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425.大霊峰

 久しぶりの崖、3度目か?


 邪神の化身の攻撃の爪跡か崖の一部に穴が空き、水が流れ出て、滝になっている。


 いつもの上り口が川になっているが、滝を避ければ、登れない事も無い。


 防寒具なんて必要無い。全然寒くない上、体が軽いので、サクサク登る。


 <登攀>能力向上につき本当にさっくさく!大霊峰に吹く寒風?知らんそんなの。


 いつもだったら、ご飯食べたり休憩するんだけど、なんかあっという間に登りきっちゃった。


 さて、遺跡の方を抜けると実態の無い魔物を今の自分では倒す方法が無いので、普通に道を行く。


 はい!まず蛙!からの雪蝙蝠を銃で倒す。


 蛙は道の両側にいたところを、まず散弾で片側の数匹を一度に倒し、


 反対側の蛙は剣で蹴散らした。一撃一殺。剣の威力が相当に上がってる?


 自分的には軽すぎて、遠心力を掛ける様に軽く振っているだけ、


 本気で打つなら肩甲骨を使うように、大振りにもなるが、今は肘から先だけで、体勢も一切崩さず切り捨てられる。


 そして、左手で精神力を込め続けてた銃を中空にぶっ放せば、雪蝙蝠が落っこちて、死体だけ残る。


 蛙と雪蝙蝠は耐久がちょっと低くて、武器の性能を試すにはいまいちだな。


 少し進めば、女のヒトっぽい魔物・・・術を使わせる前に速攻銃を抜き撃ち。


 術士型のヒトっぽい魔物も一発か・・・。


 跳びかかって来たライオンを転がって横にかわし、銃の引き金から指を抜き、銃身を握って装填を始める。


 前足で、攻撃してきたところをブロック、硬直した所で、銃を持ち替え『接射』。


 ライオンがノックバックで転がった所で、再装填開始。


 すぐに立ち上がって、また跳びかかって来たが、それはかわす。再装填完了と共に銃を持ち替え、

 

 <犠牲>で生命力を捧げる。と言っても使い慣れないスキルだ一割にも満たない量の生命力が減る。


武技 縮砲


 ついでに『接射』で、ライオンを倒せた。


 威力は申し分ない。一応『縮砲』も使ってみたが散弾から弾が一発になってた。威力が変わってるのかは分かんない。


 しかし銃を撃つ時に何となくでやっているが、引き金を引いた後、銃の銃身を掴んで再装填するのはこれであってるのか?


 しかし、精神力を込める位置が銃身の上なんだからそこを掴むしかないんだよな~。


 まあ、いつでも撃てるように再装填して、先に進みますか。


 その後も遺跡の間の道に出てくるような魔物で銃の性能をチェックしながら進む。


 そして、氷原。いつか崩落した所はまた氷で埋まって、氷原に戻っていた。


 やって来るのは大兎、氷原を滑り、そして爪をスパイクにして方向転換しながら迫ってくる。


<跳躍>で上方向に逃げ、それを追う様に立ち上がる大兎は全然身長が足りていない。


 っていうか自分の跳躍力がやっぱりおかしい。


 しかし、自分の軌道を目で追っている大兎が、着地を狙ってくるのは明白なので、


武技 反動滞空


 大兎の顔面にぶっ放しながら、反動で、浮き上がりバク宙しながら着地。


 耳に一発入ったのか怯んでいる大兎を見ながら再装填。


 一気に畳み掛けてもいいけど、気持ち的にも余裕があるし、色々試そう。


 まずは<疾走>で滑る足場でも加速。


 横をすり抜け狭間に、


武技 払い抜け


 からの、


武技 逆巻


 大兎がダメージに耐え、腕を振り回そうとしてくるところに、『接射』。


 ノックバックで飛ばないものの倒れた所に、一回銃を腰のホルスターに戻し、足を<掴み>。


気脈術 冷気


 こんな寒い地域に住んでるんだし、氷系は喰らわないかな?と思いつつも実験。


 結果としては、うつぶせのまま凍った。凍結の状態異常だ。


 銃の再装填、<犠牲>で生命力を支払い、『接射』の為に至近距離に銃を構え、


武技 縮砲


 凍結によるダメージ倍化も相まって、大ダメージ不可避の大兎。


 フラフラながらも立ち上がり、殊勝にも腕を振り回してきたところで、


武技 牽制

 

 で動きを止め、


武技 霞二段


 後ろに<跳躍>で距離を取る。


 のっそのっそと近づいてくる大兎に、


武技 追突剣

武技 飛翔剣


 自分の落下を狙えないほどダメージを受けた大兎の耳を狩りながら着地。


 急所を斬られ、怯み、後ろに倒れこむ大兎を見ながら、剣の浮き彫りに精神力を流し、エフェクトを発生させる。


 そして、とどめの一撃。念のため<犠牲>で生命力を支払い、


氷剣術 紅氷華


 氷像と化した大兎が、剣を抜けば弾けて氷片に変わり、散らばる氷片が氷原に落ちるたびに霊子へと変わる。


 <犠牲>で生命力を支払った割りには最終的なダメージ量は大した事無いな。


 膏薬とバンテージで回復しつつ、氷原を抜け、森ではなく滝に向かう。


 さて、メリーさんの言う通りなら、この先に原初のヒトが住んでいる筈。


 そんな重要人物に会う前にやる事と言えば?


 食事だ!


 もしかしたら緊張する状況になって中々ご飯を食べれない事もありうるよ?


 雪山の頂上、雲の上、なぜかちょっと暖かい滝周りで食べる食事とは!


 おにぎりだ。


 何でかって?理由は無い。食べたいからだ。何故か食べたくなるんだよなおにぎり。


 おにぎりとゆで卵って、幸せの味がしない?自分だけか?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 唐揚げもあれば完璧。運動会のお弁当ってなんであんなテンション上がったんだろうなー。
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