもこれも。あいつが悪い



ペンスタン:…最低。



アインズ:…ああ。最低だ。



ペンスタン:ネロも。二人が殺したの



アインズ:……ああ。そうだ。



ペンスタン:……っ!



0:アインズに向かって走る



アインズ:まあ。そりゃあそう来るわな



グローザ:Espadaエスパーダ



ペンスタン:…っ…。



グローザ:今はこいつらが雇い主だ。それ以上近付くことは許さない



ペンスタン:…なにしたの。いま。



グローザ:理解する必要はない



ペンスタン:邪魔しないで!!私は、執行部として!こいつを殺さなきゃ行けないの!!



0:アインズはタバコを吸っている



ペンスタン:最低!最っっ低!!私を、可愛がってくれた裏で、そんなことやってたっ!最低最低最低最低!!



アインズ:…ああ。



ペンスタン:なんで呑気に煙草吸ってんの!!誰のせいでこんな事になってると思ってんの!?



アインズ:俺たちだ



ペンスタン:分かってんならなんでそんなに平然としてられるのっ!何人死んでると思ってるの!この、人殺し!!



アインズ:……。



ペンスタン:…っ…。なんか。もう。どうでもいい。



アインズ:…



ペンスタン:私。もう。何を信じればいいか分かんないよ



グローザ:最低だな



アインズ:分かってる。黙ってろ



ペンスタン:……。



アインズ:もうこれで。お前にハグする事も出来ねえかなぁ



カルビス:はあっ、はあっ、アインズ!!



アインズ:…おう。やっと来たかよ。おせー。



ペンスタン:…カル…ビス。



カルビス:…ったく。面倒だな。こんなしょうもないヘマしてんじゃねえよスカタン!!



アインズ:わるい



カルビス:……。



ペンスタン:貴方だよね。お兄ちゃんを、たぶからして。脅して。こんなことしたのは



カルビス:ああ。俺がやった



ペンスタン:…分かった。とりあえず。貴方を殺す



カルビス:嫌われちまったかなぁ



ペンスタン:嫌いだよっ!!大嫌いだ!!死んじまえ!



カルビス:…。はあ。



グローザ:すまないが、殺させない。こいつが死ぬのは今じゃない



ペンスタン:どいて。



グローザ:それはできない相談だ



ペンスタン:相談じゃない!どけっつってんだよっ!



グローザ:出来ないと言っている。



ペンスタン:……。



カルビス:………。なあ。ペンスタン



ペンスタン:…なに。



カルビス:俺を。殺したいか



ペンスタン:うん。死んで欲しい



カルビス:…そうかあ。



グローザ:………。



カルビス:…思考。読んだな。今?



グローザ:…ああ。その。なんだ。すまない



カルビス:…別に構わねえがよ



アインズ:相棒。どうする。



カルビス:…俺が決めんの?



アインズ:お前が決めろ



カルビス:そっかあ。



ヴルカーン:Schneidenシュナイデン



カルビス:うぉっ!?



アインズ:っっぶねぇっ!



グローザ:…。



ヴルカーン:カルビス・ラングナー。並びにアインズ・ブローカー。お前らを



ヴルカーン:中央統治反逆容疑で。執行処分する。



カルビス:こりゃあ…また、厄介なのが



ヴルカーン:そこに居るのは、ペンスタン・レインと。辻斬りだな。そいつらも共犯か



カルビス:グローザはそうだが、ペンスタンは違う



ヴルカーン:そうか。じゃあ三人殺そう



グローザ:…。



カルビス:なんでバレてる?



グローザ:考察屋にチクられたらしいな。相当キレてる



カルビス:…ああ。そこからかぁ。すげぇなぁ。リットン・アンクス



アインズ:BOXボックス…っ!



ヴルカーン:Schneidenシュナイデン



アインズ:(M)箱が切れた。強度で言えば核爆弾でも耐えられるくらいだが。そういう概念の代物じゃねえって話か。しっかり報告書見てりゃ良かったな



ヴルカーン:驚いたな。本当に異常体じゃないか。



アインズ:…。



ヴルカーン:まぁいい。大した驚異にはなり得ない。ここで殺そう



カルビス:ったく…!面倒事ばっかだなぁ…っ!



グローザ:応戦するか。カルビス



カルビス:するしかねーだろ!



ヴルカーン:Schneid(シュナイデ――



ペンスタン:だめ。



0:ペンスタンはヴルカーンの前に立っている



カルビス:は?



グローザ:…



アインズ:ペンスタン…!?



ヴルカーン:退けよ。ペンスタン・レイン



ペンスタン:……だめ。



ヴルカーン:なんだよ。お前も共犯なのかよ。



アインズ:違う!ペンスタンは本当に無関係だ!



ヴルカーン:じゃあこりゃなんだ?立派な中央統治反逆罪だろうが。



アインズ:こっちが聞きたい!なにしてんだペンスタン!



ペンスタン:こいつらは死んだ方がいい!!死んだ方がいい。けど…。



ヴルカーン:…。



ペンスタン:それでも…!!私のお兄ちゃんなんだよ…!!



ヴルカーン:意味がわからない。



ペンスタン:分からなくていい!!私にだって分からない…!でも、こいつらが、どれだけ最低最悪の裏切り者でも…



ペンスタン:私の、お兄ちゃんなんだよぉぉっ。



ヴルカーン:…。



アインズ:カルビス!!



カルビス:なんだよ



アインズ:どうすればいい!!こんなの予定にないだろうが!!



カルビス:………。まあ、このまま行けば。ペンスタンも俺らも、中央に通報されるだろうなぁ。俺らはしゃあねぇが。



アインズ:ペンスタンも。か



カルビス:だろうなぁ。



アインズ:……。助けろ



カルビス:…



アインズ:ペンスタンを助けろ。



カルビス:珍しいな。お前から頼み事なんて



アインズ:…。



カルビス:―――了解した。



グローザ:私か



カルビス:ああ。ペンスタンを連れてどっか行け。適当な任務に合流しろ



グローザ:了解だ



ペンスタン:…っ。カルビス。私は



カルビス:安心しろよ。相棒は死なせねえ。ついでに俺も死なねえ。



ペンスタン:…約束して



カルビス:ああ。約束する。グローザ



グローザ:ああ。行くぞ。ペンスタン・レイン



ペンスタン:…うん。



カルビス:ああ、悪い、グローザ。もう一個



グローザ:なんだ



カルビス:ペンスタンだけは。なにがあっても死なせるな。



グローザ:…それは。命令か?



カルビス:…いいや。頼みだ



グローザ:………。分かった。



カルビス:またな。グローザ



グローザ:…ああ。また。



カルビス:水瀬も。またな



ペンスタン:…水瀬って。だれ?



カルビス:…。いいや。なんでもね。ほれ。行った行った



0:二人立ち去る



ヴルカーン:行かせるわけねえだろ。馬鹿かお前は



カルビス:いいやいいや。ヴルカーン。お前行けないよ



0:ヴルカーンの前に立ちはだかった



カルビス:相棒が。頼んだから



ヴルカーン:そうか。どけ



カルビス:はっはぁ!話聞いてんのかよ!相棒っ。



アインズ:ああ。BOX…っ!



ヴルカーン:Schneiden…ッ!



カルビス:「虚偽」



0:場面転換



0:ノルド廃病院近郊



グローザ:…。



ペンスタン:…貴方は。



グローザ:私はアンダンテ・S・グローザだ。



ペンスタン:…。どうして貴方は、あの二人について行くの



グローザ:…。さあ。私にも分からない



ペンスタン:…



グローザ:お前は。水瀬 咲としての記憶は無いのか



ペンスタン:だから誰それ



グローザ:…いいや。つくづく可哀想な奴だな。あいつは



ペンスタン:なんの話し



グローザ:なんでもない。



ペンスタン:…。誰かいる。政府職員の制服



0:誰かがいる



グローザ:……。これは。随分久しぶりじゃないか



グローザ:―――カイ・シグス



0:場面転換



0:トロッコ峠



0:上半身が泣き別れているヴルカーン



カルビス:…はあ。疲れた。ガチガチの戦闘は向いてねえのよ



アインズ:そうかよ。



ヴルカーン:……なあ。



カルビス:なんだ。



ヴルカーン:人には。役割があると思うんだ



アインズ:…何だ急に



ヴルカーン:きっと。それぞれ、何かしらの役割があって。それを全うするために。俺達は生きている



ヴルカーン:俺の役割は。きっとここで。あいつらをまんまと逃がす事だったんだ。



ヴルカーン:そう思わないと。やってられないだろう



カルビス:…そうか



ヴルカーン:……。お前らの役割は。なんなんだろうな。



アインズ:…



ヴルカーン:地獄に堕ちろ。くそったれども。



0:ヴルカーンの意識は遠のく



カルビス:さて。



アインズ:行くか。相棒



カルビス:ああ。行こう



ヴルカーン:―――嗚呼。



ヴルカーン:海。見に行きたかったな



0:ヴルカーン死亡



アインズ:ありがとうな。カルビス



カルビス:今更だろ。



アインズ:待った。また、誰かいるな



カルビス:………。なんだなんだ。次の来客は。



アインズ:…ああ。特務班の。



カルビス:元異常体どもか



0:『通行止』




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ