表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
237/613

237.結成!輜重団

 ■ 砦守備隊 ■


 本ゲームでは邪神勢力との戦闘の為に砦が設置される

 しかし、クエストなどで破壊される事も少なくない

 その場合砦補修クエストが発生し

 様々な素材の買取や補修に参加する事で稼ぐ事が可能である


////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


 なんとか骸骨将軍を倒し、大砦占拠?解放?できた。


 この場は代わりに入ってきた【王国】兵達に任せ、自分達は解散。


 【王国】兵は派手にぶっ壊したこの大砦の修復や運営をしていくのだろう。お疲れ様です。


 久しぶりに帝国東部輜重隊の仲間と話しても良かったが、自分のいない間に皆もそれぞれに立場があるようだ。


 さっさとポータルで【古都】に帰るとしよう。


 そして、さっさと報告して、酒場にしけこむんだ。


 流石に疲れた。ゲームで疲れてどうするんだという話だが、大きな仕事を終えたんだし、休んでもいいじゃん?


 【兵舎】に帰れば、兵長が出迎えてくれる。


 「よう、何とかなったみたいだな。今回お前さんが手に入れたのは『プリムス・ピルス』の称号だ。これで名実共に大隊長だな」


 「まあ、元々中隊長だったから、予想はついてましたけどね。でもまあ、流石にぎりぎりだったし、まだまだでしょ」


 「そうか?お前さんならやれると思って送り出したんだがな?」


 「コレのおかげ、邪神の尖兵以外に使う気はなかったんだけどさ」


 そう言って、宝剣を差し出す。


 流石にもう持ってていい物じゃないだろう。大事な物だし返却しておく。


 「おいおい、まさかとは思ったが、宝剣完成させやがったのかよ。こいつは流石に陛下に直接渡してもらわねぇとよ」


 「え~大げさでしょ?宝樹様の根に宝剣当てただけですよ?何でまた陛下に・・・」


 「は~本当に常識の無い奴だな。俺ですらこんなん見たこと無いぞ?話では聞いたことあるが、本当に切り札中の切り札だ。内々で良いから皇帝陛下に会って来い。

 んで、宝剣渡して今回の報酬と一緒に褒美でも貰って来い」


 「え~、宝剣完成については霊宝樹様から貰ってるし、それに今回の報酬って言ったって、輸送しながら歩いたせいで、しこたまお金稼いだんだけど?」


 「話は聞いているが、人がやれないことやったんだからそれ位はあたりまえだろ?まあ、段取りはしておくから、それまではその剣は背中に差しておけ」


 「了解。んじゃ、自分は休暇で良いですか?」


 「まあ、いきなり働けとは言わんが、辞令だけは出てるから聞いとけ」


 「大隊長になったから1000人率いろ!とかは断りたいですね」


 「そういうと思ったぜ、まあ、前にも言ったが1000人率いるために常駐するなんてのは実力の他に信用っつうか家柄も必要だからな。ニューターじゃきついだろ?

 だからお前さん向きの仕事を見繕ったぜ」


 「なんだろう?なんだかんだ自分に出来ない仕事は割り振らないと思って信用はしてますよ?」


 「まあ、牽制するなよ。お前さんには戦闘団を率いてもらおうと思う」


 「戦闘団???戦闘集団は率いてるつもりですけど」


 「【帝国】式の戦闘単位では『隊』ってのは村、町、街、都といった拠点を中心とした戦闘集団だ。小隊、部隊、中隊、大隊ってな感じだ。

 『団』てのは後方支援を含む戦闘集団になる。つまり、拠点ごと移動してるようなもんだ。実際の所で言うとそこらのセーフゾーンを宿営地とすることが出来る」


 「え?つまり行軍制限がほぼ無くなっちゃうじゃん」


 「そう言うことだ。今までよりも制限の無い行軍が可能だ。戦闘団は団の最小単位100人だが、それ位の方がお前さんには向いてるだろう」


 「そんな役職に就けてどうするつもりなんですか?」


 「何となく予想はついているんだろうが、大陸規模で輸送をやってもらいたい」


 「何考えてるの?どの国だって暴力装置持ち込まれて黙ってる訳無いじゃん?」


 「いや、お前さん、自身が何者か忘れたか?各国の【兵士】を運用可能な大隊長だぞ?各国で重要な任務を遂げて顔つなぎしてきたのは何のためだ?」


 「いや、偉い人に会いたくないのに宝樹様に会うのに仕方なかっただけだし」


 「まあ、世の中の為だ。物流が安定すれば、世の中の生活も安定する。こんな公益性のある仕事中々出来ないぞ?ついでに、しこたま稼いでもいいって、上の許可は貰ってる。良かったな!」


 「は~、分りましたよ。あっ!でも、今回の任務で身体能力や余力が有り余ってるので【訓練】はさせて貰いたいんですけど」


 「当たり前だ。その辺の事は自由にしてもらっていい【訓練】でも【座学】でもな。ついでにスキルも取っていくか?」


 「そうですね。スキルも多分育ちきってるし、何取得しようか」


 「大隊長と【上級士官】で色々と出てるから選んだら良い」


<軍法> アビリティ ()() 

 <統法>の100人版、多分育てればスキルを合成できるだろう。


<秘策> アビリティはセットできるタイプなので後で見るとする

 <策戦>の上位版、妨害だけでなく自軍補助も出来るみたい、しかもスキルなので精神力も士気も使用しない。


 とまあ、集団戦用は結構迷わないのだ。問題は自分の戦闘力。


 例えば護国の将軍と再び戦うとして必要なものは何か?


 ・・・その辺は教官と相談するとしよう。


 「後は相談して考えますわ」


 「そうか、それがいいだろうな。後、剣を新調するんだろ?これを持っていけ」


 兵長からいつかと同じ氷水晶を渡される。


 「いや、これも貴重品じゃないですか!そんなポンッと出されても」


 「任務で剣が壊れちまったんだコレくらいは、な?お疲れさん」


 何だかんだ、一気に報酬を大量に貰ってしまって申し訳ない気がしてしまう。


 因みに骨の鎧は


 〔ボーンアーマー〕瀕死自然回復力増加


 〔ボーンヘルム〕装備スキル<威圧>

         暗闇視覚補正

 

 〔逆転の旗〕士気低下時に使用可、戦闘開始時と同じ士気量まで回復する。


 コレもまたありがたいが<威圧>は骸骨面がちょっと怖いからか?

          

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 自身を暴力装置だと言い切る隊長 この辺の人柄含めてNPC達は信用してるんだろうな それはそれとして、隊長はブラック労働染みつきすぎて、労働に対する対価の基準が大きく狂ってるのが哀愁を誘う …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ