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こんな世界の非日常  作者: 作神さん
別れと出会い
2/7

教室と七不思議

この街は東京都に無理矢理追加したオリジナルの町です。隣町は決めていません。

ここは私立山岡高校、校長先生がここの東京の山を一部所有し、この山の上に建てられた高校だ。


校長先生の先祖が昔学校を運営していたが、前校長の死後、ここ数年まで廃校であった。現校長が校舎など建て直し、私立高を運営している。山岡高校が設立したのは約五年前だ。


 始業式は小さな体育館で行われた。


「…続きまして校長先生お願いします。」


「皆さん入学おめでとうございます。私は校長の音尾木仏寺(おとおきぶでら)と申します。勉学に励み、健全な学校生活を心がけましょう。小さい校舎ですが、今後ともよろしくお願いいたします。」


「続きまして…」


始業式は終わり、自分の教室へと移動した。


「はい皆さん!入学おめでとうございます!私はこの学校で生物と、このクラスの担任を任された草津生也(くさつせいや)だ。君たちと同じくこの学校に来た!よろしく!」


(草津先生がこのクラスの担任か…雰囲気が少し光青と似てるな…)


「草津先生!質問です!」


 光青は我先にと大きな声で手を挙げた。


「はい中庭君!」


「先生は彼女いますか?」


「彼女はいないな」


誰も興味がない、僕も他の人も二人のハイテンションについていけていない……先生も少し困惑している。光青は相変わらず目を光らせているが…



「えっと…じゃあまずは自己紹介をしようか、じゃあ…あいうえお順で……赤山(あかやま)君から」


「…赤山猟太(あかやまりょうた)…よろしく…」


「よし順番に自己紹介して」


「はい!私は朝井真中(あさいまなか)です!よろしくお願いします!」


「私は音尾心歌(おとおしんか)、この学校の音尾校長の娘です。何かあれば校長先生に話を聞けます。よろしくお願いします。」


「僕は鬼塚陽太、校訓に惹かれて入学することにした。よろしくお願いします。」


「私は鎌倉輝鈴(かまくらきすず)です、同じくこの学校の校訓に惹かれて来ました…」


クラスの何人か驚きを隠せなかった…彼女は元タレント、テレビで引っ張りだこだったが、数年前事故で活動休止を余儀なくされ…それ以降彼女の話題はひっそりと姿を消した


「リハビリで歩けるようになりましたが、激しい運動は控えないといけません。学校全体が小さいのと、勉学がメインなので私にあってると思い、ここを受験しようと思いました。出来るだけ私がここにいるという事は隠密にしてください。芸能活動はもうするつもりはないのと、学校に迷惑がかかるかもしれないので…み、皆さんと仲良くしたいです!よろしくお願いします!」


「彼女はこの学校の生徒で、もうタレントでもないので他言無用です。他のクラスでも同じ話をしています。」


次々と自己紹介が進行して次は…


「俺は中庭光青!陽太の親友だ!よろしく!」


次々と自己紹介し、もう最後の人か…


「私は渡山小鳥(わたやまことり)です。よろしくお願いします。」


「よし自己紹介終わったな!教科書は休憩の後配るからな!一年間よろしくな!」


先生はそう言うと教室を出た。それと同時にチャイムが鳴った。

「高校生活楽しみだな!陽太!」


光青はすぐに僕の席に来た。


「そうだな、平和に勉強が出来そうだ…」


「それはどうかな?!ククク…」

 

光青はクスクスとにやけながらこちらを向いた。冗談じゃない!この学校は何かあるのか?!


「それはどういうことだ?」


「それはね…学校の七不思議がね…色々おかしいんだって!」


「なんだそういうことか…」


「なんだとはなんだ!聞いて驚け!」


一・廃校時から出る亡霊


二・妖精が出るらしい


三・突如廊下や教室が水浸しになる現象


四・岩男が出る林


五・突然成長する植物


六・傷ついても自動的に修復する生きた校舎


七・山岡高校ができる前ここら辺に謎の光が空からきた現象、宇宙人か?!」


「ばかばかしい……昨日考えてきたのか?」


「違うよ!この学校の知り合いが見た現象をまとめてくれたんだよ」


「知り合い?」


「今は二年生だったはず、先輩だよ」


「ありえない…」


「ありえません!」


「え?!びっくりした…なんだ音尾さんか…」


「その七不思議は間違いです!娘の私が保証します!」


突然話に入ってきた校長先生の孫娘の音尾さん……光青の考えを即否定…まさかな…


 少し大きな声で話ていたからか、注目されてしまった。そしてチャイムは鳴った。


「はーい皆席についてー、教科書配りるよー」

 

先生が大量の教科書をキャスターのついた机に乗せて教室に戻ってきた。


「…よし教科書配り終わった!じゃあ少し教科書の説明を…」


「…ということだから、オーケー?明日から授業とか色々あるから夜更かしするなよ? じゃあ!」


先生は教室を出ていった。 僕も早く帰るか


「音尾さん!即否定ってもしかして何か知ってたりする?」


「何もないのがこの学校です。以上です。」


「色々聞きたかったのに…」


「光青、僕は帰るぞ」


「あ、ちょっと待って…」

 

この学校は何かあるのか?七不思議…もう家についた、早く明日の準備を…うっ眩しい…空から光?!もしかして光青の言っていた?!

登場人物の身体的特徴も書きたかったのですがいちいちまとめる自信がなくて少しずつ明かされるようにする予定です。質問、感想待ってます。

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