Question
問題は電光掲示板に映し出されるらしいが、どんな問題が出題されるんだろう?
「それでは早速始めていきたいと思います。 答えはこちらのスケッチブックに描いてください。 それでは第一問目はこちらです」
ナッツさんが回答者兼司会者をこのコーナーはしてくれるんだな。 台本にないことやるとこっちが困るな。 だからアドリブ嫌いなんだよ。 うんうん。
「そろそろ問題読んでいい?」
オフマイクで怒られてしまったが、もしかして声に出てた?
「ぷぷ」
懐かしいな。 なんかこんな感じなの久しぶりだな。 あまりに懐かしすぎて笑ってしまって、ナッツさんに睨まれた気がした。
第一問
『初回放送のスタンダード対決で2人はある料理にかける調味料で争いました。 その料理はどっちでしょうか? A: 目玉焼き B: 卵焼き』
二人はそんなことあったっけ? と一問目から頭を抱えている。 そんな二人を見てココナッツは大丈夫なのかと心配になっている。
「ナッツさん。 僕たちのラジオって聞いてくれてました?」
「うん。 毎回欠かさず聞いてたよ」
青星声の投稿が約一年間なかったり、関係があやふやな感じになっていたからラジオも聞いていてくれてないだろうと勝手に思っていたけど、ちゃんと聞いていてくれたんだ。
「ソラトさんも聞いてくれてますか?」
いのっちゃんもソラトさんに期待を乗せて聞いたが、
「・・・・たまに・・・・き、聞いてました」
まずソラトさんは日本に半年間いなかったし毎回は聞いていないよね。 まあでもこの問題は初回放送の時の問題だからまだ日本にいる時か。
僕は全く何で争ったのか覚えていなかったが、ナッツさんが「任して」と自信ありげに目玉焼きと書いてくれた。
それに対していのっちゃんとソラトさんチームは今食べたい卵料理を書いたらしい。
「ちなみに私は卵焼き砂糖派だよ」
ごめん。 僕も砂糖派なんだ。
卵焼きの好みの味が同じだったため、いのっちゃんたちの正解はなくなった。
「ちなみに、ここに来ている皆さんは答えわかりますか?」
「めだまやき〜」
野太い声が会場中に響き渡った。 今、目玉焼きって言ったよね? ってっことは・・・・
「それでは電光掲示板をご覧ください」
やった。 正解だ。 これで僕たちが一歩リードだね。 ありがとうナッツさん。
ナッツさんの頭をクシャクシャと撫でるとナッツさんは下を向きしばらく撫でられていた。
「い〜な〜。 私も撫でられたいよ〜」
いのっちゃんの目は本気の目だった。 本気で羨ましそうにナッツさんを見ていた。
会場に来てくださった方々は冗談でいのっちゃんが言っているのだと思い「僕も〜」などお願いされてしまった。
これは握手会ではなく撫でられ会が開けそうだよね。 まあやらないけど。
それからなんやかんやでいのっちゃんのチームが一ポイント。 僕たちのチームが三ポイント。 勝利に王手をかけた。
次の問題でポイントを獲得できれば僕たちが勝つわけだが、ここからいのっちゃんたちが勝ち続けたら予定していた時間を押してしまう。
「えー。 ただいま入って来た情報によりますと・・・・」
ナッツさんが出演者用のモニターをガン見しながら読んでいる。
「思った以上にこのコーナーが押しているので大人の事情で水輝・ソラトチームに救いの手を差し伸べます。 だそうです」
だそうです。 じゃないですよ。 せっかく積みあがたポイントの意味じゃないですか。 大人の事情ってずるいわー。
「え? ほんとに? 救いの手ってことはやさしい問題だよね?」
「(コクン)」
相手のチームが正解した場合何点はいるのか聞いてみたところ電光掲示板に何ポイント入るのか出て来た。 好きなだけポイントが入るみたいだ。
「好きなだけ?」
「(コクン)」
「ならソラトさん。 最終問題は本気で行きましょう!」
「(コクン)」
今まで本気じゃなかったんかい。 と王道なツッコミをしたはいいが、あんまりウケなかった。
問題 『救いの手』
水輝伊乃が、青星声と初めてコラボした時の動画のタイトルはどれ?
A: 【コラボ】ミズタク。 あまりの興奮に!?
B: 【料理】【コラボ】料理をしない学生が珍しい食材を使って料理してみた。
C: 【料理】【コラボ】水輝伊乃さんに料理作ってみた。
D: 【料理】【コラボ】珍しい食材を使って料理をしない学生が料理してみた。
この問題なら簡単だよね。 かなり難しい問題が出てくるのかと思ったけど難易度が低めの問題だ。
そう思っていたのは僕だけっだらしく、ナッツさん、いのっちゃんとソラトさん全員わかっていないみたい。
「どんな内容の動画かすぐに出てくるけどタイトルまでは覚えてないよ〜」
「・・・・水輝さんせっかくのチャンスなんだから物にしないとね」
ソラトさん。 明後日の方を向いて他人事のように言ってますけど同じチームなんだから協力してあげてください。
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あーもう。 全然わからないよー。
水輝伊乃は焦っていた。 伊乃にとってただの『いのたく』としてのイベントではないからだ。 開演数時間前まではただのイベントだったはずなのにあんなこと言われたらもうイベントに集中できないよ。




