【料理】【コラボ】料理をしない学生が珍しい食材を使って料理してみた。
miniのOPを撮り終えるとタイミングを見計らっていたかのようにソラトさんがキッチンから上がってきた。 くじで引いて作った料理はまだ持ってきていない。 キッチンに隠しているらしい。 miniで使う炊飯器と水輝さんにとって邪道なふりかけを持ってきた。
次は僕がキッチンに向かって料理をする番なのだが、miniを撮影してから向かうことにした。
「お待たせしました。 白米の上に乗せて美味しいふりかけエントリーナンバーワン『かつお節醤油』です」
シンプルに白米の上にかつお節を乗っけて最近流行りの真空醤油をかけた馴染みのある一品だ。
うん。 美味しいです。 と言って満面の笑みを浮かべていたがそこまでなのだろう。
まだ白米には勝ててはいないらしい。 これは難しいぞ。
miniの撮影を終えて僕はキッチンへと向かった。 一人喋り離れてはいるが、自分の体が見えないことを言いことに好き勝手やりながらできたラジオとは違って実写の一人喋りは初めてなので結構恥ずかしい。
「それじゃあ次は僕が作っていきます。 食材はさっき紹介した通り、芋味の春雨と蟹缶とチアシードとクスクスです」
芋の春雨があるので麺類的なものにはなりそうだけど、カニ缶の出汁と芋の味が喧嘩しちゃいそうだな。 チアシードはヨーグルトに入ってるって水輝さんからヒントをもらったけど使いどころが難しそうだな。 ってかクスクスって何?
まずは春雨を茹でなくちゃ初めらないと思うのでお湯を沸騰させて春雨を茹でたはいいが、どのくらいまで茹でればいいのかがわからないな。 一応二分くらい茹でたけどこれでいいのかな?
「はい。 とりあえず春雨を茹でたのであとは盛り付けかなって思うんですが、このクスクスが何かわからないのでとりあえずまだお湯が沸騰しているので茹でときますか」
茹でるのが正解だったのかわからないが二分ぐらい茹でるとモチモチになったけどこれってパスタの一種なのかな?
とりあえず茹でるものは全て茹でたと思うのでどんぶりの中に芋の春雨を入れてその上にそぼろ丼のようにクスクスを盛り付ける。 いまいち華がないな。 花になる食材があるのかって言われたらないけど、カニ缶乗っけたらまだマシになった。 チアシードをゴマのようにふりかけてカニ缶の汁をかけて一応完成。
美味しいかは別として見た目は美味しそうか・・・・な。 うん。
「春雨はクスクスで見えないので見た目は黄色い山にカニ缶のカニが雪のように見えてきれいだよね?」
視聴者さんに助けを求めるが反応はない。 当たり前か。 助けを求めたせいで不安が倍になってしまった。
メインチャンネルの料理は完成したので次はmini用のふりかけを作る。 このふりかけは母親が夏になると作ってくれる水橋家の『だし』と呼ばれるふりかけでとにかく美味しい。
作り方は簡単で、きゅうり、なす、オクラ、大葉を細かく刻んで醤油とかつお節で和えるだけの超簡単料理。 野菜のシャキシャキ感とオクラのネバネバ感がたまらなくて食欲がなくなる夏場でもずずっと平らげてしまう。 水輝さんにも気にいってもらえるかな?
だしを持ってソラトさんの部屋に行く。 何か撮影でもしているのかと思ったが、トランプで遊んでいた。 なに三人ともすごく仲良くなってるじゃないですか。 羨ましい〜。
「それじゃあ拓真が作り終わったみたいだし、miniをちゃちゃっと撮って作りに行きますか」
トランプは決着がついたのかわからないがminiの撮影に入った。 水輝さんにだしをまずそのまま食べてもらってからご飯にかけて食べてもらった。
「う〜ん。 食べやすいですし野菜のシャキシャキ感がたまらないですね」
お、これはソラトさんよりか高い評価もらえたんじゃないかな?
「手作りのふりかけっていいね。 私も食べていいですか?」
水輝さんからお茶碗とお箸を借りて出汁を食べる。 間接キスとか羨ましいのです。
「おいひ〜。 でも、私の持って来た方が美味しいわ」
お茶碗二杯を平らげたけどこのあとメインチャンネルの料理もあるしお腹は大丈夫なのかな?
ナッツさんは重い腰を上げてって別にナッツさんがどうとかそういう意味じゃないからね。 ただ比喩的表現をしただけで。
「余計なこと言わんでいいの」
ナッツさんに頭を殴られた。 他の二人はなんでいきなり僕の頭を殴ったのかわかっていない様子だからやっぱりナッツさんは僕の心を読み取る力でも・・・・
「そんなもんねえわ」
ナッツさんは扉を強く閉め階段を駆け下りて言った。
以前こんなことをされたのを覚えているだろうか。 それは『コンビニで一番いらないものは何? これを置いておいてほしいって物』選手権の時にナッツさんにドッキリを仕掛けたつもりが逆ドッキリをされていたという動画。
「なので今回もナッツさんが今下のキッチンで料理をしているということなのでドッキリを仕掛けていきたいと思います」
「私ドッキリするの初めてなんです。 どんなことやるんですか?」
今回のドッキリのKeyは水輝さんが握っていると言っても過言ではないんです。 もしかしたらこの世にYouTuberさんは何千人いや何万人といるかもしれません。 なので、この僕たちがやろうとしているドッキリも過去に行われているかもしれませんが、青星声史上最高のドッキッリになるのじゃないかと思う。 なんたって今回のドッキリは
「もしも、コラボしてくださった有名声優さんがコラボ中に急に事務所からクビ宣告されたドッキリです」
ナッツさんにバレないくらいに盛り上がる。 なぜ、水輝さんが鍵なのかというとクビになったという電話を聞いた後にどれだけリアルに演じることができるのかがこのドッキリの最大の見せ場だから水輝さん頑張ってください。
段取りは、ふりかけを持ってナッツさんは上がってくるのでminiの撮影をする。 撮影が終わったと同時に僕が水輝さんに電話をかける。 ってことは番号交換ってことだよね。
あ、今ナッツさんがいたら完全に殴られてたわ。 いや、もしかしたら殴られるだけですまないかも。 まあそんなことは置いといて、そこから水輝さんの一人芝居が始まる。 水輝さんはパニックになりながら僕たち三人にクビになったことを伝える。 これだけじゃ信用してもらえないかもしれないので水輝さん宛てに事務所からクビ宣告のメールを送ってもらう。 相手の事務所に迷惑をかけてはいけないのでそのメールもこっちで勝手に作って連絡先を事務所に変えてもらって行う。 多分これで信じてもらえると思うから僕とソラトさんは息を殺すくらいシュンとして、独特の雰囲気をかもし出させる。 その時にナッツさんはどのような反応を取るのかというドッキリなのでさすがに逆ドッキリはないだろう。
「こんな重要なポジション大丈夫かな」
水輝さんなら大丈夫ですよ。
時間もないので急いでメールの作成をする。 内容は簡単に
件名: 事務所より今後の活動についての報告
本文: お疲れ様です。 件名の通り今後の活動についての報告をさせていただきます。 単刀直入に申しますと、本年度いっぱいで水輝様と契約終了させていただくことが決定いたしましたのでご報告いたします。 理由につきましては、幾度となく繰り返す契約違反行為である異性とのトラブルの多さ、何度も注意をいたしましたが治らないことにより事務所では手に負えないと判断いたしましたのでこの決断をいたしました。 詳しい内容等につきましては後日改めてお話いたします。
という内容にした。 リアリティーは多少はあると思うが、うまくナッツさんは引っかかってくれるのか。
意外と早くドッキリの準備が進んだのでネットで調べたすぐにでもできそうなゲームをカメラ回しながらやることにした。 ドッキリであることを悟られないようにダミーのカメラを回しながら始める。 この動画は後日ほかの形で投稿しよう。
しゃぁ〜! どうも皆さんこんにちは作者のわ→たく。です。
少し変えましたが、この小説の始まりの回想シーンの回収回でもありましたが、いかがでしたでしょうか。
ちなみにこの話は高校の時からの仲間と本当に撮影をしていました。(ある人が黒歴史になるからと言ってデータを消してしまったためただのYouTuberごっこになりましたが)とても楽しかったです。ごっこなので楽しすぎました!
それではまた明日も読んでください




