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458.再びの溶岩地帯

 なんか白蜘蛛が外に出たいみたいだし、いっちょ協力しますかと何日かかけて南に到着。


 割と何にも無い土地を行ったり来たりするだけで、安穏とした生活をさせてもらってるのだし、現地のヒトに少しくらい協力しても悪い事は無いだろう。


 肉集めるついでに協力できるなら一石二鳥。


 料理に使う肉だけでも現地調達できれば、食料の節約にもなるしな~。


 まぁ、元々大量に持ち込んでるので、自分が食うに困る事は到底ありえないんだけども。


 そして、前回は魔物を倒す事ばかり考えてて、気が付かなかったが、溶岩地帯にも<採集>できそうなポイントがある。


 ほとんどは石ころか、骨、たまに植物?よくまあ、こんな溶岩地帯に植物が・・・。


 本当に草一本とか何か実か種なんだが〔火辛子〕〔火薬草〕〔燃焼実〕って何に使うのか?


 〔火辛子〕は食べ物みたいなので、後で味見だ。絶対辛い!慎重に扱おう。


 石は~〔溶鉱石〕〔石炭石〕宝石では無さそう。多分火精系の素材かな~。


 魔物を狩りつつ、<採集>を進める。


 今のところ、前に狩った魔物ばかりなのでパターンは記憶済み!サクサク倒す。


 耐久力は外よりいくらか高いが、元々自分は攻撃力低いし、手数で倒すのは慣れてるのでノンストレス。


 まあ、 気脈術 が使い易過ぎて、ノンストレスなのかもしれない。


 冷気で動き止めれば、次の動きを練れるし、次のダメージは倍だし。


 ダメージ貰ったら陰気であっという間に回復だし、余裕しかない!ヒャッハー!誰もいない場所で魔物狩りじゃー。


 もう、好き放題したるわ!


 溶岩の間の太い道を抜け、片側に溶岩を見つつ休息できる心休まらないセーフゾーン。


 溶岩は流れてないが、あちこちから火を噴出し、一緒に這うタイプの蜥蜴が出てくる。蜥蜴地帯。


 そこも、サクサク抜けると細い一本道。


 さーっと走り抜けるが、ちょっとその道だけ高い場所を抜けていて、上から自分が通ってきた道を確認する。


 どうやら、もっと太い通りがあったようだ。適当に進んで狭い道を進んできてしまった。帰りは太い方を行ってみよう。


 そして、めっちゃ広いフィールドに出る。


 自分には慣れたこの雰囲気、レギオンボスだな。


 流石に単独はヤバイな、どうすっか。


 そんな事思ってたら、広いフィールドの奥の溶岩が盛り上がり、現れるレギオンボスの姿。


 単独タイプのボスか、デカイ!絶対無理!


 どろどろと溶岩を垂らしながら一歩づつ近づいてくるボスだが、随分と粘度の高い溶岩を被っているのか、一向に姿が分からない。


 しゃーなし!逃げるわ!


 逃げ始め、フィールドの境目を越えた筈だが、まだ追いかけられてる?


 うん、フィールドの境目が動いてるわ。


 多分ボス中心のフィールドなのだろう、もうね、本気で逃げるしかない。


 <疾走>を使い、全速力で太い道を走り抜ける。


 さらに、溶岩の上を<跳躍>してショートカット!ちょいちょい魔物が出てくるが、無視して横をすり抜ける。


 溶岩地帯を抜けた辺りで、フィールドを抜けたのか、ボスは帰っていった。


 うん、レギオンボスを倒さなきゃあの先に進むのは無理だろう。


 つまり、この溶岩地帯を抜けるのは無理だ。


 100人も暑さと熱さに強いヒトを集めろって、そりゃ無理だ~。


 3無理出たので、ここは狩りと抜け道探しに力を尽くしますかね。


 岩場をよく観察し、溶岩の煙の向こうに道を探すが、ぱっと見はよく分かんない。


 ふむ、でも魔物素材とかは多分熱攻撃に強いのかもしれん。


 つまりこの素材を使って、ここの人達を強化すれば出られないことも無いのか?


 て言っても、イタチと黒蜘蛛白蜘蛛族長位しか今のところ外に出たいヒト分かんないしな。


 イタチは割りと外に興味あるみたいだけど、この暑い溶岩地帯は抜けられないだろうしな。


 そういえば、陰精の巫士さんも外に興味あったっけ。


 皮と鱗で装備作った蜘蛛達が溶岩地帯を侵略する。ヤバイな、イメージするだけで蹂躙て感じ・・・。


 駄目だ。白蜘蛛は糸使いなんだから、燃えちゃうじゃん。足手まといになっちゃう。


 となると、黒蜘蛛だけ?黒蜘蛛族長は強いけど、大丈夫なのか?


 100人も戦闘員集められるのか?無理かな~?最近やっとこの辺りのヒトの数分かってきたけど、かなり少ない。


 ヒトの数を闇雲に増やさないってそう言うことなんだな~って感じ。


 まあ、要相談って事にして、肉集めますか!


 とにかく、時間いっぱいまで、魔物を狩りまくり、


 セーフゾーンで、料理する。


 ほぼ鶏肉味なので、どうするか~。


 自分だけだし、簡単なやつにしますかね。


 葱と肉を一口大に切って~、炒める!炒める時は赤い瓶!


 ガンガン炒めて醤油をあえればできあがり~!


 って言う、超簡単鶏葱炒め!と米を食う。


 しょっぱさが、米の甘みを増幅させて、無限に食える~。

 

 腹も満ちたし、報告も出来るし、気持ちも満たされて寝るとしよう。

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