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under 500

とんだピエロ

私はずっとピエロをやらせてもらっているが、最近、少しマンネリ化している気がする。




大それたことがやりたい。


他のピエロがやらないようなことがやりたい。


何か壮大なパフォーマンスはないだろうか。


とてつもない量の風船を用意して、少しカラダを宙に浮かすのがいいな。


試すのは時間や予算がかかるからやめる。


一発勝負でいこう。


出来るだけ体重を減らして挑もう。




ついにピエロショーは開幕した。


早速、とてつもない量の風船をカラダに括りつけた。


するとピエロの私は、風船で優雅に空を飛んだ。


それはもう空高くまで。


少しカラダが浮く程度で良かった。


足が地面から離れさえすれば十分だった。


上空にいる怖さよりも、計画が失敗して恥をかいたことが、何より心を苦しめた。




予想以上に飛んでしまったが、みんなの私に対するイメージも予想以上に飛躍したことを、鳴り止まない拍手で実感した。

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