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異能力者達の午後  作者: ゆーろ
異能力者達の午前
20/32

あの日、英雄だった君へ

0:『あの日、英雄だった君へ』





0:登場キャラ



カイ:男



ホトバシ:男



ドミニク:男



エンディオ:男



0:回想



0:8年前



カイ:(男)見ろ、ホトバシ・カンラだっ!



ホトバシ:あぁそうだっ。俺が、中央政府最強の男。ホトバシ・カンラだっ。



カイ:(男)か、かっけぇ〜っ!



ホトバシ:はっはっはっ。存分に見習えよ、俺を。俺は中央政府の、英雄だぞ!!



カイ:(M)か、か、か、かっけぇ〜っ!



ホトバシ:(M)いつか。もう忘れてしまった。遠い昔。



ホトバシ:(M)あの日。俺は英雄だった。



0:別回想



ドミニク:(M)デザート・ハウス。バラエティが抱える、人口異常体の生産工場



エンディオ:(M)身寄りのない俺と兄貴は、デザート・D・クラウンに衣食住を与えられた



ドミニク:(M)そして。俺達はそこで育った。



0:回想



0:10年前



エンディオ:…。



ドミニク:なあ。エンディオ



エンディオ:なんだよ、兄貴



ドミニク:あとどれだけ続くんだろう。この実験は



エンディオ:分からない。分からないけど。大丈夫だ。



ドミニク:何が大丈夫なんだよ。毎日毎日、実験ばっかり。いつか死ぬよ、俺たち。死ぬ死ぬ



エンディオ:大丈夫だって。俺が守ってやる。



ドミニク:俺が兄貴なんだけど



エンディオ:だって弱いじゃん。兄貴は



ドミニク:……そーだよっ!悪いか!



エンディオ:いーや。でもさ。俺達が双子に産まれたのは、お互いが助け合う為だ。って、思わないか?



ドミニク:くせーよ



エンディオ:いーじゃん。厳しい実験ばっかりなんだから。ここでくらい明るく居よう



ドミニク:…ああ。



エンディオ:ほーーらっ。明るく居ようっつってんだろっ。笑えよ、兄貴



ドミニク:(M)ありとあらゆる人体実験が行われた。拷問、尋問、絶食。五感を全て利用したストレス負荷をかけられた実験は、三日三晩続いた



エンディオ:…ごほっ…。ごほっ。



ドミニク:エンディオっ!



エンディオ:…大丈夫。大丈夫だよ、兄貴



ドミニク:(M)俺より体が丈夫なエンディオは、俺よりも、ずっとずっと厳しい人体実験に付き合わされた。



エンディオ:……っ…。大丈夫、だ。おれ、さいきょーだし



ドミニク:(M)日に日に。エンディオは憔悴して言った



0:



エンディオ:………なあ。……兄貴



ドミニク:…なんだ。エンディオ



エンディオ:……。ハンバーガーが。食べてぇなあ…………



ドミニク:………食わせてやる………



0:手を取った



ドミニク:いくらでもっ。好きなだけっ。食わせてやる……っ!



エンディオ:兄貴



ドミニク:だから死ぬな!死なないでくれ!頼むよ!ハンバーガー食わせてやるからっ。好きなだけ、食わせてやるから、さぁあっ…



エンディオ:兄貴。



ドミニク:……



エンディオ:俺は死なないよ。



ドミニク:死ぬよ。死ぬよお前は



エンディオ:死なない。



ドミニク:なんの確証があるんだよっ!



エンディオ:………



ドミニク:俺達は、双子なんだ、どっちも、欠けちゃいけない、俺を置いていかないでくれ。



エンディオ:………俺は。死なないよ。兄貴



ドミニク:約束だぞ。



エンディオ:ああ、約束だ



ドミニク:(M)三日後。エンディオは、死んだ。死にやがった。いともあっさりと俺との約束を破った。



ドミニク:(M)最後に言い渡されたのは



ドミニク:(M)―――エンディオ・ロックスミス失敗作。だった



0:エンディオはドミニクの亡骸を眺めている



ドミニク:……。ああああ。



0:死体を抱き抱えた



ドミニク:もおおおっ。なんなんだよっ!死ぬじゃんっ。やっぱお前っ。死ぬんじゃんっ



ドミニク:なあっ。なんだってんだよっ!俺らが何したって言うんだっ。



ドミニク:返せよっ!!俺の弟ぉ!返せよぉおおおおおっ!



0:蹲った



ドミニク:……俺を……。一人にするなよお………。エンディオ………っ。



0:現在



0:バグテリア法外特区



0:ブルーストリート



カイ:ペンスタン…!くそ、出ない…っ。トトリもヨシュアとも連絡がつかない…!ああもうっ。



カイ:(M)ビットマン局長からは既に作戦行動開始の指示が出てる…っ。まずい、執行部の誰とも合流できずに単独行動は流石にまずい…!誰か、誰でもいい、誰かいないか…!



ドミニク:あれ。監察局の。



カイ:…!あんたは…?監察局か?バッジが無いが、情報局か…?



ドミニク:ああー。いいや。俺はドミニク・ロックスミス



カイ:――――っ!?



カイ:(M)ドミニク・ロックスミス…っ!ステージ5の異常体…っ。バラエティ幹部格かっ。



カイ:(M)………最低の接敵だな



ドミニク:あんたは?



カイ:…。カイ・シグスだ。お前がロックスミス兄弟の弟か



ドミニク:俺が兄貴だ。



カイ:ああ、そうか。小さいな



ドミニク:ああ、言っちゃった



0:銃口を向けられる



カイ:(M)銃?なんだ。異常性を使わないのか。リカルディオさんの報告で見た。ロックスミス兄弟の異常性は確か、不死身?



カイ:(M)なら。それ以外の攻撃手段はない。弟の居ない今がチャンスだ



ドミニク:ぶちギレたから、殺そう



カイ:(M)相手は死なないだけの一般人、制圧は



0:ドミニクの腕を掴む



ドミニク:おっ。



カイ:(M)容易い…!



0:組み敷く



ドミニク:いっって…!



カイ:死なないんだってな。だったら関節適当に外して放置する。



ドミニク:こ、の…っ。痛えんだけど…!



カイ:痛いようにしてるからな。動くな。動いたら骨を折る



ドミニク:くそ…!4等監察官の癖にっ。



カイ:これでも一応、お前らを殺す為に費やした年月が有る



ドミニク:痛いって



カイ:痛いようにしてる



ドミニク:この…!



0:殴り掛かるが防ぐ



カイ:っと。暴れるなよ



0:殴る蹴るの暴行



ドミニク:ごほっ…!



カイ:所詮死なないだけで



ドミニク:ぶへっ



カイ:ただの人間だ



ドミニク:ごほっ



カイ:訓練された兵士に勝てるわけが無い



ドミニク:ぎゃふんっ!



0:手袋をはめ直した



カイ:中央政府、特務班所属カイ・シグス。



カイ:只今より、ドミニク・ロックスミスの執行処分を開始する



ドミニク:はあー。なるほど、特務班。ホトバシんとこの。こりゃまた、面倒



カイ:ぉおおっ!



0:殴るが防ぐ



ドミニク:っっとぉ…っ!あぶない、なぁ!



カイ:ごほっ…!



ドミニク:こっちだって体術訓練くらいはウンザリするほど受けてんだ。なめんなよ、特務班



カイ:こっちのセリフだ、バラエティ幹部



0:殴りあった



ドミニク:ぶはっ…!



カイ:ごふっ…。



ドミニク:(M)凄いな。特務班。伊達じゃないじゃないか。俺で勝てるか?これ



カイ:(M)基礎体術は修得してるが、単純に筋力ないな。運動センスがない



ドミニク:そおおおれっ!



カイ:ごほっ。ぉおおおっ!



ドミニク:ぐぼへっ…!



0:倒れた



カイ:拘束するっ!



ドミニク:っ…!いたい、って…!



カイ:このまま骨の二三本でも折れてゆっくりしてってくれ



ドミニク:はな、せ…よ…っ!



カイ:断る



エンディオ:ちょちょーーい。



カイ:…っ!



エンディオ:うちのドミニクいじめてんの、やめーや



ドミニク:おっ。せぇよ…!



エンディオ:ごめん。ちょっとトイレどこかわかんなくて



カイ:(M)二人揃っちまったな。最低だ



エンディオ:なーにこいつ。殺していいの



ドミニク:ああ。いい、さっさとしろ



エンディオ:はいよー。



カイ:くそっ…!



ドミニク:行け、エンディオ…っ!



エンディオ:よっこらっしょーーいっ!



カイ:うおっ…!?



エンディオ:え。弱。軽。こんなのにボコされたのかよドミニクおまえ



ドミニク:うっさい



カイ:(M)なるほど、やっぱりこっちが厄介…っ!



エンディオ:ザックスとポルジッコはアストレアとやりあってるらしい



ドミニク:どこでだ



エンディオ:ハインツ川付近



ドミニク:バラエティ本社から2キロ圏内だ、こいつを殺して



カイ:…。



ドミニク:さっさと帰ろう



カイ:はっ。やってみろよ…!



エンディオ:大口叩くなよ監察官っ!



0:殴り合う



カイ:ごふっ…!



カイ:(M)肉弾戦、勝ち目なし…!銃で応戦するしかないか。



ドミニク:それっ。



0:殴る



カイ:ごほっ



エンディオ:ほれほれっ!



0:殴るが防ぐ



カイ:…っ!



カイ:(M)二人揃うとあまりにも厄介だ、銃を取り出す隙もない!



ドミニク:動くな。動いたら撃つ



カイ:…。



エンディオ:あんまり銃使うのは得意じゃないんだよなあ。まあ、使った方が楽だから使うけど



カイ:(M)肉弾戦、勝ち目なし。銃撃戦。二対一は絶望的。考えろ。状況を打破するんだ。まずここを切り抜けて、誰かと合流…。



カイ:(M)その為には



ドミニク:まあ。動かなくても撃つけど



カイ:まあまあ、待てよお前ら。落ち着けって



エンディオ:?



カイ:お前らあれだろ、報告書にあった人口異常体。



ドミニク:そうだが



カイ:デザート・ハウスでの実験はあまりにも非人道的だって聞いてる。なのに、お前らはなんでそんな事をしでかした主犯に着いていくんだ



エンディオ:えぇ〜。そんな事言われてもなあ



ドミニク:誰かと合流するまでの時間稼ぎ口上だ。乗るなよエンディオ



エンディオ:え。そゆこと?



カイ:(M)バレてる。シャオみたいには出来ねぇか。



ドミニク:お前には関係の無いことだ。



カイ:ああ、そうかよ…っ!



0:ドミニクに発砲



ドミニク:エンディオ。



エンディオ:…おっ…と。ごほっ…



0:エンディオが庇っている



カイ:献身的だな。ロックスミス兄弟



エンディオ:ああ、もう。いってぇ…。



0:倒れる



ドミニク:…。



カイ:一対一。お前になら勝てる



ドミニク:…ゲームセンターに置いてる、アーカードゲームみたいに。コインを入れれば、人生リトライできる



カイ:…



ドミニク:みんなの人生、そんなんだったら。こんなに楽なこと、無いよな



カイ:何の話だ



ドミニク:何度でも何度でもリトライだ



カイ:(M)異常性…!使うか!



ドミニク:来い。エンディオ



カイ:(M)黒い粒子…。なるほど。



エンディオ:――――ぉおおおっ。



カイ:……これが、不死身か



エンディオ:あーーっ。うちやがった!こいつ!



ドミニク:殺せばいい



エンディオ:ああ、確かに。殺しちまえばいい



カイ:(M)参ったな。勝ち目なし



ドミニク:行け。エンディオ…!



エンディオ:よくも俺を殺しやがったなてめぇっ!



ホトバシ:(M)対異常体執行術。無手勝流編。その1



カイ:おおおおおおっ!



エンディオ:うぉぉぉおおおおっ!



ホトバシ:(M)敵対する異常体に触れても問題ない場合。



ドミニク:…!エンディオ!戻れ!



ホトバシ:(M)全ての格闘技を、会得すべし



エンディオ:はっ!?なんで!?



ホトバシ:…っ!



0:蹴り落とした



エンディオ:ごぼぇぁっ…!



カイ:…!ホトバシさん…っ!



ドミニク:ホトバシ・カンラ…っ!



エンディオ:(M)なん、だっ。これ…!まじで人の蹴りかよ…!内蔵ぶっ潰れてねぇかこれっ…!?



ホトバシ:敵地での単独行動は死にたがりのすることだァ。さっさと執行部と合流しろぉ。



カイ:そのつもりだったんですが…。とにかく、ありがとうございますっ。



エンディオ:ごほっ…ごほ。おえっ。



ドミニク:(M)特等監察官。ホトバシ・カンラ。厄介なのと遭遇したな。下手したらナンバーズよりも、厄介。



ホトバシ:ロックスミス兄弟。なるほどぉ、こぉりゃまた面倒。



カイ:二人で抑えますか



ホトバシ:感触はどうだった



カイ:チビの方は弱いです。体術ともに並以下。でも、頭が回る。



ホトバシ:報告書通りだなぁ



カイ:ノッポの方は強いです



ホトバシ:俺よりかぁ?



カイ:いいえ。



ホトバシ:なら、それでいい。



0:手袋をはめ直した



ホトバシ:執行処分を開始する



ドミニク:エンディオ!ホトバシ・カンラを殺せ!



エンディオ:いやいやっ、内蔵破裂したって、動けねぇから…っ!



0:急接近



ホトバシ:相手がただのサウンドバックだとまたやりやすい



エンディオ:うえっ…!?



ドミニク:(M)速い。ナンバーズとも比較にならない、暴君坊みたいなイレギュラーを覗いて。



ホトバシ:耐えれるものなら



0:蹴りあげた



エンディオ:ぼごぇっ…!



ドミニク:(M)単純に、人類最強



ホトバシ:耐えてみせろ。



0:蹴り落とした



エンディオ:ぎゃばっ…!



ドミニク:(M)ありゃ首折れたな。内臓破裂してんならさっさとリトライした方がいい。



カイ:(M)ノッポの方はホトバシさんが抑えてくれた、俺は。チビの方を殺す…!



ドミニク:舐めんなよぉ、監察官!



0:発砲、腕に着弾



カイ:いっ…!



ドミニク:片腕貰い



ホトバシ:シグスぅ。無闇に突っ込むな



カイ:…く、…そっ…!すみません



ホトバシ:止血。貫通は



カイ:してません。



ホトバシ:鬱血しないようにだけ気をつけろぉ



カイ:はい…!



ドミニク:来い。エンディオ



エンディオ:―――ぉぉおおっ!いってええ!なんだあれっ!強すぎんだろ!?



ドミニク:まったくだ。規格外にも程がある



ホトバシ:(M)ノッポの方は不死身。チビの方は…。試してみるか



0:急接近



ドミニク:っ…!はっっや…!



カイ:(M)ホトバシ・カンラ。総合格闘技。世界一位。第34回ボクシング世界大会、優勝。極真空手、1段。第29回リスリング世界大会、総合優勝。その他



0:ホトバシはドミニクを殴りつけた



ドミニク:ぼぼっ…!



カイ:(M)総数163個のトロフィーを獲得した、人類最強の男



ドミニク:っ…!エン、ディオ…!



エンディオ:はいはい…!



ホトバシ:やっぱ庇いに来るぅ。



0:蹴る



エンディオ:ぎゃふんっ!



ホトバシ:こっちのチビが本体だな。



ドミニク:ははっ。正解!



0:ドミニク、銃を構える



ホトバシ:この至近距離で銃かぁ。やめとけ



0:腕折られる



ドミニク:うぉっ…!いっっってぇえっ!



エンディオ:ドミニク!!!



カイ:動くな、エンディオ・ロックスミス!!



エンディオ:動くだろうがっ!!



ホトバシ:ほお。向かってくる



0:殴った



エンディオ:ごぼぉっ…!



ホトバシ:ロックスミス兄弟。死なないだけで、即死系能力の異常体じゃない限り、大した驚異にはならないなぁ



エンディオ:言ってろぉ、クソジジイ…っっ!



ホトバシ:俺はまだ38だぞぉ



エンディオ:十分おっさんだよぼけこらっ!



ドミニク:エンディオ!こいつら殺すぞ!本気で!



エンディオ:わかってるよぉ、ああもう、面倒くさっ!



カイ:忘れるなよ、俺も



0:エンディオに発砲



エンディオ:ぼごっ…!



ドミニク:おい、てめえ



カイ:…!



ドミニク:調子乗んのも大概にしとけっ!



0:発砲、着弾



カイ:ごほっ…!



ホトバシ:シグス!



ドミニク:来い。エンディオ!



エンディオ:――ぁあぁああっ!もう!痛い痛い!



カイ:(M)撃たれたっ。内臓系は無事、なら、問題ない!



エンディオ:痛いからのは嫌いなんだよっ!



0:殴った



カイ:がはっ…!



ホトバシ:(M)復活までのクールタイムが短すぎる、なるほどなぁ。リカルディオが殺しきれなかったわけだ



エンディオ:おいおい、動くなって、おっさん



0:掴んだ



ホトバシ:離せよォ、部下が痛がってんだろうが



エンディオ:俺だって痛がってる



ホトバシ:てめぇはいつから俺の部下になったんだこら



0:投げ飛ばした



エンディオ:うおおっ!?



ドミニク:(M)当たればどこでもいい。人間の目で弾丸は避けられない。どれだけ強くても



ホトバシ:(M)厄介なのは存外、チビの方。援護射撃、ノッポの方を戻すタイミング、頭が回る



カイ:ホトバシさん!



ホトバシ:うるさいぞぉ、シグス



カイ:違います!ノッポの姿が見えません!



ホトバシ:は?



ドミニク:来い。エンディオ



0:ホトバシを拘束する



エンディオ:悪いね、あんたが邪魔だ。一番



ホトバシ:っ…!



ホトバシ:(M)死ななくても戻す事ができる、ああなるほど、こいつ。そもそも異常体じゃないな



ドミニク:銃で撃たれれば人は死ぬ。ただそれだけの簡単な話だ



0:発砲、着弾



ホトバシ:がはっ…!



カイ:ホトバシさん!!



ドミニク:(M)ラッキー当たりだけど、場所的に膵臓。本当にラッキー



ホトバシ:シグス。作戦指示変更だ、他執行部と合流。



ドミニク:追撃だ、殺せ。



エンディオ:ぉおおおおっ!



ホトバシ:作戦指示中、だっ!



0:殴った



エンディオ:ぼげっ!



ドミニク:(M)膵臓に穴空いてんだぞ、なんだその馬鹿力…!



ホトバシ:シグスっ。他執行部と合流



カイ:ですがっ、ロックスミス兄弟を一人で抑えるのは…!



ホトバシ:指揮系統を遵守しろ



カイ:一人では危険です!



ホトバシ:指揮系統を遵守しろ!



カイ:できません!今現在連絡の取れる執行部がいません!



ホトバシ:その辺歩いてりゃ合流する。さっさとしろ!



ドミニク:エンディオ!追撃を再開しろ!



エンディオ:人遣いが荒すぎる!



ホトバシ:(M)ステージ5。伊達じゃなかったな。せめて一人くらい執行部がいりゃあ話は違ったが



カイ:(M)力になれ…!なんでもいい、俺に出来ること、ぜんぶ…!



ドミニク:まずはお前からだろうよ。監察官



カイ:この…!



ホトバシ:応戦するな!



カイ:俺だって戦えます!!



0:ドミニクを拘束



ドミニク:っ…!



カイ:(M)頭だ。1発、頭にぶち込めっ!撃ち殺す!!



エンディオ:だーーーめだっつの!



カイ:ごぶっ…!



エンディオ:ドミニクは死なせない。俺の命に変えても。俺が何度死んでも、ドミニクは死なせない



ドミニク:何度でもリトライだ。何度でも何度でも



エンディオ:それが。俺がここにいる理由だよ



ドミニク:あんたらに俺たちは殺せない



エンディオ:ロックスミスは



ドミニク:伊達じゃない。



ホトバシ:自分で言うかよぉ、普通…!



0:回想



エンディオ:(M)デザート・ハウスでの実験で、俺が死んでから。2分32秒後



ドミニク:………



エンディオ:(M)ドミニク・ロックスミスは。異常体になった。



ドミニク:ごめんなあ。エンディオ。俺が、弱っちいから。お前ばっかりに迷惑かけてなあ。



エンディオ:(M)能力は、乖離



ドミニク:俺は生涯。お前を抱えて生きていくよ。



ドミニク:―――エンディオ。



エンディオ:(M)俺はエンディオ・ロックスミス。



エンディオ:(M)ドミニク・ロックスミスの、異常性だ。



0:回想終了



0:現在



カイ:(M)予感していた。



ホトバシ:はあ…。はあ…。ごふっ…。



カイ:(M)心のどこかで、俺は。自分に期待していた



エンディオ:確かに強いねー。ホトバシ・カンラ



ドミニク:ああ、ザックスとかポルジッコとかなら多分負けてる



カイ:(M)この作戦の鍵になるのは、俺だと。俺が主人公だと。どこか自惚れていたのかもしれない。



エンディオ:あの金髪がもうちょい動けてたら話は違ったんだろうけども



ドミニク:結果論だろ。今現在、俺達が優位。それだけだ



カイ:(M)予想していなかった



ホトバシ:…。参ったな。本当に、参った。



カイ:(M)俺が足を引っ張るだなんて。異常体と人間でこうまで違う。命の重さも、行動ひとつの警戒も、生物としての格も



エンディオ:まあ。誰が来ても大丈夫だよ。俺たちは



ドミニク:ああ。俺達が双子である以上



エンディオ:最強だ。



カイ:(M)―――不条理だ



ホトバシ:シグス。執行部と合流



カイ:………お前らはさあ。



ホトバシ:シグス



カイ:なんで生きてんだよ。



ドミニク:…は?



カイ:人様に迷惑かけることしか出来ねえくせに。人を殺すくせに。なんで存在してんだよ



0:カイは突っ込んだ



ホトバシ:待て!シグス!



カイ:おい!!バグ野郎!てめぇらなんで死なねぇんだよ!!



ホトバシ:指揮系統を遵守しろっ!



ドミニク:おっ…と。



カイ:てめぇらみてぇなのが世の中で好き放題やってっから俺達が血みどろになって戦ってんだぞ



ホトバシ:シグス!!



カイ:てめぇらはなんで生きてんだよ!!



エンディオ:死なないから生きてんだよぼけこらっ!



カイ:(M)対異常性抑止弾。シャオ、借りるぞ…!



ドミニク:…っ!エンディオ!!避けろ!



エンディオ:え?



カイ:死ね。バグ野郎



0:発砲着弾



エンディオ:っ…!



エンディオ:(M)なんだ。針?何を撃ち込まれた。



ドミニク:そこまで研究が進んでんのか…中央政府研究部…!



ホトバシ:……



カイ:……やり、ましたよ…!ホトバシさん!見ましたか!



ドミニク:エンディオ!!



エンディオ:(M)なんだ。体に力が入らない。ああ、対異常性抑止弾。あれか。あれだな。



ドミニク:………。



エンディオ:ごめん、ドミニク。暫く出て来れないかも



ドミニク:……。



エンディオ:ごめん。



ドミニク:……大丈夫だよ。エンディオ。



エンディオ:……



ドミニク:兄ちゃんに。ぜんぶ任せろ



ホトバシ:シグス!!撤退しろ!!



カイ:え。なんでですか…?



ドミニク:―――Detachmentディタッチメント



カイ:っ…!?



ホトバシ:(M)……乖離の異常性。なるほど。エンディオ・ロックスミスは異常性の一端か



カイ:(M)なんだ。自分が今どこを歩いているか分からない。なにを見ているかわからない。なにかにぶつかった。五感が、離れていく感覚だ



ドミニク:俺を一人にさせるなよ。てめぇら…!



0:発砲



ホトバシ:がはっ…!



カイ:ごほっ…!



ドミニク:なあ。金髪のお前。ふざけんなよ。こら



ホトバシ:(M)何で撃たれたかも分からない。気持ち悪ぃな、吐きそうだ



カイ:(M)言葉も出てこない、脳みそが、反転したみたいな。



ホトバシ:―――っ!はぁっ、ごほっ。



カイ:―――っはぁっ、はぁ、おえっ。おぇっ。



ホトバシ:(M)乖離が終わった。経過時間は…3.8秒くらいか。



ドミニク:なあ。なんで俺らが生きてるか、聞いたよな。金髪



カイ:…っ。



ドミニク:死んでるよ。俺らは、とうの昔に。



ホトバシ:シグス!!執行部と合流!!



カイ:………



ホトバシ:そのまま別戦線に混ざれ。分かったら行け



カイ:………ですが



ホトバシ:調子乗んなよ。お前が居ても、こいつは殺せない。お前が居て出来ることは死ぬことだけだ



カイ:……



ホトバシ:異常体であろうがなんだろうが、俺にゃどうでもいい事だ。いいかシグス。俺は至ってシンプルな事を命令する



カイ:………



ホトバシ:命は大切にしろ



カイ:………っ。



ホトバシ:以上だぁ。



カイ:……はい。



ドミニク:18秒経過。



ホトバシ:シグス。命令を遵守しろ



カイ:了解。しました。命令を遵守します…っ。



0:カイ立ち去る



ドミニク:いやいや、逃がさないでしょ



ホトバシ:いいやいいや、逃げるべきはお前だよ



0:殴りつけた



ドミニク:がっっはっ…!!



ホトバシ:どうだ。後どれだけ耐える



ドミニク:来い。エンディオ…ッ!



エンディオ:―――ぉおおっとぉ。びっっくりしたぁ。よく生きてた!ドミニク!



ホトバシ:なんだぁ、もう時間切れか。



ドミニク:悪い、金髪の方には逃げられた



エンディオ:まあしゃーねぇよ。こいつだけでも殺せりゃ、上々



ドミニク:そうだね、ぶへっ…!



ホトバシ:世間話か、余裕だね



エンディオ:はっや…。どんだけ



ホトバシ:耐えれるものなら耐えて見せろ。ドミニク・ロックスミス。



ドミニク:この…っ。化けもんが…っ!



0:場面転換



0:ノルド廃病院付近



カイ:(M)駄目だった。何も出来なかった。



カイ:(M)故郷が燃えるのをただただ眺めていた



カイ:(M)親友の首が跳ねられるのを呆然と見ていた



カイ:(M)アーヘンで。一人のうのうと、登っていく朝日を眺めてた。



カイ:(M)あと時も。あの時もあの時もっ。なにも。何も変わってない…っ!



カイ:(M)………。



0:カイの足取りは止まった



カイ:俺は。何をしてるんだろう



カイ:(M)……。俺はなんで。ここに居るんだろう。



カイ:(M)…違う。俺は。



カイ:(M)二度と、こんな思いをしない為に。ここに居るんだ



0:拳を握りしめた



カイ:命を賭けない信念なんて。ない。



0:歩き始めた



カイ:(M)前に。進もう。行く先も、来た道も分からない。ただ、そこに。あいつがいる。



カイ:(M)一歩ずつ。一歩ずつ。前に



0:誰かを見つける



カイ:なんだ。お前か。久しぶりだな。



カイ:―――グローザ。



0:場面転換



0:『カイOUT』



0:ブルーストリート、疲弊しているロックスミス兄弟



ホトバシ:……。



ドミニク:来い。エンディオ



エンディオ:―――ふぅぅ。何回死んだぁ俺。



ドミニク:さあ。本当に、とんでもない化け物だよ。こいつは



0:ホトバシ、体の至る所に銃痕



ホトバシ:(M)…。右上腕骨、骨折。肋左右6本骨折。左大腿部、裂傷。膵臓に縦12mm、横14mmの穴。肺に同等の穴。出血量、大体780ml。



ホトバシ:(M)ステージ5。ロックスミス兄弟。こりゃあダメだ。死ぬなぁ。死んじまう。



ドミニク:…。ザックスとポルジッコから報告。二人とも死んだって



エンディオ:えぇぇぇ、アストレア?



ドミニク:だろうな。しかもナンバーズが本社に突撃した



エンディオ:って事は。さっさと本社に戻らないと、ってやつね。りょうかい



ドミニク:……。どうだろうな



エンディオ:…?



0:



ホトバシ:(M)出血で、頭が回らなくなっている。朦朧として、視界が白い。



ホトバシ:(M)あーーー。面倒臭い。どうしてこんな惨事になりやがった。ビットマンの野郎ぉ、ふざけた指示出しやがって



ホトバシ:(M)…。まあ。面倒臭がりの俺からすりゃ。よくやった方だろぉ



ホトバシ:(M)今まで何人。殺したっけな



ホトバシ:(M)確か、32。くらいまでは、数えてた。1人殺すたびに、俺、強いんだなって。思ってたなぁ



ホトバシ:(M)いつからだっけなぁ。自分が大して凄くないって気づいたのは



ホトバシ:(M)ちょうどあれだ、一等監察官になったあたり



ホトバシ:(M)部下が死んだ。自分の部下一人生かしてやれなかった。その辺からか。



ホトバシ:(M)そうだそうだ、俺一人、生き残っちまった日があった。



ホトバシ:(M)あの日から。



ホトバシ:(M)俺は英雄じゃあなくなったんだ。



ホトバシ:(M)それでも。監察局最強、だなんて称号を得た。何人も殺した。もう覚えてない



ホトバシ:(M)…まじで?そんな俺が?



ドミニク:とにかく。こいつを殺そう



エンディオ:ばいばーい。くそしんどかったよ、あんたの相手は



ホトバシ:(M)こんな、なんちゃって異常体コンビに?ステージ5とは言え、俺が?こんな糞ガキ共に?



ホトバシ:(M)あーー。なんか急に腹たってきた。



ホトバシ:(M)―――腹が。立ってきた



0:ホトバシはドミニクの手を握った



ドミニク:…っ!はぁ!?まだ動くのかよっ!



エンディオ:ドミニク…っ!!



ホトバシ:ぉおおおおおおらあああっ!



0:二人を殴りつけた



エンディオ:ぐぼぇっ…!?



ドミニク:うぶぉぇっ…!



ホトバシ:頭が痛い。体の至る所が痛い、クラクラするし。血が出てる。こんなに、血が出てる。



ドミニク:…どこま、で。化け物だよ…こいつ…!エンディオ!!



エンディオ:この死に損ないがよぉっ!



ホトバシ:そんな俺一人殺せない。お前らは。



0:蹴り落とした



エンディオ:ぶごぉぇっ…!



エンディオ:(M)折れた折れた折れた折れたっ!蹴り一発で!肋か!?どこだ!?どこか折れた!内臓に刺さってる!!痛すぎる!!



ホトバシ:オカズは抜ける



0:殴る



ドミニク:ごほっ…!エン、ディオ…っ!



エンディオ:――ぉおおおおおっ!



ホトバシ:主役を知れ。



0:蹴る



エンディオ:ぎゃぶぉっ…!!



ホトバシ:お前らの目の前にいるのは、誰もが知るやべえ英雄。



0:笑っている



ホトバシ:ホトバシ・カンラだ…!



ドミニク:…。



エンディオ:っぷはぁっ!ドミニク!撤退だ!これ以上死にたくない!



ホトバシ:逃げれるのか。俺を前に



0:殴りつけた



ドミニク:がはぁ…っ!



ドミニク:(M)死ぬ。死ぬ死ぬ死ぬっ…!これは、まずい…!



エンディオ:ドミニク…!!



ホトバシ:ははははっ!ああ、身体が熱い!!迸ってる!ああ、ギャグ的な意味で!



エンディオ:完全にハイじゃねぇか、おっさん!!



ホトバシ:おっさんなめんなよこらっ!



0:蹴りつける



エンディオ:ぶげぉっ…!



ホトバシ:おいおいロックスミス兄弟!耐えて見せろよ!ステージ5なんだから!



ドミニク:ごほっ…!げぼっ…!



エンディオ:ドミニク!!撤退だ!逃げよう!



ドミニク:…。ああ。これあれだ。



ドミニク:死ぬ。



エンディオ:ああ死んじまうよっ!さっさと逃げるぞ!



ホトバシ:やってみせろ。逃げて、みせろ。



エンディオ:ほらほらほらほら!来ちまうぞ!来ちまうぞドミニク!!



ドミニク:―――やめよう。



ホトバシ:…



エンディオ:…はい?



ドミニク:もうやめよう。ここまでだ



エンディオ:はあ!?なんでだよ!諦めんなよっ!



ドミニク:足。折れた。



ホトバシ:ああ、追ったからな



ドミニク:逃げられない



エンディオ:ふざけんなっ!俺は何度死んでも生き返れるけどっ、お前は違うだろっ!



ドミニク:…。なあ。エンディオ



エンディオ:なんだよ



ドミニク:もう。よくないか



エンディオ:…は?



ドミニク:きっともう。バラエティは再起不能だ。こうなった以上。帰る場所もないしなあ



エンディオ:…なんだそれ。死ぬなよ、お前は



ドミニク:…。お前は。エンディオじゃ。ないんだろう



エンディオ:…



ドミニク:…。お前は、俺の異常性で。エンディオじゃあ、ないんだろう



エンディオ:…そうだけど。なんだよ今更



ドミニク:俺は生涯、お前を抱えて生きていくって決めたんだ。



ドミニク:…。人口異常体は。日に日に異常体としての機能を失っていく。ポルジッコと、ザックスも言ってた



エンディオ:…ああ。



ドミニク:……いつか居なくなるかも。しれないんだろ



エンディオ:……



ホトバシ:なんでもいいが。覚悟決まってていいじゃないか。ロックスミス兄弟



ドミニク:ああ。俺達の負けでいい。



ホトバシ:急にしおらしい。



ドミニク:……。あの金髪の言う通りかもなあ。って思った。俺達は、なんで生きてるんだろう。こいつに至っては。もう死んでるのに



ホトバシ:…



ドミニク:これ以上戦闘しても、俺達はあんたに殺されるし。あんたもそのまま出血で死ぬ



ホトバシ:そうだな



ドミニク:じゃあ。もう。いいだろ



ホトバシ:そうかぁ



0:ドミニクを庇う



エンディオ:だめだ…っ!ドミニクだけは、殺させない…!



ホトバシ:どけ



エンディオ:ごほっ…!だめ、だ…!約束したんだ!俺が、ドミニクを守るんだよっ!



ホトバシ:どけって



エンディオ:がはっ…!



ドミニク:エンディオ!もういい!下がれ!



エンディオ:だめだ!!俺がドミニクの弟である以上は!!俺がお前を守るんだよ!!俺達が、双子に生まれた意味だ!!



ドミニク:エンディオ!!



ホトバシ:まるで俺が悪者じゃねえか。やめろよ。お前らだぞ、これを吹っ掛けたのは



エンディオ:…。俺は。エンディオ・ロックスミス。ドミニクの、弟だ



ホトバシ:…



エンディオ:ドミニクの敵は俺の敵だ。だから。お前も殺す



ホトバシ:かっけえじゃねえか。のっぽ



エンディオ:言ってろ。



ドミニク:やめろ、もういい!エンディオ!!どーせ勝てない!!



エンディオ:勝てる勝てないの話じゃねえんだよ…っ。お前が死なないこと。それが俺の全部だ!



エンディオ:その為なら何十回でも、何百回でも、何億回でも俺が死んでやる!!



ホトバシ:…。そこで指噛んでみてろ。チビ。



ドミニク:…



ホトバシ:異常体が。人間を殺す方法だ



0:



ドミニク:2001年。9月11日。エンディオは、また。死んだ。



0:



ホトバシ:………。



ドミニク:……来い。エンディオ…。



ホトバシ:…



ドミニク:……来い。



ホトバシ:……



ドミニク:来いよ。なあ、エンディオ…っ!



ホトバシ:(M)乖離の異常性。非常に能力定義が不安定な異常性。ドミニク・ロックスミスの心情ひとつで、能力形態が大きく変わる。



ホトバシ:(M)エンディオ・ロックスミスを弟と認識したくなった時点で。エンディオ・ロックスミスは異常性として姿を表さなくなった



ホトバシ:(M)以上、監察を終わる



ドミニク:……。



ホトバシ:執行処分を。開始する



ドミニク:………エンディオは。



ホトバシ:……あ?



ドミニク:俺の。弟なんだ。



ホトバシ:…そうかぁ



ドミニク:………っ。



0:ドミニクは立ち上がった



ドミニク:あいつに何万回以上も死んでもらった。俺は。一回も死んでない



ホトバシ:そうか



ドミニク:たった一回。死んだ事すら、ないんだよ



ホトバシ:……そうか。



0:



ドミニク:エンディオは。あの日、確かに。死んだよ。



ホトバシ:…………そうか。



0:銃声音



ドミニク:(M)………なあ。エンディオ。



ドミニク:(M)何度死んでも。何度繰り返しても



ドミニク:(M)俺は。兄貴になれなかったよ。



0:どこともしれない場所



エンディオ:兄貴ー?



ドミニク:…エンディオ?



エンディオ:さっさと食いに行こーぜ。ハンバーガー



ドミニク:………どういう事だ…?



エンディオ:え?昨日約束したじゃんよっ!



ドミニク:…ハンバーガー食いに行くって?



エンディオ:そーだよ。そー言ったろ。



ドミニク:……今から?



エンディオ:そ。今から。行こーぜ



ドミニク:…………ああ。



エンディオ:よーしゃ!ポテトも食べたい!コーラとかも!飲んでみたい!



ドミニク:……………………ああ。



エンディオ:…行かないの?



ドミニク:……いいや。一緒に行くよ。エンディオ



エンディオ:さっすが兄貴っ。じゃあ、行こう



0:



ホトバシ:…はぁ…。疲れた…。



ホトバシ:……。



ホトバシ:……死ぬ時も。一人か



0:



ホトバシ:………。



0:ホトバシは静かに拳を握った



ホトバシ:93人目。討伐。



0:『あの日、英雄だった君へ』


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