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転生するのも楽じゃない!  作者:
第一章 転生の間
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教育サポーターのお姉さん登場

「…………い」


「……〜〜い」


「おーーい、起きてくださーい」


「………んっ」


「あ!起きた!」


 目の前には管理者さんにどことなく似た綺麗なお姉さんが立っていました。あ、この人は眼鏡装備だ……


「…………どちら様?」



「はい、私はルナール転生者向け教育サポーターです」


「教育サポーター?」


「そうです。こちらでお茶しながらお話ししましょう?」


視線の先には四阿的な物、テーブルの上にはお茶の準備がされていました。


「はい…あ、でも私は魂だから……お茶飲めるのかな?」


「えっと、説明されてない、、とか?」


お姉さんが首を傾ける。


「転生については知っている、かも?」


私も同じ方に首を傾けてみました。魂だから分からないかもだけど…


「……………あんのぉ〜!ボケ管理人!!!」


「………」


否定できない……


「ごめんなさい!取り乱しました!!えっと、取り敢えず魂の器(人型)に入っているので、動いてみて下さいな」


言われて、自分を見てみると人形の様な身体が有りました。


恐る恐る手を動かしてみる……ぷにぷに……


何だろう、ぷにぷにしてるんですが!?


思い切って立ち上がってみると……ポテ……


ん?ポテ?


取り敢えず、立てたので歩いてみると……ポテポテポテポテ…


〜〜〜〜〜!!!


なーにーさー!!ポテポテって何ー!!


何とも言えない感触でポテポテする!これ何!!いやーー!!


「お、落ち着いて下さい!ね、ね!座って、ほらこのお茶飲んで、ね!」


足を上げ下げしてポテポテ混乱してたら、四阿の椅子に座らされてお茶を手渡されました。


もうね、座る時にポフッて言ったけど!言ったけど!!泣く泣くスルーしました……


そしてお茶を一気に飲んだ!


「あ、美味しい!」


 美味しい玉露でした!少しだけ落ち着いて教育サポーターさんを見ることができました。


「早速、説明しますね。まず、貴女の魂が入っているのは転生先が見つかるまでの魂の器です。これは魂の破損防止、汚染防止、盗難防止の機能が付いていますので、少々質感に戸惑うかも知れませんが安心してお過ごし下さい」


「精神的ダメージに対する対策は?」


「ございません」


にーっこり微笑まないで!!こっちは精神力がゴリゴリ削られるんだからね!!


「………」


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