469.新銃性能試験
ここの所ログインする度に集団戦の練習してるが、飲み込みが早い点は有望。
皆装備や契約してる陰がバラバラなのが問題点。
どうしても自分の<戦陣術>は隊列を維持して術の効果を高めてくから、相性が悪い。
使いやすいのは 戦線維持 と 疎陣 って事になる。
密集隊形は可能だけど、 岩陣 とか防御的な陣形になりがちだからな。
しかし根つめても考えが凝り固まるばかりだし、気晴らしに南に一狩り行く事にした。
やる事は簡単、銃の性能試験。
何せ2発撃てるって、破格じゃん?今まで一発づつ精神力流し込んで装填し直してた訳よ。
2発ってどれだけ実用性高いかって話。
と言うわけで、早速赤鳥蜥蜴にぶっ放す・・・?
氷弾が同時に複数発射され、赤鳥蜥蜴に突き刺さり、吹き飛び転がった。
うん、威力がさ。おかしくね?
ここまでのノックバック無かったよね?これが骨董品じゃない、ちゃんと作った銃って事?
起きてきた赤鳥蜥蜴の頭下から撃ち抜くように 接射 でもう一発。
そのまま、倒しきってしまった。
体力が結構有ると思った筈の赤鳥蜥蜴が2発かよ。どうすんのこれ・・・。
基本先制攻撃で一発目の牽制位に使ってた筈なのに、もう切り札じゃん。
これで、とどめ用の<犠牲>と 縮砲 使ったらどうなるのよ。
使ってみるか、銃の装填を済ませて次の獲物に取り掛かる。
飛びかかってきた赤鳥蜥蜴を避け、お互い振り向いた所で顔に向かって、
接射 <犠牲>
武技 縮砲
うん、一撃で倒せるよね、そりゃさこの威力だもん当たり前だわ。
どうすっか~強すぎるのは分かったが、どう使って行くかだよな。
攻防バランスよく使っていける剣が、自分のメインウエポンで間違いないんだけど、ここぞって言う時は
銃になるのかね。
じゃあ、ちょっと銃使い込みますかね。
<犠牲>で使った生命力も何か自然回復で普通に回復しちゃうしな。ガンガン撃っても別に困らないでしょ。
何だかんだこの装備の自然回復と生命力と精神力の最大値補正が大きいな。かなり楽な気がする。
他の近接プレイヤーはきっとこれくらい余裕を持って戦ってるのかねぇ、
自分はブロックなりガードなりしないとダメージ大きいし、何気に緊張感高かったのかもしれない。
そういう状況で、離れてダメージを与えられるって言うのは本当に気持ちが楽。
あまり考えずとも、ラフに撃って、剣で斬って、ぶん殴る。これで決まるとかなんか逆に中毒性があるわ。
いつの間にか集中して片っ端から、魔物を片付けていく。
溶蜥蜴が噴出する溶岩と共に現れるゾーンで、片っ端から狩り取ってると、急な地響きに思わず体勢を崩す。
結構広いゾーンの一部に穴が空き、デカイ魔物が飛び出してきた。
ちょっと調子に乗りすぎたか・・・あれだ【帝国】の蟹方式、小さいのを沢山倒すと大きい奴が出てくるやつ。
とは、いえ、サイズはボス程度。やるだけやってみますかね。
銃は装填済み、
気脈術 冷気
自分の耐性も上げて行く。
溶岩を垂らしながら、大型のトカゲがこちらに駆け寄ってくる。
まあ、体当たりだろうと読んで、横に転がって回避。
自分の居た場所を通り抜けそのまま進み、徐々に減速。
自分の方に向き直ろうという所で<疾走>で、距離を詰め、
武技 払い抜け
武技 逆巻
ニ連打を当て、そこから更に<犠牲>で生命力を捧げ、接射、
武技 縮砲
今出せる大ダメージを与えた所で、ひっくり返る大蜥蜴。
熱そうだけど我慢して、大蜥蜴の足を掴み、
気脈術 冷気
・・・うん、凍らないな。これだけ溶岩纏ってると効かないのかな?
軽くジャンプするようにひっくり返って元の体勢に戻る大蜥蜴から距離を取る。
心なしか纏ってる溶岩が減った大蜥蜴を待ち構え、剣の浮き彫りに指を当て氷精のエフェクトを纏わせる。
相手は 冷気 が効かない相手だし、追加で<青蓮地獄>
全身にも氷精のエフェクトを纏い、溶岩対冷気の構造が整った。
懲りずに突進してくる大蜥蜴に、
凍剣術 獄霜界
スピードを強制的に緩められた大蜥蜴に襲い掛かる。
袈裟切りから、横にずれてながらの横薙ぎ、
太い足を力いっぱいぶん殴り、地面に擦れそうな腹を横から裂く。
こちらに振り向いた大蜥蜴の口から伸びる舌を掴み、
気脈術 陰気
ダメージに後ろ脚で立ち上がりながら仰け反る大蜥蜴の首に剣を突き刺す。
凍剣術 獄蓮華
まあ、相手はボスサイズ、思い切り精神力を流し込んでやれば、氷像になり、
剣を引き抜けば氷片に変わって崩れ落ちた。
今更気がついた事がある。
普通に倒せば死体が残って<採集>なり<解体>なりして素材を手に入れると消える死体なんだけど、
紅氷華とか獄蓮華で倒すと、死体残らないじゃん。
あまり素材とか拘らなかったから気がつかなかったけど、もったいないんじゃない?これ・・・。