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YouTuber 青星声ver.1 ~水橋拓真は選ぶ~  作者: わ→たく。
【声優になりました】
42/50

 歌やダンスの練習に追われていた中、声優としてはじまりと言える仕事が来た。 アフレコの仕事だ。

 初のアフレコで主役を演じさせてもらえることにはならなかったが、初の仕事ということで昨日は興奮してしまって眠れなかった。

 どんなアニメなのかというと『リアルと妄想』というアニメ。 聞いたことあるなと思った人もいるかもしれないがこれは僕がYouTuberだった頃企画の一つで書いて出版までしてしまったライトノベルが原作。 どや。 これで僕は、元俳優、元YouTuber、アニメ化作家の声優という肩書きができるわけだが・・・・

 「誰と話してるの?」

 『リアルと妄想』のヒロインである中野美梨(なかのみり)を演じてくださる小高唯菜(おだかゆいな)さんに突っ込まれてしまった。

 小高唯菜さんとは以前いのっちゃんがYouTubeに出てくれた時のゲームで名前が出て来たくらいで会うのは初めての先輩。

 改めて説明すると、小高唯菜はもともと女優だったがあるレッスンで声優の才能を開花させ声優の道へ進んだ女性声優さん。 何年か前にアーティスト活動も始め、最近では日本武道館でいのっちゃんともう一人の声優さんとライブを開催していた先輩。

 ん? 誰と話してるの? ってことはもしかして声に出てた? 恥ずかしい。

 「たまにいるんだよね。 初のアフレコの時に自信満々に自分が主人公になった気分になって妄想世界で話しちゃう人。 あ、もしかして図星だった?」

 半分はあってるけど半分は違うな。 だって僕主人公でしょ? 違うの?

 「まあ、あんまり調子に乗らない方がいいよ。 あとで泣くよ。 私のようにね」

 小高唯菜さんはそのままどこかに行ってしまった。

 いや、僕主人公だよね? 今回のアフレコは主人公ではないけど・・・・。


 リアルと妄想のキャストは非常に少ない。 僕を含めて三人。 キャラクターはもっと出てくるが一人が何役かを演じるらしい。 主人公も高藤李夏(たかとうりか)さんという少し声の低い女性声優さんが勤めてくれるのでアフレコブースの男女比は一対二。 まあそんなことはどうでもいい。 高藤さんや小高さん、スタフの皆さんに挨拶をしてアフレコブースの中に入った。


 先輩二人の技術に圧倒されたり、自分の作り上げたキャラクターたちに声(命)が降り注がれたと思って感動して泣いてしまったのは鮮明に覚えていが、その他のことはあんまり覚えていない。 気づいたら次の日の朝。 自宅のベッドの上だった。 帰ったら疲れて寝てしまったのだろうか。 服も着替えず、毛布もかけずに倒れながら寝ていた。

 「あ、やっと起きた? もう昨日は大変だったんだからね」

 振り向くとそこにはいのっちゃんがいた。 なんでいのっちゃんがいるの?

 「え? 昨夜のこと覚えてないの? やっぱり法律は守った方がよかったよね・・・・。 ごめんね」

 何があったのか聞くとベッドの中であんなことやこんなことと言われたが、言っていた本人が恥ずかしくなったのか「ごめん忘れて」と言っていたが、恥ずかしくなるならいうなやと突っ込みたかったが、胸の中にしまっておいた。

 本当に何があったのか聞いてみると、僕は高藤さんと小高さんの二人とアフレコ終わりに食事に誘っていただいて楽しく食事をしていたらしい。 全く覚えていないが。 そこにたまたま一人で店に入って来たいのっちゃんも混ざって楽しい食事をしていたりしい。 なんどもいうが覚えていない。 その時にみんな調子に乗って誰が一番お酒が強いかっていうのをやることになって・・・・

 「やっぱり法律は守った方がよかったよね・・・・。 ごめんね」っていのっちゃんさっき言ってたよね。 ってことはお酒飲んで酔っ払ってこんな感じになっちゃったの?

 「いやいや、たくっちゃんは飲んでないよ」

 ただ、その場に酔ってしまったらしくお店の中で寝てしまったらしい。 お恥ずかしい。

 それじゃあ法律ってなんだったんだ?

 「あ、法律って言ったのは面白半分だから気にしないでね」

 と言って仕事にいのっちゃんは向かった。 脅かすなよ。


 水輝は昨晩、拓真の部屋に止まって同じベッドで眠っていた。 そのことを思い出して電車の中で一人ニヤニヤしていた。


しゃぁ〜! どうも皆さんこんにちは作者のわ→たく。です。

現実ではありえないですよね。 プロ野球の球団がラジオのスポンサーになるなんて。 でも、私は野球も声優ラジオも好きなんです。 ただ、それだけなんです。

そして今回の話を初めはR18のようにしたい願望はあったのですが、この1話のため小説自体をR18にするのはと考えた結果すごくはしょりエロくもなんでもない回になってしまいました。

まあでもまだ未成年ですしね。

それではまた明日も読んでください!

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