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転生するのも楽じゃない!  作者:
第一章 転生の間
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転生者の条件とシステム

*******

 ここは貴女の住んでいた地球とルナールと言う世界を繋ぐ狭間の空間です。貴女は同僚の男性が発生させた毒によりお亡くなりになりました。

その後、ここに送られてきたのですが –––––––––


––––––・・・と言うわけです。


*******


な、長かった……


 体感、まるっと1日くらい経ってますが…時間制限とか付けといて欲しかった!

よくあるじゃない?ここには少ししか居られないとかの設定、絶・対・必・要!!

すごーく大事な設定だった!



 要約すると、これは私がいた2186年より百数十年前の"日本"で流行った物語の題材と同じ


"異世界転生"


と言うものらしい。



日本がオリンピックとか騒いでた頃です。

因みに、その後暫くしてオリンピックは資金難などの問題から、競技別にそれぞれ誘致した国で行う様になりました。


 異世界小説は古い文化を勉強した時に一時期ハマって読んでたんだよね〜

小説ではチートの能力とか貰って、勇者とか聖女とか言われて……大活躍!だったけど、そんなうまい話がある訳無いよね…うん。


 取り敢えず、目の前に居るルナールの管理人と名乗った人(?)によると…


転生者の条件とは


1.潜在能力の優れた人


これは、転生先の世界が転生者の能力を必要としているから。因みにルナールは魔力を必要としているらしい。


2.罪を犯してない事


犯罪者は要らないよね〜。転生先で悪い事されても困るもんねぇ。

え?例外がある?

悪意を必要とする世界に転生する場合はこの項目は削除される、こわ…


3.不慮の事故で亡くなった事


天寿を全うしていない、輪廻から外れた人しか異世界には行けないらしい。要は、はみ出した人をちょっと借りる的なシステムみたいです。


4.本人が望んでいる事


嫌だと言ったら輪廻の波に帰してくれるらしい。

意外と優しい…




そして、転生先は…



 私はルナールと言う世界に転生するらしい。

ルナールは"お約束"の剣と魔法と魔物のいる世界で、人の魔力を糧として成り立っている世界だそうです。


 簡単に説明すると地球は自前で鉱石や石油などの地下資源、空気や水などの地上の資源を持っているけど、ルナールは人が使った魔力によりそれらが生み出されるシステムになっているとの事です。まぁ、地球はそれが枯渇するって騒いでいるんですけどね。


人が生活する為に必要な物を優先的に発生させて余った分で鉱石などを作り出し自然発生させているそうです。


 そして、魔力の供給が足りなくなると、瘴気と言う物が発生してダンジョンと呼ばれる物が増え魔物も増えて、人が魔力を使わなくてはならないようになる…鬼畜システムですね。枯渇の心配は無い…のかな?大変だけど。


中でもダンジョンはとても効率よく魔力を人から搾り取るシステムで、入った人から自然に漏れ出る魔力と魔物を倒す為に使った魔力、倒れた魔物に残っていた魔力、倒された人に残っていた魔力まで全てを吸い取り、その代わりに魔物を倒すとドロップアイティムなる物を残してくれるのだとか。所々に宝箱も有るそうで、うん、私はあまりやらないけどゲームに近いようですね。



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