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YouTuber 青星声ver.1 ~水橋拓真は選ぶ~  作者: わ→たく。
【毎週投稿始めました】
17/50

エロくないもん!! ココナッツ顔真っ赤。

  「それでは、今人気のYouTuberであるCantoさんのことは多分視聴者さんなら知っていると思うんですが、簡単に自己紹介の方をお願いします」

 「はい。 僕たちCantoは都内の大学に通う男子大学生二人組みの二人で一人のYouTuberです」

 どこかの子供番組のヒーローのようなセリフだが僕の知らないところでヒーローにでもなったのだろうか?

 いや、YouTuberもある意味子供達のヒーローなのか?

 「二人で一人ですか?」

 「そうなんです。 カナが企画を考えてくれてーーーー」

 「ーーーーカトーは僕が考えた企画を面白くしてくれるので二人で一人なのかなって」


 ・・・・。 熱々カップルか。


 「そんなCantoさんは下ネタとか動画内でいったことないですよね? 僕たちも言わないようなチャンネルのなで下ネタは無しでお願いしますね!」

 「ナッツが顔を赤くして黙り込んじゃうんでそこだけはお願いします」

 ソラトさんが言う通りナッツさんは下ネタに弱いのだ。

 う●こなど小学生がいいそうな下ネタは大丈夫らしいがもっと高学年になっていくと覚えるようなことには弱いらしい。

 なのになんでこの前はあんな本を持ってきたのか。

 動画のためならってなんでもやりそうで怖いな。

 「約束をしてもらったことでこんなコーナーをやっていきたいと思います。 『エロくないもん!!』 はっきり言って他のYouTuberさんのネタをパクらさせていただきました」

 いやいやいや、とCantoさんは話が矛盾しているでしょと講義をしているがこのコーナーは一切下ネタを言わないコーナーだと説明したら納得してくれた。

 ナッツさんは別に平気でしょ? と言う顔だが多分顔を赤らめるに違いない。

 まあこの顔が見たかったからパクったことでいろんなところから批判だの来るかもしれないがパクらせてもらった。

 一応許可はもらっているから心配はないが。

 でも、コラボしましょうと持ちかけると逃げられてしまったのが残念だったな。

 もしかして嫌われたか?

 まあでもこの顔を見てるとそんなのどうでもよく感じてしまうのは・・・・って切り替え切り替えっと。

 「それではここにスーパーで売られている白い液体があるので出題者以外の皆さんは口に含んでいただきます。 出題者は、ふつうの言葉だからエロそうだけどエロくない言葉を言ってもらいます。 白い液体を口に含んだ人が白い液体を口から発射してしまったら出題者にポイントが入ります。 最終的にポイントを多く獲得した人が優勝です。 部屋を汚してはいけないので吐くときはしっかりビニールブクロの中に吐いてくださいね」

 スーパーで売られている白い液体(牛乳)を紙コップに注ぎ込み、ビニール袋と一緒に全員に配る。

 「え? 待って。 それ私もやるの?」

 当たり前ですと答えるとナッツさんはどんどんちっさくなっていった。

 うん。 やっぱり最高です。

 てか、ナッツさん・・・・心絆(ここな)さんが口の中から白い液体を出すところを見たいんだけどね。

 「また変なこと考えてたでしょ」

 なんでこういうことを考えてると心絆さんに毎回見破られてしまうのだろう。

 「せっかくラジオとしてやっているから全員イケボでお願いします。 例題として一問出しますのでまずはみなさん白い液体を口いっぱい含んでください。 それではイきます。 『メスシリンダー』」

 カトーさんとソラトさんは吹き出さなかったが、カナさんは盛大に吐き出してしまった。

 ナッツさんはと言うと顔を赤らめながらもギリギリと言う感じで耐えていた。

 「今回はカナさんが吹いたので僕に一ポイントって感じで本番はやっていきます」

 ちなみにメスシリンダーは理科の実験などで使う器具なので全くもってエロくない。

 はっきり言ってこのゲームは全然エロくない単語をどうやってエロく聞こえさせるかが肝となるゲームである。


 ルールがわかったところで早速ゲームスタート。

 順番はソラトさん➡︎カトーさん➡︎僕➡︎カナさんそして大トリを務めるのが、

 「私が最後なの?!」

 ナッツさんに決まった。

 「それじゃあ、俺からいくので皆さん口に含んでください。 大丈夫ですか?」

 口に白い液体を口いっぱい入れているせいでラジオなのだが、誰も反応ができない。

 これがこのゲームの弱点だったのだ。

 やってしまったものはしょうがないので無理矢理にでも「んっん」と反応した。

 そのせいで少し口から漏れそうになったことに誰も気づいてはいなさそうだと一人安心していた。

 「イきます。 『パインパン』」

 男性陣は咳き込みながら口の中に大量に含んでいた白い液体を吐き出してしまった。

 ナッツさんは自分の腕をチネリながら耐えていた。 これはありなのかな?

 しかし、顔はリンゴのように真っ赤になっていた。

 って、これどっかで聞いたような。

 まあいっか。

 「『パインパン』はただのパイナップルパンなんですよね? それをただ略しただけなんでただの言葉なんですもんね! ソラトさんは三ポイント獲得です」

 いきなり高得点を出されると吸いプレッシャーを感じてしまう。


 「次僕がイきますね。 それでは口に含んでください」

 カトーさんは全員が含み終わってから次の言葉が出てくるまでに十秒ほど沈黙が流れた。

 俗に言う放送事故になりかけるやつだよね。

 「ねえ、カナ。 栗と、リスどっちが好き?」

 「う〜ん。 栗かな。 栗ご飯とか好きだし」

 ソラトさんとナッツさんは吹き出してしまったが、僕はギリギリ耐えた。

 色々これには突っ込みたいところはあるが、なぜカナさんは普通に喋ってしまったのかだ。

 「ちょっとカナさん。 なんで普通に喋ってるんですか?」

 「あ、ごめん。 普通に回答しなきゃと思って飲み込んで答えちゃった///」

 照れながらいってもダメですよ。 ゲームなんですから。 お人好しです。

 口の中に白い液体を含んだまま喋っていたためズボンが濡れているのかと思ったが、律儀にビニール袋の中に吐いているなんて。

 それと、これは直接すぎませんかと抗議したところ満場一致で直接的と言う回答だったのでカトーさんは〇ポイントとなった。 イケボでもなかったしね。


 「次は僕ですね。 それではイかせます」

 ブハー。

 この時点で全員吹いてしまった。

 「イかせます。 って何? イかせますって」

 「これはずるいですよ」

 よくわからないが批判の声があったので仕切り直すことになった。

 「それでは改めましてイきます。 『ちんちこちん』」

 ナッツさんだけが白い液体を口からドバーッと放出した。

 ごちそうさまでーす。

 「それどう言う意味なの?」

 やっぱりナッツさんは顔を赤く染めている。

 ナッツさんの頭の中には・・・・が浮かんでそう。 ってセクハラかな。 でもやっぱりかわいい。 と思っているといつものように殴られました。

 「『ちんちこちん』は名古屋弁で共通語ではすごく熱いさなと言うらしいですのでこれも普通の言葉ですよね? 次はカナさんですよ」


 「えー。 やらなきゃダメ? わかりました。 イくので準備お願いします。 『バックアタック』」

 バックアタックとはバレーボールの用語で後衛の選手がアタックラインの後方から打つスパイクのことらしい。

 バレーボールについて誰も詳しくないためなのか、耐性がついてしまったのかギリギリで耐えられてしまった。

 もしも後者なのであれば最初にやる方が有利なのではないかと思ってしまう。


 「最後はナッツさんですね」

 「え? 時間とか大丈夫なの?」

 時間を言い訳にして逃げようとしているのバレバレですよ心絆さん。

 と心の中でつぶやいた。

 あとでいらないところはカットするのでと説得して顔を赤くしながらも言う決心をしてくれた。

 と言うか、ここはカットだよね。 うん。

 「それじゃあ最後イきます。 『マンゴー』」

 別にいじめているわけではないが聞き取れなかったので全員人差し指を立て、もう一度言ってもらうように指示をした。

 「えーーーー? もう一度ですか? なんで私だけ。 あーもー言いますよ! 今度はちゃんと聞いてくださいね」

 ナッツさんは顔を赤らめ息を大きく吸って、

 「ま、マンゴー」

 吹き出すと言うよりもナッツさんらしい回答をありがとうございますと言う感じで微笑んでしまった。

 「あ、あれ? 誰も白い液体噴き出さないの?」

 マンゴーよりもその発言の方がエロいんですけどと誰もが思った。

 「マンゴーは僕の大好物なので汚さないでください。 全員回ったと言うことで結果発表ですね。 ソラトさんが三ポイント、僕が一ポイントで、Cantoさんとナッツさんが〇ポイントと言うことで今回の優勝者はソラトさんでした」

 「それでは優勝したソラトさん一言お願いします」

 ナッツさんの顔は真っ赤から普通の色白い色に戻っていた。

 机の上にあったシャーペンをマイクがわりにソラトさんに向けてインタビューをしていた。

 「一番最初が有利っぽかったのでまあ取れてよかったです?」

 「はてなマークはつけなくていいんじゃないですか?」

 「そうですよ! 優勝おめでとうございます」

 Cantoのお二人に祝ってもらえてソラトさんの顔には笑みがこぼれていた。

 「以上『エロくないもん!!』のコーナーでした」

 先ほどはメインチャンネルのBGMを使わせてもらったので今回はサブチャンネルのBGMを使わせてもらうことにした。

 「楽しい時間は過ぎるのも早いですね。 もうエンディングのお時間になってしまいました」

 お決まりの「え〜」と言う言葉とCantoさんから感想をいただいて今回のラジオは終わった。

 「お疲れ様でした」

 僕にとっては今日のこの出来事は嵐のように感じた。

今回も読んでいただきありがとうごじます。

しゃぁ〜! どうも皆さんこんばんは作者のわ→たく。です。

17話でコラボ回は一段落がつきました。

さて作品とは全く関係ないのですが、今日は楽しい集会がありますので早く寝ます。

という事であとがきもここでおしまいです! おやすみなさい。

それではまた明日も読んでください!

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